takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

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Landgraffを作ろう その12 ~今頃完成編~

2006-05-21 21:40:28 | Landgraff OD
う~むホントは昨日この記事を書こうと思っていたんだが、飲んだくれていたので
更新できなかった。昨日のこの時間は既に泥酔しておりました(笑)。

さて、Landgraffである。
ケースの塗装とイカしたラベルの作成が終わったので今日は作成済みの基板を
ケースに組み込む。

スイッチ、Input/Outputジャック、ACジャックの配線を行う。
Input/Outputジャックとスイッチ間に今回はWEの単線を使用してみた。

最終的にこんな感じになった。


う~~むやっぱり配線がグチャグチャだ(笑)。
キレイな配線にしたいのだが、何かあった時の為に後で基板を起こせるように
等と考えて可変抵抗につながる線を長めにするとグチャグチャになってしまう。

次に作成する時は基板レイアウトを工夫してみたいと思う。

外観はこんな感じだ。


やっぱり『雷神様』はカッコイイなぁ・・・ うっとり

いかん、コレではただの変なオッサンではないか(笑)。



・・・長かった・・・
今までこれでもかってぐらい引っ張り続けてきたがやっと完成である。
明日はレビューとサンプルサウンドを公開しようじゃないか。

イカしたラベルへの道そのⅤ ~それでよかったのか~

2006-05-19 23:52:10 | 自作エフェクター
今日はNAKED TWISTERSのスタジオだった。
何を隠そう5/27(土)にライブを控えているので今は追い込み中だったりする。
その割にエフェクターばっかりイヂっててさっぱりギターを弾いていないのだが。
いかんこんなこと書いてるとメンバーにボコられてしまう(笑)。

さて、今日はイカしたラベル作成の仕上げだ。

今の状態を絵にするとこんな感じだ。


この上にクリアを薄く2~3回に分けて吹く。何度も言うがスプレー塗装の基本は
『薄く回数を多く』が基本だ。
ラベルを貼った状態でクリアを厚く吹いてしまうとラベルにシワが入ってしまう
こともあるようだ。

できればクリアを吹いた後は最低でも丸1日は乾燥させておいた方がよい。
表面は乾いていても内部は乾燥していないことがあるのだ。
こだわりのある方は1週間ぐらい寝かせておくらしいぞ。

今の状態はこんな感じだ。


この状態だと、表面に均一にクリアの塗膜が乗っかっているので依然ラベルとの
段差は目立っている。
この状態を改善する為に使用するモノ、それは『コンパウンド』だ。

日本語でいうと『研磨剤』だな。
これはカー用品店等で売られている。やすりと同じように目の細かさがあるの
だが、模型やエフェクターの表面処理には『極細目』がよい。

これを布に少量つけながら全体を磨く。紙やすりをかける時と同じように縦・横
それぞれの方向に磨くのだ。
以下のような状態になるのが理想だ。


ラベルの上に盛り上がったクリアの塗膜が削れ、他の部分と同じ高さになっている。
こうなればラベルの段差は全く目立たなくなる。

しかーし!!

タトゥーシールは模型のデカールに比べて厚みがあるので上のような状態には
決してならない。
この辺りがタトゥーシールの限界であろう。デカールは薄い為、上手く処理すれば
段差が全く目立たなくなる。

ただ、タトゥーシールにも利点はある。インクジェットプリンタを使用するので
微妙な色合いが表現しやすい。
この辺りは作ろうとしている絵柄によって随時判断するしかないだろうな。

最終的にはこうなった。


ラベル部分に若干の段差は見られるがまあ良い出来になったのではないだろうか。

これにてラベルの作成は完了である。
ここまですると、エフェクターに対する愛着がわくぞ。いやマジで(笑)。

イカしたラベルへの道そのⅣ ~キレてないですよ?~

2006-05-18 22:37:47 | 自作エフェクター
昨日までの作業でラベルの余白カットまで終了した。
今日はいよいよケースに貼り付けていこう。

余白をカットしたタトゥーシールについているフィルムを剥がし、ケースに慎重に
貼り付ける。つまみの名称("LEVEL"など)は実際に可変抵抗とノブを仮止めして
おくと位置決めがしやすい。

こんな感じになった。


貼り付けた後に上から紙をあててよく押さえつけておく。なぜ紙を当てるかと
いうと、指の脂分がケースにつくのを防ぐためだ。
ラベルを貼った後は水洗いなどできないので、この段階での汚れは命取りなのだ。

今回使用したイラストはフットスイッチとクリッパ切り替えのスイッチ部分の穴に
かかっているので、穴の部分をカッターで切り取った。

次に『綿棒』と『水』を準備する。
ラベルについている台紙を水に湿らせて剥がすのだが、水をつけすぎるとケースに
水の跡がついてしまう。
よって綿棒に軽く水を含ませ、少しずつ台紙を濡らしていく。

