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米国は危険な都市だらけ

2005-09-21 | 自然災害
【ワシントン17日】米国の専門家たちは、大災害に見舞われそうな米国の都市はハリケーン「カトリーナ」の直撃を受けたニューオーリンズだけではないと警告している。

ハリケーンのほか地震、干ばつなど自然の猛威にされされる恐れのある都市は多く、単に災害がまだ起きていないだけだと民間のエンジニアや環境保護運動家らは言っている。(写真はカトリーナで洪水に覆われたニューオーリンズ=9月10日撮影)

危険都市のリストは長い。
ハリケーンの通り道にあるフロリダ州のマイアミとタンパ、地震断層の上にあるロサンゼルスとサンフランシスコ、大量の水を消費し遠からず地下水が枯渇する砂漠地帯の都市ラスベガス、フェニックス、ツーソンがその筆頭だ。

米都市・地域問題研究所のトロイト・ヨーク所長は米国の都市計画立案者たちが何を考えているのか分からないと指摘。

同所長は、これまでにたくさん発生した災害は計画立案の際に何ら考慮されていないと批判した。

同所長は、周辺を含めると人口1000万に達する巨大都市ロサンゼルスを例に挙げ、水不足、山火事の脅威に直面しているのに加え、サンアンドレアス断層の真上にあるために、大災害が起きるのは時間の問題であり、こんな場所に都市を建設すべきでないと述べた。

アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ各州の住民は炎天を生き抜くためエアコンに頼っており、停電や石油供給停止の事態が起きると大変なことになる。

また、これらの州では地下水の枯渇が進んだために遠く離れたコロラド川から水を引かざるを得なくなっている。〔AFP=時事〕

時事通信社 2005年 9月18日 (日) 10:43
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/science/20050918/050916141001.bj9mbavd.html

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

トロピカル・ストーム(熱帯性暴風雨)「リタ」は、ハリケーンに発達し、メキシコ湾に入りました。

http://www.ssd.noaa.gov/PS/TROP/DATA/RT/GMEX/VIS/20.jpg
http://www.ssd.noaa.gov/PS/TROP/DATA/RT/GMEX/WV/20.jpg

現時点のカテゴリーは5段階の「3」であり、これが「カテゴリー4」にまで発達することは、ほぼ確実視されています。
場合によっては最大規模「カテゴリー5」まで発達するかもしれません。

ループは下記であり、左上の「County」にチェックを入れますと、見やすくなります。
http://www.ssd.noaa.gov/PS/TROP/DATA/RT/gmex-ir4-loop.html

予想進路図は、下記です。
http://www.weatheroffice.ec.gc.ca/hurricane/track_e.html

この進路予想図を見ますと「おいおい、このハリケーン、何かを狙っていないか?」という進路を進んでいます。

息子をイラク戦で亡くしたシンディ=シーハン女史が抗議のために座り込んだブッシュ氏の私邸があるところです。

テキサス州クロフォードにはブッシュ氏の牧場があります。
ブッシュ氏の私邸(テキサス州クロフォード)はここ

この赤い丸の地点がテキサス州クロフォードですが、ハリケーン「リタ」の進路予想図では、「リタ」はここを目指しています。

「天下のアメリカ大統領ともなれば、ハリケーンも自宅に招くのか。さすが凄いなアメリカ大統領は。まいったな。リタとバーベキューでもするのかな。風がびゅうびゅう吹いている中を食うんだろうな」と思っています。

進路がずれたらずれたでニューオリンズに再度、ハリケーンが強襲します。

時間雨量80ミリで補強した堤防は、再度決壊すると見られているためしゃれになりません。

メキシコ湾でどういった発達を遂げていくのか。
注意して見ていく必要があります。

石油施設への影響は、軽微と見られ、パイプラインの損壊などの深刻な影響はないと見られているため原油は1バレル=66ドル20セントまで売られています。

ただテキサス州の石油精製能力は、アメリカ全体の25%を占めています。

1995年以降、ハリケーンは増加の一途を辿っており、今後も10年から20年間は、多くのハリケーンが発生し、将来的にも活動していくことが、既に分かっています。

記事ではサンアンドレアス断層といった大地震、ハリケーン、旱魃、地下水の枯渇等々を警告しておりますが、これ以外にも、もし「カトリーナ」と同じハリケーンがニューヨークを襲えば、ニューオーリンズと同規模の災害になることは分かっているわけです。

今月15日に行われた国連総会特別首脳会議においても、2015年を目標に貧困を半減するという国連の目標についてベネズエラ大統領・チャベス氏は、「今のペースでは、2215年までかかる。環境破壊の中で人類が生き残っていればだが」と述べ、環境破壊の深刻性と時間切れを認識しているような発言をしています。

インド・ベンガル湾では本日、強い暴風雨によって1300人以上が行方不明になっているとする報道がありました。
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20050921/JAPAN-188291.html

奇しくも今日、NHKの衛星放送ではアメリカ・イエローストーンの超巨大噴火を科学的に扱った「スーパーボルケーノ」という番組の最後が放映されます。

火山爆発指数、最大規模VEI-8の超巨大噴火を扱った番組です。
火山灰によって水は汚染され、空気は猛毒となり、食料は壊滅する。航空機は飛べず、自動車も使えないために救助もできない。

火山灰がなくなり、空気が浄化され、飛行機が飛んで救援に行けるのは2週間後であり、その期間は全くFEMA(米連邦緊急事態管理庁)も動けず、その2週間で人間は全て飢え死にしてしまう。

歩いて逃げるしかないわけですが、火山灰を灰に吸い込めば肺の水分と結合して、体内でコンクリートのようになるため、空気も危険で十分呼吸ができない中を歩いて逃げていきます。

多くの難民が発生し、アメリカ人はメキシコの国境を越えようとするわけですが、人間のあまりの多さにメキシコ政府によって国境を封鎖されてしまいます。

ドルは暴落し、ウォール街は壊滅します。

火山灰の恐ろしさが十分分かる番組でしたが、西海岸から噴火した火山灰は風に乗って東海岸にも到達します。

全米が灰色の火山灰に覆われ、穀倉地帯も壊滅します。

アメリカの崩壊を扱った番組ですが、イギリスBBCと日本の共同制作番組です。

大地震は活動期に入り、ハリケーンは今後20年間は活発に活動します。
環境破壊を見ましても15分間に1種の生物が絶滅している現状は、とても自然なあり方とは思えません。

10年以内にある程度、この現状の答えは出ると思っています。
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