今日は最近観た映画の話をたくさんしたいと思います。
最近、およそ9本くらいの映画を観たのですが、良かった順に紹介します。
第1位:
ボルベール 帰郷
ペネロペクルス主演の“オールアバウトマイマザー”の監督ペドロ アルモドバルの3部作にして最高傑作と言われている映画です。
さて、何が良かったかって、まずストーリー。ちょっと不思議で愛情に包まれた温かい話です。
次に、ファッション。インテリア。いかにもスペイン的な斬新な色と柄の組み合わせは見ていてもホント目の保養。
それから最後に、ペネロペの歌。ボルベールという歌を歌うのですが、これがまた情熱的で胸にくる。
タイトルにもなってる“帰郷”って言葉の分厚い響きも好き。
第2位:
美しい人
私が初めて一人で映画館で見た映画“彼女を見ればわかること”の監督。今回もまた9つの短編オムニバス形式。
これはもう、全編文句なしによかった。短編の良さを余すところなく表現してる感じ。一見それぞれのストーリー主人公には何の繋がりもないようで、時々前の話に登場した人たちが出てくる妙も楽しい。この監督のもうひとつ“彼女の恋からわかること”も絶対観なきゃ!!
第3位:インテリア
私が生まれた年(1978)製作のウディ アレンにしては珍しいシリアスな家族の物語。
前から観たかったのですが、なんだかいつも貸し出し中で、今回やっと借りることが出来ました。
予想以上によかったです。
高名なインテリアデザイナーの母イブは、自分の家族をもインテリアのように美しく配置支配していく。外から見たら一見完璧な家族。だけどそんな美しい家族の肖像にある日ヒビが入る。父がイブと別居したいと言い出すのだ・・
さて、面白そうでしょう?面白かったです。暗いけど、イブの気持ち全くわからないわけじゃないんですよ、家族をインテリアに喩えたとこもなるほどなあって唸ってしまいました。
第4位:
サンジャックへの道
私の大好きな映画“女はみんな生きている”の監督の映画。
仲の悪い中年の兄弟3人が、母親から、遺産を相続するには兄弟そろって、フランスからスペインへの巡礼の道を歩かなければならないという遺言によりその使命を果たすまでとそこでのツアーの仲間との行程が描かれているんだけど、ファニーで、あったかくて、巡礼の道の景色も美しくて、ほっとさせられるいい映画でした。
巡礼の道、私も歩いてみたくなりました。(まずは四国のお遍路さんかな~)
第5位といきたいとこですが、疲れてきたのと、ここからはもうちょっとどうなの?って映画ばかりだったので一気に紹介します。
◎素粒子:ドイツ映画。ベストセラー小説の映画化らしいけど、なんか目を丸くするような内容だった。外国映画って感じ。ちょっと理解不能だったけど、メイキング映像見てるうち、ちょっと理解出来るようになったかなあって。いたって真面目に創ってるんですね。(て、当たり前か・・)
◎RAIN: “ベルリン天使の詩”のヴィム ベンダース監督作品。あの“刑事コロンボ”のピーター フォークが出るというのと、タイトル通り終始雨が降ってるとこに惹かれて借りました。でも特に映画に関してコメントすることもありません。。(載せといてすみません)
◎こわれゆく世界の中で: “イングリッシュペイシェント”のアンソニー ミンゲラ監督の作品。“イングリッシュ・・”が好きだったので今回も至上な恋愛映画が観れるかと期待してたんですが、あんまり・・でした。
印象に残ったのは、ロビン ライト ペンの透明な美しさくらい。
◎
恋愛睡眠のすすめ: “エターナルサンシャイン”のミシェル ゴンドリー監督作品。“エターナル・・”も期待してただけにがっかりだったので、今回は期待せず見ました。雰囲気似てるなあと思います。ストーリーの不思議さ加減とか。で、やっぱりイマイチです。でも期待してなかったのでそれなりに楽しめました。
出演者 ガエル ガルシア ベルナル(かっこいい
)とか、シャルロット ケンズブールとかだったので、出演者だけでまあまあかな~って・・
◎
プレステージ: 要は、マジシャン同士の復習劇なんだけど、なんか意外とストーリーが集中してみてないとわかりにくい、というかコスチューム劇なので、あれ!?これ誰だっけ?ってわかんなくなっちゃう。のは私だけかしら?
最後は、ほほおって感じですが。まあ観ても観なくてもという印象でした。
長くなりました。
前にこれ最後まで書いて消えちゃって
怒りのブログを書いたのですが、
今回無事書けて更新できたことにほっとしております