台紙がまんべんなく湿ったら、少しだけ横にずらす。全体が湿っていれば軽い力で
横にズレるぞ。
少しだけ横にずらしたら、ピンセットで台紙をつまみ上げて剥がす。
こうすることで、ケースに水がつくことを最小限にできるのだ。

剥がした結果がコレだ。


更にアップ。



なんだかラベルが浮いてみえるのだが、この後、仕上げの作業を行うので問題ない。
それにしても今回は下地処理を念入りに行ったので表面がかなり良い状態だ。
これを見てひとり悦に入っているtakerockなのだ。
おそらく周りから見るとかなりアブない奴に見えていることだろう(笑)。

さて、明日は最後の仕上げを行おう。

イカしたラベルへの道そのⅢ ~気合だーーーー!!~

2006-05-17 23:46:11 | 自作エフェクター
さて、今日もイカしたラベル製作をサクサク進めていきましょう。

昨日までの作業でラベルの印刷まで終了した。現在はこの状態だ。


白地の粘着剤シートを貼り付けているが、うっすらとイラストが透けて見える。
コイツの周囲を切り取る。
周囲のカットにはカッターを使用してもよいが『デザインナイフ』を使用した方が
作業しやすい。こんなヤツだ。

カッターナイフに比べ、手に持ったときに紙に刃が当たる角度が異なるので細かな
カットがしやすい。

コイツを使って周囲をカットする。少しでも余白があるとそこが白く残るので輪郭
に沿って完璧にカットする。気合の作業だ。
コツとしてはデザインナイフの方を動かすのではなく、紙の方を動かすことだ。

カットし終えたものがコレだ。

コイツは輪郭がデコボコしている上に帯があるので非常に面倒な図柄だった。
しまった、もっと簡単なイラストにしておけばよかった。

ちなみにtakerockはこの作業を酔っ払った状態で行ってしまったので周囲に
少しだけ余白が残ってしまった。あちゃ~

ついでに文字の方のラベルも周囲をカットする。

コイツは背景が透明なので周囲に若干余裕を残してカットできるのでまだ気が楽だ。

まっすぐにカットする場合は定規を当ててカットするのだが、その場合はデザイン
ナイフではなくカッターを使った方がまっすぐカットできるぞ。

さあ、明日はいよいよコイツをケースに貼り付けるぞ。

イカしたラベルへの道そのⅡ ~ご利用は計画的に~

2006-05-16 23:08:41 | 自作エフェクター
さて、今日からイカしたラベル製作を進めていこう。

まずはタトゥーシール選びだ。
前回の失敗の反省からイラスト部分には透明なものは使用しないことにする。
白地のものがいいと思いパソコンショップで物色したところ、あったよママン。


それと同時に文字の印刷用に透明のタトゥーシールも探した。

これは薄さがセールスポイントのようだ。
できるだけキレイなラベルにする為には薄い方がよいのでこれをチョイス。

ではまずイラストを印刷だ。
『雷神様』のイラストをパソコンで編集し、サイズ調整をした後、タトゥーシール
に印刷する。こんな感じだ。

ちなみに横にいるのは『風神様』だ。風神様は空間系エフェクターに使うつもりだ。

透明な方のタトゥーシールには文字を印刷する。


ちなみにイラストも文字も反転させて印刷している。
タトゥーシールは反転させた文字やイラストに粘着剤をつけ、印刷面を対象物に
貼り付けた後に水で濡らして台紙を取り除くのだ。
よって反転させて印刷する必要がある。

ちなみに文字の方には今後作成予定のエフェクターのラベルも印刷している(笑)。

では次に印刷面に粘着シートを貼り付ける。


この粘着シートをはがすとシートにのりが付いて対象物に貼り付けられるように
なるのだ。

おっと、ここまででも結構長くなってしまったな。続きは明日だ。

イカしたラベルへの道そのⅠ ~ひねくれ者の悪あがき~

2006-05-15 23:51:33 | 自作エフェクター
さて、今日は『いかにイカしたラベルを作るか』について考えてみよう。
takerockはここ数年、和風のモノが非常に気に入っている。
スカジャンも大好きだし、刺青だって洋彫りよりも和彫りの昇り竜とかの方が
好きである。
これまで作ったエフェクターにだって和風の名前を付けてきた。

今回はさらに和風の絵も作成してみよう。

実は以前Fat Boostを作った時に和風の絵柄に挑戦したのだが、大失敗を
ぶっこいてしまった。

透明なラベルに薄い色で印刷した場合、下地の色にモロに影響を受けてしまうのだ。
これまでのラベルは文字を黒で印刷していたので問題なかったのだが、イラスト
に使用するにはムリがあったようだ。

