水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

墨彩画で描く鶏頭 2 キモノケイトウ

2023-11-07 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 

鶏頭・キモノケイトウ(ヒユ科 花期5月~10月)
園芸店でハッピーキャンドルと名前がついていて、かわいい~と買ってしまった。色とりどり(赤、オレンジ、黄、ピンク)の毛糸の帽子をかぶった小人ちゃんみたいですね。早々に冬の準備をしている。
今年は冬、寒くなるのかしら?
花言葉の「おしゃれ」ぴったりですね。草丈が10㎝もないので、ハガキに原寸で描けます✌️。
あれ?今気づいたのだすが、この絵は墨彩画??
墨を使ってないですね💦
水彩画になるのかしら?

↓こちはは、葉を墨で描いています。墨彩画です😌
墨を使うと、花の色がより美しく見えますね。ハガキ絵です。


墨彩画で描く「鶏頭」

2023-10-25 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 

鶏頭(ヒユ科 花期7~10月)です。
鶏のトサカに似た花型から名が付いたケイトウ。学名(Celosia argentea)は、燃焼という意味のギリシャ語に由来するそうです。

この絵は、まさに鶏のトサカのような「トサカケイトウ」。




↓ 葉っぱが赤い種もあります。




秋本番ですー。朝晩はさむいー。
鶏頭の花を見かけると、
毛糸を思い出すの私だけかな?
ケイトウ=毛糸
と重ねてしまいますー。
鶏頭の名前って、毛糸に似ているからついたと勘違いしていた記憶が…。
高校生くらいまで、そう思い込んでました。
鶏のトサカから名前がついたことを知っても、いまでも頭の花を見かけると、そろそろ毛糸のセーター出さなきゃと、脳内でケイトウ=毛糸と変換されます。

花期が夏~秋と長く楽しませてくれる鶏頭ですが、秋を代表する花という印象が強いです。
今回の絵のトサカケイトウは、本当に昔から一番ポピュラーな品種ですよね。
上のひだは花ではなくて茎が変化した花序で、その下の平べったい扇型に付いているつぶつぶしたのが花ななんですって。
絵で、しっかり描くと、ちょっとグロテスクになるので、あっさり描きました。

あ。話は戻りますが、
夏の暑さのなかで鶏頭を、見かけても毛糸と重ねることはないですね。不思議

晩秋に見たい、描きたい!!
鶏頭です。

↓ハガキ見本


晩秋のお便りにぴったりですね。









墨彩画で描く「竜胆」 2 色紙、.ハガキ

2023-10-19 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
花は一つ一つ、上から下へ筆をすっと払う。

逆に葉は、逆に下から上に払う。

上から花、葉、茎。花、葉、茎と
順番に描いていきます。

リンドウは、描いていて気持ちいいですねー。
↓実物と色紙

↓すっと立つ竜胆。墨彩画

↓ 墨彩画 色紙


↓ 斜めの構図もいいですねー。


↓ ハガキ色々
水墨画、墨彩画教室のお手本です。






墨彩画で描く「竜胆」1 スケッチ

2023-10-15 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 


竜胆(リンドウ科・花期9~11月)
私の竜胆のイメージは「凛として立つ」まっすぐに伸びた茎に、花は天に向かって咲く。
日が当たっているときに開き、日没後や日陰で開かない。もともとは野生で群生せず単独で自生する。
花姿、花の性質共に真っ直ぐな正しい心を持つ自立した女性とイメージが重なります。
花言葉は「正義」「勝利」「悲しんでいるあなたを愛する」。古来より竜胆の根が漢方薬として人々に用いられてきたことから、「病気に打ち勝つ」に由来します。

まずはスケッチ!
花の形をしっかり見て、筆で描くスケッチです。
↓はがきにスケッチ 
そのまま、お便りにつかえますね✌️墨彩画のハガキの下図としても。
葉は同じところから二枚。
花、葉、茎。
本当に規則正しい!
凛とした姿です。

描いていても背筋がピンとなりますー。
次回、色紙、ハガキ作品いきまーす。

墨彩画で描く「秋桜」 スケッチ

2023-10-11 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
実物の花をみながら一筆で描くコスモス。
開花から時間が立つと花びらは外側に丸まり、細い花びらに見えますね。
↓部分 拡大

↓こちらも、風と遊び疲れたー。でもまだまだ!!と言っている感じですね。




墨彩画の魅力はなんといっても
★一気に描けること。一輪一分。
ホワイト修正 重ね塗りができない! そこが面白い!


