takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

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卓上ボール盤をゲット その参 ~成り上がり編~

2006-05-31 22:54:39 | 自作エフェクター
さて、完成前に早々と破壊してしまったボール盤である。
う~むヤワなモン作りやがって。

ってことで今日模型屋さんに行ってきた。
ネットで調べると、会社の近くにラジコン等を中心に扱っている模型屋があった。
昼休みを利用して行ってみると、うぉっなんだこの品揃えは(笑)。

エアガンとかラジコンとかのパーツが所狭しと陳列されている。
こりゃ小さなピニオンギヤ探すのにだいぶ手間取りそうだ。

おまけに平日の昼間だというのに何人か人がいる。
takerockがエフェクター製作に熱い情熱を傾けているように、このオッサン達も
家族の白い目をものともせず、ラジコンの製作に金と暇を注ぎ込んでいるのだろう。

目頭が熱くなってくるのをこらえながら、お目当てのピニオンギヤを探す。
つーかモノが多すぎて探すのが大変だ。

店中歩き回ってようやく形が合いそうなものを購入。
ただ、おおよその大きさとギザギザの数は合っているが、内径等の数値が書かれて
いない為、最終的には持ち帰ってシャフトにはめてみないとわからない。

入らない時はよく唾つけてなんて技は使えそうもないのでダメだった時は新たな
手を考えなければならない。ちょっとしたギャンブルだ。

最初に破壊した時点で既にツイていないのにギャンブルすんなよって声が聞こえて
きそうだが。



コイツは鉄製でこれなら大きな力が加わっても壊れることはないだろう。
では早速シャフトにハメてみる。

・・・ハマらん。

穴が小さいようだ。
しょうがないのでツバをつけてドリルで削り、穴を大きくしてみた。
よしハマった。

では動作確認してみよう。

・・・微妙に空回りする。

どうやらギアの大きさが少し小さいようだ。(T-T)

~次の日~

しょうがないので模型屋に再度おもむき、昨日購入したものより僅かに大きな
ギアを購入。歯の数も"10"から"12"へと増えた。さて吉と出るか凶とでるか。

昨日のギアと同じく内径が小さいのでドリルで穴を広げる。
今度は上手くいった。



今度は微妙に大きすぎたのか、少し引っかかる感じだが、動かないよりはいいだろう。
大変な道のりだったがやっと完成した。



コイツで早く基板の穴開けをしてみたいものだ。

それと、コイツは単3電池4本での駆動になるのでその内ACアダプターでも動作
できるように改造してあげようと思う。

卓上ボール盤をゲット その弐 ~奈落の底編~

2006-05-30 23:37:53 | 自作エフェクター
さて、昨日の続きである。

意気揚々と作り始め、ドリル部分まですぐに完成した。



このドリルは0.3mm~3mm程度までのドリルが扱えるようになっている。
市販されているドリルだと、扱えるドリルの最小は1mm程度のものが多い。
それに対して基板の穴開けには0.8mmのドリルを使用するので普通のドリルでは
使えないものが多いのだ。



しかし、このドリルでは0.8mmのドリルが余裕で扱える。
う~んモノ作りオタ君のtakerockとしてはウレシイ限りだ。

試しにコイツで余った基板のきれっぱしに穴を開けてみた。
ちょっとモーターの音がうるさいが、サクサク穴を開けることができた。
ここでtakerockは又悦に入る。ある意味変態だなこりゃ(笑)。

さて、次はドリルを固定する台の製作だ。

ボール盤を知らない方の為に補足すると、ボール盤とはドリルを台に固定して
垂直に上下させることによって正確な穴開けができる工具だ。
よって次はドリルを取り付ける台を製作しなければならない。

ドリルをハンドルによって上下させる部分を組み上げ、動作確認をする。
するとそこでおかしなことに気付いた。

いくらハンドルを回してもドリルが上下しない

のである。

・・・おかしい。どっか作り間違えたか?
もう一度分解して中身を見てみる。

げげ!ギアが割れとる!!



このピニオンギアの部分に大きな力が加わり割れてしまったようだ。
瞬間接着剤で何度か修復を試みたがすぐに割れてしまう。
もしかして古いキットなのでプラスチックが弱くなっていたのだろうか。

う~~むどうしよう。
先ほどまでのルンルン気分(<-死後だな)はどこへやら。
半泣きになったtakerockがそこにいた。

なんとか代わりになりそうなものをネットで検索。
すると、ピニオンギアはラジコン等の改造パーツとしてよく売られているようだ。
周囲のギザギザの数によっていろいろな種類があるらしい。

今回割れてしまったものはギザギザが10コあるので『10T』と呼ばれるギアの
ようだ。通販でも買えるようだが、200程度のギアを買うのにトータルで1,000
近くかかる。う~むたかがギア1つに1,000はもったいない。

よし、近くの模型屋を巡ってみよう。

・・・果たしてこのボール盤が日の目を見ることはできるのだろうか?
乞うご期待。

卓上ボール盤をゲット その壱 ~栄光編~

2006-05-29 21:49:54 | 自作エフェクター
さて、今日はうれしかったり悲しかったりする日である。

まずはうれしいこと。

"卓上ボール盤" をゲットしました!



