新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

いまでも安倍晋三は疑惑のデパートとして健在である

2021年10月08日 11時55分06秒 | 利権ビジネス

特別企画:全国社長出身大学分析(2019年)」というサイによると、社長の出身大学では日本大学がトップらしい。
 
ただし、上場企業社長の出身大学では、「慶應義塾大学」が264人で最も多く、次いで「早稲田大学」(187人)、「東京大学」(175 人)、「京都大学」(80 人)、「日本大学」(77 人)となっっている。
 
おそらくは比較的中小の企業の社長になっている卒業生が多いということだろうと想像つくのだが、世襲社長も多いかもしれない。
 
むかしから日大は、年間収入から見て「日大株式会社」と言われてきた。
 
3年前には、こんな記事も出ていた。
 
年間69億円を売り上げる「株式会社日本大学」の謎
 
このような大学なので、理事らが逮捕されてもこんな記事に対してもあまり気に留めていなかった。
 
 「医療法人前理事長に1億円 日大工事の受注業者から
 
         
                  【東京新聞より】
 

日大理事ら2人逮捕 附属病院めぐる背任の疑い 東京地検特捜部
 
しかし中身を調べてみると、相変わらず問題多き理事長の周辺で私物化が顕著になっているという。
 
日大背任事件 理事長『側近』の井ノ口容疑者、大学の金 自在に…タックル問題で失脚も早々に理事復帰
 

◆理事長妻のちゃんこ店通う
 背任容疑で逮捕された日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)は近年、田中英寿理事長(74)の側近として学内で影響力を強めた。
 大阪市出身で日大に進学。アメリカンフットボール部では主将として、大学日本一を争う甲子園ボウルを制した。2018年の悪質タックル問題で監督を辞任した内田正人・元日大常務理事(66)の2年後輩で、内田氏を通じて08年ごろ、相撲部出身の田中理事長と知り合ったとされる。
 田中理事長の妻が経営するちゃんこ料理店に通うなどして懇意になり、「日本大学事業部」に田中理事長の推薦で入社。17年に日大理事に上りつめた。
◆「真相解明を妨害」
 アメフト部でコーチも務めたが、悪質タックル問題で、選手に口封じを図ったことが判明。第3者委員会の調査報告書は、井ノ口容疑者を「理事の立場にありながら隠蔽工作を行い、真相解明を妨害した」と厳しく断じている。
 これを受けて18年7月、日大理事と事業部の役職を辞任したが、19年12月に事業部取締役、昨年9月に日大理事の座に早々と復帰。「理事長の後押しがあったのでは」と日大関係者は推測する。
◆籔本容疑者と高級クラブで親しく
 籔本雅巳容疑者(61)とは数年前、井ノ口容疑者の親族を通じて知り合い、ゴルフなどで親交を深めた。2人を知る関係者は「籔本容疑者は井ノ口容疑者を『ター坊』と呼び、高級クラブで飲むなど親しくしていた」と語る。
 籔本容疑者は田中理事長にも接近し、アマチュア相撲団体を統括する「日本相撲連盟」で田中理事長とともに副会長を務めている。
◆日大事業部「集金マシン」
 不正実行の舞台となった「日本大学事業部」は設立から10年余で事業を拡大、売り上げを大きく伸ばした。一方、契約や業者選定の過程に不透明な点が多く、利権に巣くう「集金マシン」と揶揄する声もある。
 事業部は2010年1月、日大が100%出資して設立。大学の保険代理店事業や学内の自動販売機の設置などを手掛け、契約の集約化でコスト削減や効率化を図る目的だった。外部への手数料を節約し、非課税の寄付として日大に資金を還元できる利点もあった。
◆「全て事業部を通せと」
 ただ、日大教員の1人は「パソコン購入や出張経費まで事業部が一手に担うようになった。事務方からは『全ての物品購入は事業部を通せ』と強く言われた」と打ち明ける。
 民間信用調査会社によると、売り上げは14年は13億円だったが、19年には90億円に。急成長の半面、決算書類や役員報酬などは日大幹部にも明らかにされず、「不透明な点が多い」との声が大学内部から上がっていた。
 井ノ口容疑者は11年以降、「理事長付相談役」の肩書で事業部に入り込み、取り仕切った。取引先に多額の協賛金を要求し、拒んだ社を取引から外すなど強引な手法も目立ったという。
◆「事業部を牛耳る『金の番頭』」
 元日大理事の男性は「病院や校舎など年間数100億円の設備投資や広告の発注など、ありとあらゆる利権が事業部に集約されている。井ノ口容疑者は田中理事長の命を受け、事業部を牛耳る『金の番頭』だった」と明かす。
 別の日大関係者は「経営効率化の観点でも事業部は必要だ」と強調するが、「ただ、ガバナンス(統治)が機能していればの話。一部の人物に私物化されている大学組織を刷新してほしいというのが現場の願いだ」と話した。