墨彩画で描く「秋桜 」2 はがき絵

2023-10-10 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
はがき絵です。実物を見ながら、原寸で描いています。
ちょっとワイルドなコスモス❣️
気に入ってますー。

コスモスの花をはがき絵に!
秋のご挨拶にピッタリですー。



↓動きをつけて風を感じる絵に
一輪の花を向きを変えてます。
秋の爽やかな風が、気持ちいいですねー。


墨彩画で描く「秋桜」 1 色紙、ハガキ

2023-10-06 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 

秋の風に揺れるコスモスの花、大好きです。毎年描いています。近年描いた色紙、これもみな、墨彩画教室のお手本です。


どれも、実物からのスケッチです。コスモスもやっぱり着色で描きたくなります。
花ビラは8枚ですが、なかなかそのとおりにはいかないー!1.2.3.4.…と
数えながら穂先を割った筆を紙面をなぜていきます。
5.6.
あたりで.あーまた7枚だー💦
と、笑ったり。
むりむり窮屈に一枚足したり💦↓わ💦

↓ このへん、めちゃ八枚の花びらを意識しすぎ。💦9枚もある💦

こちらは遠近をつけて、遠くは墨色の花。

あら!終わった花も素敵。
描く時は、コスモスの花の可愛らしさ、柔らかさを意識してますー。花、花を可愛く!
でもでもでも、
描かれていないコスモスの茎は
意外と太い!葉も下の方はぎっしり厚みもある。

台風のあと、風で倒れてもぐっと立ち上がる。そんな強いコスモス。
しなやかさと強さ!あこがれます。
↓ハガキ









墨彩画で描く「彼岸花」 3 オシベとメシベ 

2023-10-04 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
ネットに投稿されている彼岸花の絵をここのところ見ていて、あれ?あれ?と気がついたこと。

メシベがない絵がほとんどかも。

彼岸花のシベはオシペが6本、メシベが1本。


メシベは少し長く先端には細い。

私は、オシベの先にキチンとカヤを付けたりできなくてオウチャクしてます。細い点ートントンと。
シベから外れて空間に点だけ付いてもオッケーにしちゃいます。


しっかりシベを描くと (オシベ6+メシベ1)×6=42
これは無理かも。思い切り、はぶいてます。
つまりはカヤを適当に描くと、あら不思議、先端にカヤがついてないシベが、メシベに見えたりしてー。彼岸花の季節ももう終わりですね。やっと秋めいてきました。

秋の花、生徒さんからいただきました!彼岸花、竜胆、秋桜、吾亦紅、カリガネソウ、すすき。 描かねば。


次は、風にゆれる秋桜!!いきますー。

墨彩画で描く「彼岸花」 2 ハガキ絵

2023-10-02 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 

↑ 彼岸花のハガキ絵です。
まずは、一本、一輪から!!
↑ 白い彼岸花、バックに青い色をおくと、白が浮き上がります。
↑ これは、水墨画で描いた彼岸花。


次は、どこまでも赤い、いっぱいの彼岸花の群生に挑戦しよー。来年かなー?

秋の花、これから、どんどんアップしていきますよー!!

水墨画の技法で色を使って描くこと。つまりは墨彩画なのですが、
季節の花をさらっと簡単に、
はがき絵だと、1、2分もかからず描ける❣️
って楽しいですー。
どんどん伝えていけたらと思います💪
次回は秋桜、竜胆、鶏頭…。
予告しておきますー。

墨彩画で描く「彼岸花」 1 色紙

2023-10-02 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 


↑ 赤い彼岸花

↑白(クリーム)い彼岸花
墨彩画で描いた 彼岸花・曼珠沙華です。
今年もしっかりお彼岸に咲いてくれた。ありがとうー!

教室でお手本として使っている色紙です。
彼岸花って、一本の茎から一つの花に見えますよね。ぼんぼりのような花。
でも、実際は6か7つの花が集まっています。
つぼみ、咲きかけ、満開とくみあわせて。
花が開いた直後のシベは、元気いっぱい上を向いています。

↑ 私らしくないかも。
こんなミステリアスな色紙も。

↑これも、さみしいかも。やっぱり彼岸花は赤てかかなきゃ。
構図だけ真似してー!!