こんな時、実は良い方法があるのだ。
みんなプラモデルを作った経験はあるかい?
プラモデルに『デカール』って使ったことあるだろ?
車のプラモデルだったら、計器だったりナンバープレートだったりエンブレム
だったりする。
これがガンダムだと『ジオン軍』のマークだったりする。ジークジオン(笑)。

とにかくそのデカールを自作できるのだ。
デカールの自作にはパソコンのプリンタを使うのだが、普通みんなが使っている
『インクジェットプリンタ』では不可能だ。

ではどんなプリンタを使うのか?
ALPS電気という会社が販売している"MDシリーズ"というプリンタを使うのだ。

このプリンタ、何が違うのかというとインクジェットプリンタのように細かなインク
を噴出して紙に色をつけるのではなく、昔のワープロのようにインクリボンを使用
してリボンの色を紙に転写するのだ。
これによって水に強い印刷が行える。

デカールを貼る時、デカールを水またはぬるま湯につけ、台紙をはがしてから
対象物に貼り付ける。
ここでインクジェットなんか使った日にゃあインクが水に溶けてグズグズになって
しまうことうけあいだ。
故にデカールを自作する時にはALPS電気のMDシリーズが大変重宝するのである。

takerockはこのMDプリンタを友人から譲ってもらう予定なのだが、その友人が遠方
に住んでいる為、なかなか取りに行けない。
それまでの間、これまで使っていた『タトゥーシール』でなんとかキレイなラベル
が作れないものかあがいてみることにする。

なんせ生まれつきのひねくれ者であるtakerock、『この方法がベストだよ!』と
人から言われてハイそうですかなんていう素直な心は持ち合わせていない。
自分でトライして、

『嗚呼やっぱりダメでした。グッスン』

とならないとMDプリンタのありがたみもわからないと思うのだ。
逆にトライしてみてキレイなラベルが作れたら、それはそれでアリだしな。
ってことで『タトゥーシールでキレイなラベルが作れるか』について検証していこう。

おっと前置きだけでこんなに長くなっちまった。(ニヤリ)

続きは明日だ(笑)。

Landgraffを作ろう その11 ~容器塗装編~

2006-05-14 12:55:16 | Landgraff OD
さて、今日もLandgraffである。今日は塗装だ。

先日の記事でケース表面の研磨までは完了しているので塗装を行うこととする。
塗装に関しては以前『Fat Boostを作ろう』の中で紹介しているので詳しくはそちらを
ご覧頂きたい。

今回の色は『緑』にすることにした。
TSの回路をパクったこのエフェクターにはふさわしい色ではないか。

今回の緑も100円ショップで買ってきたスプレーを使用した。

実は以前の"Fat Boost"の時にも薄々感じていたのだがこのスプレー、

塗装に若干ムラが出る・・・

takerockのウデが未熟なんだろうか?
『咆哮』を作った時に使用した黄色は問題なかったのだが、オレンジと緑はムラが
出ている。
安物だけあって、おそらく噴射圧もしくは噴射範囲が一定では無い為だと思われる。

とりあえず、この状態まではこぎつけた。


この画像だとキレイに見えるのだが、デジカメで色がトンでいる為だ。
別にトンでいるといっても変なクスリや変な植物をキメている訳ではない。
細かな色合いを表現できていないってことだな。実物は若干ムラがあるのだ。

しかし、変なところにこだわりがあるクセにあきらめもよいtakerockである。
このまま次の工程に進むことにする(笑)。

Landgraffを作ろう その10 ~勝手推理編~

2006-05-13 23:27:00 | Landgraff OD
さて、今『エンタの神様』を見ながらこのブログを書いているが、未だに
わからないことがひとつだけある。

小梅太夫ってホントに大人気なのか?

さて、Landgraffである。気がつけばLandgraffに関する記事はもう10回目だ。
見ている方もいつになったら完成するのかやきもきしながら見ていることだろう。
ま、お茶でも飲みながらじっくり見てくだされ。

昨夜はNAKED TWISTERSのスタジオだったのでトランジスタを交換して歪みが上がった
Landgraffを持ち込んで大音量でチェックしてみた。
結果、

やっぱり歪みが足りん・・・

歪まない訳ではないのだが、Guv'norと比較すると全然なのだ。
比較の対象がGuv'norなのがそもそもおかしいかもしれないが、現在メインで使って
いるのがGuv'norなのでしょうがない。

ただ、トランジスタを"2SC1815-GR"から"2SC1815-BL"に交換したことで歪みがアップ
したことは事実だ。

先日も触れたが2SC1815というトランジスタは増幅率の違いによって
"Y"、"GR"、"BL"という3種類が存在する。
それぞれの増幅率(hFE)は
Yランク:120~240
GRランク:200~400
BLランク:350~700
というふうになっている。