 
ここまでの話ならば、私企業ではよくありそうな内容なのだが、医療法人の前理事長・籔本雅巳容疑者という人物には、こんな昔からの「悪友」がいたらしい。
 
日大背任逮捕の前理事長は安倍元首相が「ヤブちゃん」と呼ぶ仲だった
 
週刊ポスト(2018年2月2日号)では、ノンフィクション作家の森功が当時の安倍晋三と「ヤブちゃん」の関係をリポートしていた。(以下、年齢や肩書きなどは掲載当時のまま)
 
「ああ籔本さん、私は総理を介して知りましたが、お二人がどういうご縁でお付き合いが始まったのか、わかりません。スリーハンドレッドのゴルフのとき、松崎勲君といっしょにラウンドしようとなり、それでもうひとり誰かいないか、となった。たしか『それならヤブちゃんがいいのでは』と総理がおっしゃったんだったと思います。それで初めてお会いしました」
 東京駅八重洲口に隣接する鉄鋼ビル専務の増岡聡一郎(55)に聞くと、そう答えてくれた。スリーハンドレッドクラブは東急電鉄二代目社長、五島昇の肝煎りでつくった日本屈指の名門ゴルフ場として知られる。メンバーは厳選された政財界の著名人300人しかいない。祖父の岸信介の代からクラブのメンバーとなってきた安倍晋三は、短い休暇のときにしばしばここを利用してきた。
 2014年7月21日もそうだったのだろう。増岡や松崎らとともにスリーハンドレッドで好きなゴルフを楽しんだ。松崎は昭恵の実弟で、現在、森永製菓グループの森永商事で社長を務めている。
 通常ゴルフは4人組でラウンドする。そのため籔本雅巳(57)を誘ったのだという。安倍昭恵の「男たちの悪巧み」写真と同じように、松崎はこのときクラブハウスで撮影した4人の写真を自らのフェイスブックに投稿した。それが加計学園問題のさなかに蒸し返され、「何者なんだ」と一部で取り沙汰されたのである。
 籔本は大阪で医療法人「錦秀会」の理事長を務める。東京では馴染みが薄いかもしれないが、錦秀会は入院ベッド数で、あの徳洲会グループに次ぐ日本屈指の規模を誇る。籔本はそのマンモス医療法人グループを率いている。首相の他の友人たちと同様、籔本もまた先代、秀雄のあとを継いでグループCEO(最高経営責任者)に就いた二世経営者である。それだけに、安倍とも相通じるものがあるらしい。二人の絆は想像以上に深い。
■大阪から駆けつけた
 野党が国会で加計学園問題を激しく追及していた昨年6月、スリーハンドレッドとは別の写真が持ち出されたことがあった。現・自民党幹事長代行である萩生田光一(54)のブログにアップされていた2013年5月5日のバーベキュー風景の写真だ。自然に囲まれ、缶ビールを手にしながら、安倍と萩生田、加計学園の加計孝太郎が笑顔で写っていた。自民党が政権にカムバックした半年後のゴールデンウィークに、安倍が自ら所有する山梨県鳴沢村の別荘に友人を招いて休暇を楽しんだ。その時の写真だ。
 話題は萩生田と加計の関係に集中した。が、実は籔本はここへも大阪から駆け付けている。バーベキュー料理を堪能した首相一行は翌6日、早朝からゴルフに興じた。場所は安倍夫妻の行きつけの「富士桜カントリー倶楽部」で、ゴルフには4組、16人が参加した。首相主催のちょっとしたミニコンペである。そのメンバー表によれば、こうだ。
〈一組目:安倍晋三、加計孝太郎、長瀬文男会長、長瀬朋彦社長
 二組目:萩生田光一、中山泰秀、籔本雅巳、森下竜一
 三組目:今井尚哉、柳瀬唯夫、大石吉彦、本田悦朗
 四組目:安倍昭恵、加計泰代(加計夫人)、長瀬有紀子(長瀬朋彦社長夫人)、萩生田潤子(萩生田夫人)〉