次回は、はがき絵を!

「万両」墨彩画で描く赤い実 4

2020-02-16 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
赤い実シリーズ ラストは万両。
実が大きく艶やか!そしてたわわ!
帽子のように実の上にかぶさるたくさんの葉は柔らかく。周りに波形があります。
千両の葉にはギザギザがありましたが、万両はこの丸い波形が特徴、葉の端に波形を(クルクル、ヒラヒラ)と描きたします。

万両は縁起物。花言葉も人として豊かな幸福。人格を表す言葉。
「寿ぎ」「財産」「陰徳」「徳のある人」
花言葉を思いながらスケッチ。はあ〜と、ため息が出ました。
草花の形容と名前、そして花言葉。
本当に不思議です。なるほどと納得するばかり!
描くことは、向き合う事。幸せな一瞬です。

これからも、いろいろな草花を描いて行きたいと思います。
↓ 色紙 同じ構図です。

↓ ハガキ


そうだ! 最後ですが、
十、百、千、万と、四つの赤い実を描いてきましたが、
一両もあるそうです。
❤️一両、是非お会いしたいです。手に入ったら描いてみますね。
これにて
赤い実シリーズ 十両 百両 千両 万両、 終了です!





「千両(クササンゴ)」墨彩画で描く赤い実 3

2020-02-09 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
↓ 色紙


千両です。
別名 クササンゴ

花言葉は
富、財の他に「恵まれた才能」とあります。
これは、あやかりたい!

千両はお正月の切り花として 暮れになるとスーパーでも手に入る身近な赤い実です。
特徴は上向につく実。

(ヤブコウジ科)十両、百両、万両 の実は 葉の下につるさがる。
(センリョウ科)千両       の実は 葉の上につく。
     十両       百両      千両      万両
千両だけがセンリョウ科なんだー😀
なるほどー!

十両 百両 千両 万両 4人兄弟? 同じ種属かな? 
と思っていたのですが、千両だけ違ったんですね。
それで
センリョウ科って、他になんだろう?と調べてみたら
なんと
ヒトリシズカ(一人静)
ニタリシズカ(二人静)
が仲間でした!

そう言われれば、葉のつき方、花穂の出方が同じ!
花穂
一人静ー1本
二人静ー2本
千両 ー2、3本
葉は、ちょっと見は四枚の輪生にみえますが、
対生(同じ所から左右対象に葉が付く)です。




千両を描く時は、まず赤い実をかいて(花穂が三本 そこに実がついているイメージ)
実を包むように2ペア四枚の葉を描く。
あとは、葉のギザギザをしっかり描きます!

↓ ハガキ



赤い実シリーズ 次は万両です。



 

「百両(カラタチバナ)」墨彩画で描く赤い実 2

2020-02-04 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
百両
別名 カラタチバナ(唐橘)です。

互生の葉がすっとして長く
グッと上に伸びた実の軸に、赤い実がついています。

     ↑十両(ヤブコウジ)     ↑百両(カラタチバナ)

百両を描いたには初めてです。
花言葉は「富、財産 」
十両の花言葉が「明日の幸せ」でしたが、
百両、千両、万両は皆、「富」が花言葉に加わります。

百両の絵を描いたのは今回が初めてです。
あまり馴染みがなかった百両でしたが
今回、鉢をいただいたことで、
じっくり観察することができました。

絵にもなる!!!
描き方↓ 赤い実シリーズは、赤い実から描いていきます!!