『ん?なんかプラモデルみてー』とか思ったアナタ、正解(笑)。
なんとこれは『卓上ボール盤のプラモデル』なのである。
♪箱の中身はなんじゃらホイ♪と。



こんなだ。

プラモデルのようにコイツを組み立てるのだ。
このキットはエアガンでおなじみの"マルイ"というメーカーがその昔発売した
『クラフトマンシリーズ』というもので、ボール盤以外にもドリルやジグソー、
はてはグラインダなどを自分で作れるという一風変わったプラモデルなのである。

なぜこんなものが欲しいのかというと、『基板に穴を開けるため』なのだ。
感光基板の作成方法でも紹介したが、基板パターンまで作り終わった後、部品を
通す穴を開けなければならない。
今まではピンバイスを使って手作業で穴開けしていたのだがこの作業、ことのほか
メンドくさい。
歪み系の小さな基板ならまだしも空間系の大きめの基板になるとツラい。
いやマジで。

しかも次に作成する予定なのは『ROSS Phaser』であり、コイツも基板がデカく
開ける穴も洒落にならんぐらい多い。

コイツは既に絶版となっており、なかなか入手できない。takerockはたまに
ヤフオクをチェックし出品されるのを待っていた。
そしてこないだ出品されているのを発見し、壮絶な入札バトルの末になんとか
競り勝ったのである。

最初は3千円を超えたら手を引こうと考えていたのだが、『瞬間湯沸かし器』
異名をもつtakerock、気が付くと3千円を超えてもなお落札ボタンを押し続けて
いたことはヒミツだ。

コイツは前の持ち主が『積んどくモデラー』だったらしく、全く手をつけられて
いない。ラッキーだ。
早速コイツを組み立てよう。
ひょっとするとこのまま作らずに持っていればまだまだプレミアがつくモノかも
しれないが、そんなことはお構いなしに作り始める。
なぜならオイラはRock'n Rollerだからだ。

続きを待て!

LIVE REPORT 2006/05

2006-05-28 22:04:04 | NAKED TWISTERS
昨夜は我がNAKED TWISTERSのイベント、『SPEED BLITZ vol.1』だった。
小雨の振るなか、会場の"LIVE SPACE ZERO"まで足を運んでくれた皆さん、
ホントにありがとうございました。

昨夜はNAKED TWISTERSのランディとカズがやってる"XX CLUB"というバンドも
一緒にやったんだが、このXX CLUB、昨日を最後に活動を停止した。
そのせいもあってか会場は満杯になり、酸欠寸前の様相を呈していた。

にも関わらず、オーディエンスはノリノリで盛り上がっており、ステージ上で
やってるこっちもヤバいぐらいテンション上がりっぱなし。
あ~これだからバンドはやめられねーんだよなぁ。

盛り上がったオーディエンスの前でライブすることは、変な粉や変なハッパをキメ
るよりも数段気持ちいいのだ。まさにアドレナリン出まくり状態だ。

ライブだが、メンバー全員細かなミスはあったもののそれを上回る気合で
乗り切った。
つーかライブって細かなミスするのは当たり前で、それをいかにミスとわからなく
するかが大事なんだよな。年食ってこの辺だけは大人になりました(笑)。

ところで、今回会場となった"LIVE SPACE ZERO"は山本さんという方がつい最近
オープンさせたのだが、この山本さん、インディーズ界ではかなり名の知れた
『JET ROCK』というバンドのベーシストである。おまけにおっかない(笑)。

長年バンドをやってきた山本さんが作られた小屋だけに出音もステージ上の音も
よく非常に演りやすかった。
福岡でライブをされる方は要チェックのライブハウスだぞ。

本当に昨夜のイベントの出演者、LIVE SPACE ZEROの皆様、そしてなにより足を
運んでくれた全ての方々に感謝しつつ、今夜も祝杯だ。

今日はライブだ!

2006-05-27 13:05:09 | NAKED TWISTERS
今日は我がNAKED TWISTERSのライブなのだ。
博多の『LIVE SPACE "ZERO"』という小屋で

"SPEED BLITZ"

というイベントを開催する。

なので今日の更新はこの辺で(笑)
実は待望の一品を入手したのでそれについては明日以降おいおい紹介する。

ではいってきます!