 メンバーを簡単に説明すると、長瀬文男と朋彦は兄弟でともに安倍と同じ成蹊大学出身。「イマジカ・ロボット ホールディングス」を経営し、安倍とは家族ぐるみの付き合いだ。3組目は秘書官、官僚グループで、4組目が夫人グループである。
 籔本は2組目で、大阪を選挙区とする代議士、中山泰秀や大阪大学医学部教授の森下竜一と同じ組でプレーしたようだ。
 中山は、建設大臣などを歴任してきた中山正暉を実父に持つ大阪選出の二世議員で、第二次安倍政権が発足すると、外務副大臣に抜擢された。安倍チルドレンの兄貴分に位置付けられる中山には、安倍と共通の支援者が多い。
■北新地のパーティ
 安倍晋三の関西人脈──。かつて全国の公共事業を牛耳ってきた自民党田中派の流れをくむ実力政治家たちは、地方の主要都市に後援組織やスポンサーを開拓し、資金力を培ってきた。半面安倍に関しては、地元山口県や北九州地方の後援者の話はときおり耳にする。だが、大阪とのつながりはあまり知られていない。大阪市長だった橋下徹や府知事の松井一郎と定期的に食事会を開き、安倍政権が憲法改正で歩調を合わせる維新の会を後押ししてきたイメージはあるが、そのほかに関西との接点はほとんど報じられてこなかった。
 一方、籔本でいえば、ネット上にある〈安倍晋三ファンページ〉の、〈アベノニッシ(2017/5/4) ~安倍総理の一日~〉にこうも書かれている。
〈【午前】6時48分、山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」。増岡聡一郎鉄鋼ビルディング専務、籔本雅巳錦秀会グループCEOらとゴルフ。
【午後】2時24分、別荘。5時33分、昭恵夫人、萩生田光一官房副長官、長谷川栄一首相補佐官、秘書官らとバーベキュー〉
 休みになると、大阪から馳せ参じて安倍とゴルフに興じる籔本。いったいどのような間柄なのだろうか。
「ヤブちゃんにとって安倍さんは、総理になるずっと前からの付き合いやさかい、それは親しいですよ。安倍さんが総理に返り咲いた次の年でしたか、北新地に安倍さんを招待して大騒ぎになったこともありました」
 高級クラブが軒を並べる大阪の繁華街、北新地を探索すると、そう話すママもいた。加計学園の加計といい、夫人の昭恵といい、長年持病の潰瘍性大腸炎のせいでアルコールを受け付けなかった本人の周囲には、なぜか酒豪が多い。巨大医療法人グループを率いる籔本の豪遊ぶりもまた、北新地ではかなり有名なようだ。
「4年近く前、ヤブちゃんの行きつけのクラブが3軒目の系列店を出すことになり、彼がお祝いしようとママに持ちかけた。で、総理を招待しようと。北新地の牛寶という松阪牛の懐石料理店で食事して、そのあと店を貸し切りにしてパーティを開くという趣向をヤブちゃんが考えたみたい。クラブのオープン記念で時の総理を呼べるくらい力があるんやね、と新地で評判でした」
 北新地の事情通はそう言った。グルメサイトでは、牛寶は滅多に予約の取れない高級店で、「ひとり当たり3万円~」と書かれているが、実際は7万円以上、10万円近くかかることも珍しくない。事情通が囁く。
「ヤブちゃんはひと晩何百万円も使うような人だから、そんなものは平気なんでしょう。医者仲間やクラブのママや女の子たちといっしょに牛寶で腹ごしらえをしてから、店に繰り出すつもりやったんやね。ところが、どこから総理のことが漏れてしもたんか、ひょっとすると黒塗りのハイヤーが牛寶の前にいたからかもしれへんけど、話が広まってもてね。総理が食べている最中に野次馬が100人くらい、店の前に集まって大騒動になってしもたんです」
