takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

本ブログは旧サイトです。
新サイト→ http://takerock69.blog115.fc2.com/

ワウがおかしいぞ!?

2009-01-30 20:42:14 | エフェクター修理
う~ん忙しい・・・ 今週は毎日帰り着くのが0時まわってます。
まさに午前様。どうせならご主人様と呼ばれたい今日この頃。

こんばんは、takerockです。ぢっと手を見る。

さて、前回に引き続き自分のエフェクターをリペアします。
なんでかっつーと自分のエフェクター群を全て再チェックしているからです。
その理由はおいおい書きましょう。

今回はコイツ。



ワウです。GCB-95です。

大昔にトゥルーバイパス等の改造を行ったヤツでごぜーますよ。
(→恥ずかしい過去その1 その2

ワウは使う時に一旦”グッ”と踏み込んでONにするんだが、最近何故か踏みこま
なくてもONになるように。
なので気持ちよくワウワウいわせてる時も勝手にOFFになっちゃったりして非常に
使い勝手が悪かった訳ですよ。

ひょっとしてフットスイッチの高さが変わっちゃったんじゃなかろうかなんて思い
ながらチェックしてみるとすぐに原因判明。



分かる人にはすぐに分かるという(笑)。



ペダル裏側の丸い部分にホントはゴムが付いてる訳ですよ。そのゴムがクッションと
なるおかげで勝手にON/OFFしないようになってるんですな。
それがあーた。

両方ともとれてやんの。

となると付いていたゴム足はどこに?

エフェクターケースの中を漁ります。あったありましたよ。エフェクターケースの
中とワウの中に(笑)。



後はコイツを瞬間接着剤で元の場所に貼り付けるだけ。

修理とも呼べないお粗末な作業でありました。

つーかもっと早く気付け、オイラ・・・il||li _| ̄|○ il||li

KORG 301dlを修理する その参

2009-01-26 19:49:14 | エフェクター修理
その昔、アラジンは家で見つけた古いランプを擦ったところ、中からランプの精が
現れて願いを叶えてくれたそうな。
そこの貴女、オイラのランプを擦ってみませんか?

こんばんは、takerockです。

皆様のドン引き具合が目に浮かぶようです。

さて、KORGディレイの修理です。
故障の原因はスイッチの不具合なのでしょうか?



端子間の導通をテスターで確認します。すると・・・

案の定、スイッチを踏んでも片側の端子には導通がありません。
やっぱりこのスイッチが原因だったようです。

さて、ではどうしましょうか。スイッチを交換するのが手っ取り早いんですが、
生憎DPDTのフットスイッチでモーメンタリー式なんぞ通販でしか入手できませぬ。

そんならってことでダメ元でスイッチを分解してみました。
スイッチを分解し、内部を掃除。そしてグリスアップして再度組み上げてみると・・・

復活!!

ちゃんと踏んでる間だけ片方の端子に導通がありますがな。
なんだ、こんな簡単なことで直っちゃうものならもっと早く修理しとけばよかった。





このディレイ、なんとつまみが8つもあります。
4つのつまみと真ん中のトグルスイッチによってこんな設定ができます。
・Delay Time:音の遅延時間
・Feedback:音の繰り返し回数
・Level:ディレイ音の音量
・Hi-Fi/Lo-Fi:ディレイ音の音質
・HiDamp:高域の減衰具合(つまみを上げると高域が削れる)
・LoDamp:低域の減衰具合(つまみを上げると低域が削れる)
・Pre-Delay:一発目のディレイ音の遅延時間
・Ducking:演奏中のディレイ音レベル

うん、どう考えても半分ぐらい使わない(笑)。
Pre-Delayとかどこで使えばいいんでしょうか。
面白いのはDucking。これを大きめにしておくと、ギターを弾いている間はディレイ音
が小さくなり、弾くのをやめるとディレイ音が大きくなるというもの。
ロングディレイとかでディレイ音の不協和音が気になる場合はいいかも。

無事に修理できたことですし、当分の間、ディレイはこっちを使ってみましょうかね。

KORG 301dlを修理する その弐

2009-01-21 20:36:29 | エフェクター修理
♪ハイリハイリフレハイリホ~♪
大きくなれよ~ ←股間に向かって

こんばんは、takerockです。特に言うことはありません。

さて、KORG 301dlの修理でげすよ。

前回の記事でアタリをつけたフットスイッチ周りを中心に調べることにしましょう。
まずは分解。



さすがに高機能なディレイだけあって、中の回路はさっぱり訳が分かりません。
つーかデジタル処理されたディレイの回路図を基盤から読み取るなんて無理(笑)。

回路部分の検証は置いといて、スイッチ部分のチェックに入ります。



このエフェクター、フットスイッチが2つあり、1つはON/OFF、もう1つはチャンネル
の切り替えスイッチとなります。
ON/OFFスイッチは通常のスイッチ、チャンネル切り替えスイッチはモーメンタリー
スイッチとなってます。
モーメンタリーとは踏んでいる間だけ接点がONになるスイッチのことです。

モーメンタリースイッチって何?おいしいの?って方はまやさんとこで詳しく解説
されてるのでそちらを参照されたし。←ヒドいふり方



チャンネル切り替えスイッチの基板側です。
踏んでいる間だけ、回路がつながり、それでチャンネル切り替えが行われる仕組み。
さて、このスイッチが原因なら解決は早いんですが結果やいかに?