特長の長くすっとした葉はニ筆で。↓

↓ 色紙とハガキ 

次は千両です。



「十両(ヤブコウジ)」墨彩画で描く赤い実 1

2020-01-30 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
赤い実シリーズ始まる。
十両、百両、千両、万両
今年は この四つの赤い実が我が家に揃いました!
   十両       百両       千両       万両

これから 一つずつ コツコツ描いていきたいと思います。
そも前に 四つまとめて 花言葉!
「十両」 明日の幸せ
「百両」 富 財産
「千両」 富 財産 裕福 恵まれた才能
「万両」 富 財産 陰徳 徳のある人

今回は比べやすい言葉を選びました。
ほかにもネットで調べると色々出てきますが、皆、縁起のいい繁栄を表す花言葉ばかりです。
数字が大きくなるにつれ、その実も大きくたわわに!
財、富も大きくという感じですね。

今回は十両 ヤブコウジ

十両は、
日が当たらないところで、しっかり育つ。
逆に直射日光にあてると葉が焼けてしまうそうです。

「明日の幸せを」十両の花言葉を思いながら筆を取り
実物の可愛い赤い実と向き合ってみました。
スケッチ↓


明日の幸せを願い 毎日をしっかり生きていく。
何とも基本的な素敵なワードなんでしょう。
スケッチから色紙作品に仕上げてみました。



↓ ハガキ

十両(ヤブコウジ)を描く。
是非、描いてみてください。
なんだか、ほっこりします。

1日の終わりに、明日の幸せを願える
そんな毎日を過ごしていけたらと思います。

次回は百両です。











墨彩画で描く ツルウメモドキ 色紙 ハガキ

2020-01-20 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 

赤い実シリーズ始まる!

まず、一番手はツルウメモドキです。
生け花の他、クリスマスのリースやお正月飾りに重宝されている赤い実。
ドライになっても! 真っ赤と黄色がきれいです。

実は11月に、写真を保存していたタブレットに不具合が起こり、あれ?あれ?と、いじっていたら💦 消えた。
写真がタブレットに入っていた二年分の写真が消えてしまったんです。 
もう古い機種なので そろそろ‥データーを移さなきゃ。と思っていたところでした。トホホです。結局、復旧せずでした。
約三年間の花の写真。
季節の花のスケッチをし、資料として実物の写真を撮っていました。
それもいろんな角度から。
ショック 残念すぎる~。
それより後悔。 新しいタブレットを6月に買っていたんです。
はやくデーターを移し保管したほうがいいと、知人から助言ももらっていたのに〜〜。
後悔先に立たずですね。今年、令和二年の目標は、前倒し。
後悔しない生き方をしたいな~と思っています。なんちゃってです。

写真ですが、ブログにアップしたものは残っている。これは、ありがたいことです。
そんなわけで、せっせとブログに写真をのこそうかと思った次第です。

↑左 11月14日(仮種皮が黄緑) ↑右 11月下旬(赤い実が可愛い)
いただいた時、ツウメモドキは二本の蔓が絡まっていました。葉も残っていて、
黄緑の仮の種皮が、たくさんついていました。

観察のために、蔓をほどいて水から出したところ、気付くと仮種皮がはじけて、可愛い真っ赤な実が顔を出しました。
「ツルウメモドキは、そのまま水に付けておくと仮種皮のまま結構長くもつ。
ドライにするとすぐに実がはじける」
と、人から聞いていたのですが、本当にすぐでした。
水からだして一日もたたずに、気づくと地味だったツルウメモドキが赤と黄色に。
種皮の内側が黄色なので、真っ赤の実を黄色が囲んで、ま~、かわいらしいったらないです。
そのまま ずっと今の今もドライで楽しんでいます。









また、硬い枝にも見える蔓は、力をいれると、しなって形を変えてくれます。折れません。リースに重宝されるわけですね!
自然ってすごいです。12月1月の花の少ない時期に、この赤と黄色は、ありがたすぎます。そして、もっとすごいのは花言葉です。

ツルウメモドキの花言葉は「強運・大器晩成・開運」

なんて、ありがたい。

赤い実シリーズは、墨彩画で実の色をしっかり赤く! 他を墨で。
(ツルウメモドキは赤と黄色)
枝と実だけを原寸で描くと素敵です。
色紙とはがきのお手本をつくりました。
↓ ハガキ


12月に生徒さんが教室で、ツルウメモドキの色紙やハガキを描いて
「よし、強運を持ち帰るぞ!」と言ってました。
お正月に飾る絵とし、ぴったりですね。

赤い実シリーズ。
次回は千両、そして万両…。
今、家に、十両、百両、千両、万両がそろっています。
描かなきゃ!写真撮らなきゃ。ブログで保管しなきゃ!
がんばります~。

見ていただき、絵を描く時の参考にしていただけると
ありがたいです。

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