 むろんお忍びの新地遊びだったが、こうなるとマスコミに嗅ぎつかれる恐れが大だ。結果、クラブのオープン記念パーティは急きょ中止になったという。
「安倍総理は予定を変更して、車に乗り込んでどこかへ行ってしまいました」(同前)
 このときの騒ぎは、今も北新地のクラブママの間で語り草になっている。
■先代同士の付き合い
 籔本は、大阪では後援会長として元外務副大臣の中山をバックアップしてきた。たとえば2016年12月9日、ホテルニューオータニ大阪「鳳凰の間」で開かれた政治資金パーティ「中山泰秀政経懇談会」には、安倍や細田博之、二階俊博といった自民党の重鎮たちとともに、籔本雅巳も発起人に名を連ねた。自民党大阪府連の幹部が打ち明けてくれた。
「今でこそ見かけませんが籔本さんと中山さんは、連れ立って北新地を飲み歩いている姿をよく見かけました。もう一人、籔本さんの病院建設をしてきた建設業者と3人で派手に飲むので、評判でした。隣の客が高価なワインを飲んでいると、『あれと同じもんをこっちでも開けろ』とやるので、評判がよくなかったけどね」
 昨年12月9日に中之島のリーガロイヤルホテルで開かれたパーティでも、籔本が中山の後援会長として挨拶した。したがって安倍と籔本の結びつきについて、一部では中山がパイプ役になっているという説もある。が、中山の実父で元建設大臣の正暉に聞くと、こう言った。
「籔本さんとは、先代(秀雄)と私が親しくさせてもろてまして支援してもろてます。だからうちは安倍さんとは関係のうて付き合っています」
 一方、元自民党府連代議士秘書はこう言った。
「籔本さん本人によれば、安倍さんとはお父さんの晋太郎さん時代からの付き合いだそうです。先代同士が親しくなり、そこから二代目の雅巳さんと安倍家との交友が始まったそうです」
 その籔本雅巳は、かつて元横綱朝青龍の大阪後援会長としてマスコミを賑わせたこともある。文字どおりのタニマチである。と同時に、自民党の医療政策に乗って急成長を遂げてきた大阪医療界の寵児でもある。
 とりわけアベノミクスがその後押しをしてきた。大阪では橋下・松井の“維新コンビ"で医療・社会保障分野に力を入れ、国家戦略特区構想を推進してきた。そこにも安倍のゴルフ仲間の影がちらつく。

 世襲政治屋の腐臭が漂う。

早速、この夕刊紙も飛びついてきた。
 
『日大汚職事件』の容疑者は“アベ友"だった! モリカケ・桜に続く新疑惑にネットは大騒ぎ
   

 
 
もはや別に驚くべきことではない、安倍晋三という輩はあらゆる汚職に関与しているのだろう。
 
汚職という言い方では何が悪いのか国民にはわからないから、「公金横領と不正供与」と報道すべきであろう。
 
公金の不正な支出は、たとえ決裁されてても公金横領であり、決裁した人間も共犯という犯罪者である。
 
正規の権限で決定したことでもあっても、その決定が憲法違反なら、権限を私物化(背任)した国家反逆罪として裁判にかけるべきで、どれほど正規の手順を踏んでいたとしても犯罪は犯罪であると後世の子供たちに伝える必要がある。。  
  
そしていくら岸田文雄が「自民党は変わった」と口で言っても影のキンギメーカー気取りの安倍晋三の存在がある限りは、自民党は永遠に変わらないだろう、とオジサンは思う。
 
     

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 史上最短の在任記録更新に邁... | トップ | 軽い神輿の岸田文雄内閣は濃... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

利権ビジネス」カテゴリの最新記事