KORG 301dlを修理する その壱

2009-01-19 19:53:01 | エフェクター修理
ヤッターマン実写版にてドロンジョ様役は深田恭子だということを聞いてがっかり
してたんですがね。
こないだ公開された写真を見ると予想以上に良いじゃありませんか。
つーか深キョン意外と巨乳。なんとなく嬉しい今日この頃。

こんばんは、takerockです。忙しいクセにこんなことはしっかりチェックしている
のは悲しい性というものです。

さて、久しぶりにエフェクターの話題でもお届けいたしましょう。
それはコイツ。



KORGの"301dl"というディレイです。何を隠そうオイラの持ち物です。
エフェクター自作にハマりこむ以前に使ってたものでしてね。2つの設定をスイッチ
で切り替えられ、色んな設定ができるスグレモノだった訳ですよ。
ディレイ音からハイを削ってアナログディレイのようにしたり、逆にローを削ったり
1発目のディレイ音のみ遅らせたり、弾いている間はディレイ音が出ないように
したり、とにかく色んな設定のできるニクいヤツだったんですがね。

ところが、ある時急にフットスイッチによる切り替えができなくなっちゃいまして。
修理に出そうにも既に廃番となって久しい機種だった為にメーカーのサポート窓口
でも修理は難しいと言われて諦めてた訳ですよ。そんで新しいディレイ買うなら
『いっそ自分で作ってしまえ!』という安価な思いつきでこの泥沼にハマり込み、
そして現在に至る、と。

つまりコイツが壊れていなければ今のtakerockさんはありえない訳です。
そう考えるとありがたやありがたや。

コイツは長いこと放置されていたんですがね。こないだ知り合いがディレイが欲しい
と言い出しまして。
『オイラの使ってるディレイでよけりゃ作ってあげるよ~』
という訳でただ今貸し出し中となっております。

その間ディレイなしでも問題ないんですが、エフェクター自作に頭のてっぺんから
つま先まで染まりきった今なら修理できるんじゃなかろうかと。
ってな訳でチャレンジしてみましょう。

作業に入る前になんとなく不具合箇所のアタリをつけます。
症状としては、
・チャンネル切り替えのフットスイッチを踏んでも切り替わらない
というものなのでフットスイッチ周りを疑ってみましょう。

さて、どうなることやら。

テレキャス君のネック調整

2009-01-13 21:50:00 | ギターリペア
ここ数日の九州地方はものすげー寒いんですが。
あまりに寒くてキン○マ袋がしわしわになってます。
あ、それいつもですかそうですか。

こんばんは、takerockです。あるよね~ ←はるな愛のように

さて、今夜のお相手はテレキャス君です。



かなり年季の入ったこのギター、ネックがおもくそ反ってるので調整して欲しいそうな。



使い込まれてますなぁ。
使いすぎて黒くなってます。ってオイラが言うと違う風に聞こえちゃいますな。

弦が緩められてたこのギター、ぱっと見問題なさげに見えます。
試しにレギュラーチューニングしてみましょう。

うぉ~、弦のテンションが上がるにつれてどんどん反っていきます。
つられてオイラのテンションも上がっていきます(笑)。

やっぱネック調整時にはチューニングしてから状態をチェックするのが鉄則です。

さて、ネックの反りを確認する方法ですが、普段takerockさんはこうしてます。



要はヘッド側からネックの状態を見る、と。
ボディ側から見るよりもネックの反りが確認しやすいです。

後はトラスロッドを少しずつ回しながら反りを調整します。

○弦を緩める
  ↓
○トラスロッドを1/4回転~1/2回転ずつぐらい回す
  ↓
○チューニングを合わせる
  ↓
○反りのチェック

この繰り返しです。意外と手間のかかる作業です。

昔のストラト等ではネックを外さないとトラスロッドが調整できないものとかあったり
してその場合は泣きそうになるんですが、このタイプなら楽勝です。

ってな訳でネック調整も問題なく完了!


テレキャスターカスタムリペアの巻

2009-01-09 20:43:21 | ギター
うぉっ気が付いたら2009年になっとる!
2009年のヤロウめ、『ハイなりましたよ』ぐらいの一言があってもいいじゃないか。
気の利かないヤツだまったく。

え~今更ながらあけましておめでとうございます。takerockです。
激しく時代遅れの感がしないでもないですがそこはそれとして。

今年も皆様ご愛顧の程よろしくお願いいたします。←めりこむほど土下座しながら

さて、更新をサボりまくってる間に随分とリペアした楽器が溜まってまいりました。
オイラの股間も(以下自粛

今回のお相手はコチラ。



フェンダーUSAのテレキャスターカスタムです。
76年頃とのことなのでオイラが昔持ってたものと同じヤツのようです。

通常フェンダーのギターってのはネックがちょっと厚めなんですが、この時期の
テレキャスはネックが薄くてすごく弾きやすいんですわコレ。

症状はポットにガリが出てるのと、全体的な調整をお願いしたいとのこと。

早速中を開けてみます。



それほど汚くないです。
ガリが出るとのことなのでCRCを内部に吹いてポットをいんぐりもんぐりグリグリ
します。そして一晩様子見した後チェック。

うん大丈夫。ガリはいとも簡単にとれました。
ガリ対策にはオイラは通常CRCを使うんですが、これも実は賛否両論あるようでして。
反対派からするとCRCを吹いた後暫くするとホコリが付いてしまって良くない、との
ことらしいです。だからアルコールを吹き付けるのが正しいんだと。
ただ、ガリの原因ってのはポット内部の抵抗体についたサビが原因なので、サビ
落とし効果のあるCRCを使うのは間違っていないとの判断からオイラは今んとこCRC
を使ってます。
症状の程度によって使い分けるのがいいかもしれませんな。

スイッチ部分も一応チェックしておきましょう。



大変なことになってます。古くなってサビっつーかカビっつーかが貼りついてます。
古い楽器なのである程度はしょうがありませんな。

機能自体には問題ないので紙やすり等を使ってキレイにしてあげます。
これで当分は大丈夫でしょう。

ネック等には問題なかったので今回のリペアはこれで完了!