ROSS Phaserを作ろう その1 ~明日を夢見て~

2006-05-26 23:57:03 | ROSS Phaser
さて、昨日の記事で次は『ROSS Phaser』を作ることに決めた。

PhaserといえばMXRのPhase45やPhase90などが有名だが、『ROSS Phaser』という
エフェクターは今まで聞いたことがなかった。
Tonepadで紹介されてその名前を知ったのだが、ネット上でこのエフェクターについて調べて
みるとなにやら『音が太い』そうな。

以前に『Fat Boost』を作った時もそうだったが、やはり男として

『太いモノ、大きいモノ』 は避けて通れまい。

断っておくが、『何かコンプレックスでもあるの?』等といった心配は無用だ。

さて、『Phaser(フェーザー)』という種類のエフェクターはあまり有名では
ないと思う。
簡単に言うと、『スピーカーがぐるぐる回転しているような効果を得る』ものだ。
もっと簡単に言うと、『なにやらうにょんうにょんいう』モノだ。(笑)
原理的には音の位相を周期的に変化させるものなのだが、コイツを作ってみたいと
思う。

コイツは久しぶりの大物だ。なにしろ、基板の大きさがこれまで作ったLandgraff
やGuv'norの2~3倍はある。う~むやっつけがいがありそうだ。

さて、Tonepadにはこのエフェクターの改造方法も色々と紹介されている。その中から
以下の改造を行おうと思う。

改造1:Extraステージの追加
 コイツは使用するオペアンプの数を増やし、ノーマル4段から8段にするものだ。
 これによってEffectのかかり方がよりエグくなるそうな。
 さらにスイッチでコイツをON/OFFできるようにしようと思う。
改造2:ビブラートスイッチの追加
 これはスイッチによって効果のかかり方が変わるそうな。
改造3:SPEED切り替えスイッチの追加
 うにょんうにょんいうスピードを2段階に切り替えるスイッチを追加する。
 とんでもなく変態チックな音になるようだ。
改造4:エフェクトレベルつまみの追加
 音の大きさを調整できるようにするものだ。
 これは、南国少女のふじさんから教えて頂いた。

と、こんな感じの改造を加えていこうと思う。
つまみやスイッチがたくさんついて何やらイイ感じだ(笑)。

悩める子羊に愛の手を

2006-05-25 22:00:28 | 自作エフェクター
さて、Landgraffも一段落したということでtakerockは悩んでいる・・・

悩んでいるといってもイカしたあの娘をどうやってデートに誘おうかだとか、
あのキャバクラのおねーちゃんはあといくら貢いだら落とせるのかだとか
そういった類ではない。しかしそういう悩みも捨てがたいな。

次にどんなエフェクターを作ろうか迷っているのだ。
一部の方々に熱望されている(笑)あの『音下駄』を実際に作ってみるか・・・

それとも久しぶりに空間系のエフェクターに手を出してみるか・・・

う~~む悩む。
takerockは作りたいエフェクターが目白押しなのだ。
・Landgraff MO-D Distortion
・SansAmp GT-2
・BOSS CE-2
・ROSS Phaser
・音下駄(笑)

下駄をキックする度に爆音が鳴り響く音下駄も捨てがたいが、
Phaserを作ってバンドの中で変態チックな音を出す変態ギタリストというのも魅力だ。
どちらも色モノなのが悲しいところだが。

こういったことをここ数日考えていたのだが、ふとバンドで最近作った曲の中で
どういうギターアレンジをするか考えあぐねている曲があったことを思い出した。

まてよ?
その曲にPhaserをかけてうにょんうにょんやったらハマるんじゃねーか?


などという考えが頭をよぎった。

一部の方々、ごめんなさい(笑)

次は『ROSS Phaser』でいってみようと思う。

この『ROSS Phaser』はTonepadで紹介されており、ネット上での評価は
『音が太い』らしい。

音下駄に関しても少しずつパーツ(下駄など)を集め、どこまで作成可能か検証
しながら進めていく予定だ。乞うご期待。

目次を作ってみた

2006-05-24 22:09:43 | 雑記
さて・・・
ブログ開設から2ヶ月あまりが経過して、エフェクターに関する記事がだいぶ
溜まってきた。

そこでこれらを整理する為に目次を作ってみた。=> こちら

毎日チェックして頂いているありがたい読者様には必要のないものだと思うが、
初めて訪れた方やたまにしかチェックされない方にとってはこの目次から入った
方が見やすいかもしれない。

一応カテゴリ別に分けてそれぞれの製作記事が時系列でチェックできるように
なっている。
この目次はもちろんこのブログをチェックして頂いている皆様の為に作った
ものだが、自分用にまとめたかったというのもある。

takerockはどうも脳ミソの容量が少ないようで、エフェクター製作に関する
小技などはしばらく経つと忘れてしまう。(笑)
そこで自分でも昔の製作記事などを読み返したりするのだが、大まかなカテゴリ
や単純な時系列ではどうも目的の記事が探しづらい。