先日10個ほど購入した2SC1815-BLのhFEを測定したところ、400~520の
範囲だった。

ここからはtakerockの推測でしかないのだが、Landgraffの歪みにはトランジスタ
の増幅率(hFE)が深く関係しているのだと思う。
なぜそう考えたかというと2SC1815-GRから2SC1815-BLに交換し、増幅率が上がった
時に歪みがアップしたからだ。

今回Landgraffに使用した2SC1815-BLは増幅率520程度のものだった。
上記の通り2SC1815-BLの増幅率は350~700なので520という値は中間程度だ。
よって更に増幅率の高いものを探すことにしよう。目標は650程度だな。

この増幅率は個体によってかなりバラつきがある。
いったい何個購入すればお目当てのモノはゲットできるのか・・・
まだまだ道は険しそうである。

Landgraffを作ろう その9 ~表面研磨編~

2006-05-12 23:56:42 | Landgraff OD
ひと~つ、人より力持ち ふた~つ、ふるさと後にして・・・
いかん、『いなかっぺ大将』ではどうにもしまらない。

ってコレも若い人知らねぇよな(笑)。

さて、昨日の続きである。

ケースのサイド部分に細かな線がたくさん入ったこのケース、何とかしてこの線を
消してみようじゃないか。

100円ショップで買ってきた100番の紙やすりで表面を削り取る。

紙やすりを持ちやすい大きさにカットしてタテ方向、ヨコ方向にそれぞれかけていく。
この作業、正直しんどかった。大体1つの面に付き30分程度はゴシゴシしないと
細かな線は消えない。それが4面あるもんだから途中で泣きそうになった。
腕がつりそうになるぞ(笑)。

そうした苦労の末、細かな線はほぼ消すことができた。


研磨前の写真と比べて細かな線がほとんど消えてるのがおわかり頂けるだろうか。
その代わりに紙やすりの磨き傷ができているが(笑)、この程度であれば400番
の耐水ペーパーで表面を整えた後に塗装すれば消えるだろう。

では次に400番の耐水ペーパーで表面を整えよう。
耐水ペーパーを持ちやすい大きさにカットし、水をつけながら磨いていく。

ところでこの作業、水をつけながら行なうのでtakerockは洗面所で行なっている。
洗面所で腰をかがめて作業しているので今度は腰が痛くなってくる。

キレイな仕上がりにする為の道は遠くて険しいのだ。
ある程度表面を研磨したら洗剤で洗い流す。その結果がコレだ。



磨き傷が気になるが塗装で埋まることを信じてこのまま塗装作業に入ることとしよう。
失敗したらそれもネタにできるしな(笑)。

Landgraffを作ろう その8 ~容器加工編~

2006-05-11 22:58:43 | Landgraff OD
ひと~つ人世の生血を啜り、ふた~つ不埒な悪行三昧、
みっつ醜い浮世の鬼を、退治てくれよう桃太郎! takerockです。

これがわかったあなたは確実にオッサンです。

さて、本日もLandgraffである。
いい加減引っ張りすぎかもしれんが毎日更新を心がけているこのサイト、そんなに
簡単に終わらせちゃあネタも尽きようってもんだ。

ネタ切れになったオイラがテンパってとんでもない下ネタなど書いてしまわない
為にもしばしお付き合い願いたいところだ。

さて、基板までは完成しているので次の段階に移ろう。
ケースへの組み込みだ。

本物のLandgraffはMXRサイズのケースに収められている。
MXRサイズとは、縦約11cm、横約6cm、厚さ約3cm程のアルミでできた
ケースだ。

本物のLandgraffは基盤サイズが思い切り小さく作られているのでこのケースでも
問題ないが、今回takerockの製作した基板は少し大きめになっているのでMXRサイズ
では少々厳しい。
よってGarrettaudioさんで扱っている『Size AA』というケースを使用することにする。

このケース、前述のMXRサイズのケースよりもひとまわり大きいので非常に便利
なのだが、ひとつだけ問題がある。


お分かり頂けるだろうか?上側の部分はよいのだが、サイド部分に細かな線が
たくさん入っている。
このまま塗装すると、うっすらとこの線が残ってしまう。

通常だと400番の耐水ペーパーで表面を整えるのだが、これだと細かな線が
消えない。
そこでまず100番の紙やすりで表面を削り取ることにした。
紙やすりは100円ショップで売っていた。ビバ100円ショップ。

ちなみに400番、100番とは紙やすりの目の細かさのことだ。
数値が大きいほど細かくなっていく。

ってことで以下次号だ。