【ソウル=井上宗典】
朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は6日、米朝関係に関する備忘録を発表し、「米国に再三送った(先制攻撃するという)警告を実践に移さざるを得なくなった」と警告した。
「侵略の本拠地を完全に消し去る」としており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に踏み切る意向を示唆した。
備忘録発表は、米軍による7日のシリア攻撃以前。
トランプ米大統領が6日の日米首脳電話会談で、対北朝鮮政策について「全ての選択肢がテーブルの上にある」と述べ、軍事行動も排除しなかったことや、米国で6日から行われている米中首脳会談をけん制する狙いがあるとみられる。
備忘録では「(北朝鮮への)米国の政治、軍事、経済的圧力の度合いが危険ラインをはるかに超え、全面戦争を意味するものになっている」とした上で、「我々は先制攻撃でこれを徹底的に粉砕する合法的な権利を有する」と主張した。
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北朝鮮がアメリカに対して「先制攻撃」を実行に移すと言っています。
「侵略の本拠地を完全に消し去る」そうです。
こういった口先の恫喝は、トランプ政権には通用しません。
ただ振り上げた拳はそうそう安易に降ろせないでしょう。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験に踏み切ると言っておりますので、核実験もやるでしょう。
備忘録はシリア攻撃前ですから、シリアへの巡航ミサイル発射でアメリカは口先だけではないことを理解したでしょう。
北朝鮮のミサイル恫喝外交は、恐らく通用しません。
北朝鮮は、核兵器開発をやめなければ、いずれ全面戦争を覚悟しなければならなくなると思う。
中国とロシアの反発も覚悟しているように見えます。
ティラーソン国務長官は、こう言っています。
シリアを打倒するためには、国際社会がまとまって関わる必要があると言っています。
第三次世界大戦を覚悟しているような言いぐさです。
奇しくもトマホークで攻撃した4月6日は、丁度100年前のこの日、第一次世界大戦にアメリカが参戦した日でした。
金日成の誕生日である4月15日は、あのタイタニックが沈没した日でもあります。
今後の動向次第では、世界もまた沈没していくかもしれません。