正直に言おう。自分の為に作ったようなもんだ。

いいタイミングなので掲示板も開設してみた。=> こちら

毎日の記事に対するご意見などはこれまで通りブログのコメント欄でよいと
思うが、エフェクターの質問やリンク依頼などはこの掲示板に書いて頂いた
方がチェックしやすいかと思って開設してみた。
エフェクターに関する質問などもtakerockが答えられる範囲であればいくらでも
答えるのでなんでも書いてくれ。

ま、別に使わなければそれでもヨシだ。
もともと自分のエフェクター自慢と制作方法の整理の為に始めたこのブログ。
別にこのブログを有名にしたいとかそんな気持ちは更々ないのである(笑)。

ま、これまで通りのんべんだらりと更新していきますよん。

Landgraffを作ろう その14 ~音声評価編~

2006-05-23 23:15:43 | Landgraff OD
さて、昨日の記事でLandgraffのサンプルサウンドを公開した。
あまりにいい加減なtakerockの弾き方にプッと吹きだされた方も多い
と思うが気にしないことにする(笑)。

さて、今日はtakerockなりのレビューだ。

まず特徴としてこのエフェクター、高域がすごく出る。サンプルサウンドを録音
した時はTONEつまみを10時程度にしていたほどだ。
12時を越えるとキンキンしてtakerock的には耳障りだった。

そして何度も触れている歪みだが、やはりまだ足りない。
録音したサウンドだと結構歪んでいるように聞こえると思うが、スタジオに持ち
込んで大音量で鳴らすとちょっと物足りない感じだ。
この辺りはhFE値の大きなトランジスタに交換して再度レビューしたいと思う。

オーバードライブとしてみた時にはかなり上質の部類に入るのではないだろうか。
ハイよりな出音によってアンサンブルの中でもギターの存在感は出るだろう。
8万などというとんでもない金額でも買う方がいるのも少しだが納得できる。

しかし、takerockはいい年ぶっこいて爆音ギターを信条としているのでメインの
歪みとして使うには少々物足りない。
ってことで次は『Landgraff MO-D Distortion』に手を出してみようかと思っている。

Landgraffを作ろう その13 ~音声見本編~

2006-05-22 22:27:24 | Landgraff OD
さて、昨日の記事で完成した『Landgraff Dynamic OverDrive』だが、今日は
これからこのエフェクターを作ってみたい!という方の為にサンプルサウンドを
公開してみよう。

実はそれ以外にも

『アレ?俺のLandgraffと音が違うんじゃない?』

みたいな意見でも頂ければtakerockの作成ミスが確定する、という狙いもある(笑)。

とはいえ、録音の方法によってサウンドはかなり変化するものなので、
このサンプルサウンドはあくまで参考程度として頂きたい。
それと、takerockはたいしたテクニックの持ち主でもない為、このサンプルを
聞いた方は音そのものよりもtakerockのテクニックに失笑してしまう
かもしれない。

まぁtakerockもテクニックを売りにしたギタリストではないのでその辺は大目に
見て欲しい。大切なのはステージ上でのカッコよさなのだよ、うん。
などと姑息な予防線を張り終えたところで次にいってみよう。

サンプルサウンドの録音方法だが、
ギター --> Landgraff --> アンプシミュレーター --> PC
という接続で録音した。
アンプシミュレーターはKORGの『A4』というチンケなマルチエフェクターにおまけ
程度でついているものなので大したものではない。

おまけに少しでも気分よく弾くためにマルチエフェクターでディレイとリバーブを
かけている。

Landgraffはトグルスイッチによって3種類の歪みを選択できるのでサウンドも
3種類録音している。
3つとも最初に原音で弾き、その後LandgraffをONにしている。

ではお聞き下され。

Landgraff TSモード
 これはクリッパに『1N914』というシリコンダイオードを非対称で使用した
 ものだ。歪み的にはコイツが一番歪んでいる。

Landgraff Marshallモード
 今度はクリッパに3mmの赤色LEDを使用している。
 先ほどのTSモードと比較して荒々しい歪み方になっている。

Landgraff ダンブルモード
 コイツはクリッパを使用していないパターンだ。

各つまみの位置だが、DRIVEはフル、TONEは10時程度、LEVELはクリッパによって
音量差があるので適時調整している。

ちなみに、えでいさんのブログでもLandgraffのサンプルサウンドを公開されている
ので興味のある方は参考にしてみて欲しい。
もっとも、えでいさんは録音方法にもこだわってらっしゃるのでサウンドの質は
雲泥の差だと思うが(笑)。

明日はレビューをお届けしたい。