健康塾通信

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生命力・肺炎

2014年08月12日 09時12分56秒 | Weblog

昨夜は曇りで、スーパームーンは惜しくも迫力に欠けました。

今年2月14日、甲府は明治時代以来100年ぶりといわれる大雪にみまわれました。

中央線のところどころに電車は止まったまま、道路もあちこちで遮断され。。。

友人からは雪国のような写メが送られてきました。


この時にかかった風邪により

病院を受診した24日には肺炎でそのまま入院になりました。

それからは、肺の炎症が治まったものの肝腎共に機能が衰え

その間、食べ物はほとんど受け付けず、1200の点滴と

貧血による輸血、身体拘束と

生命の危機も余儀なくされました。



*高齢者の肺炎について

近年高齢化が進んできたこともあって、肺炎を合併し入院治療を必要とされる方が多いといわれます。

脳血管障害による神経機能の低下、ADL(日常生活動作)の低下、
寝たきりによる口腔内細菌の増加、胃食道逆流、栄養欠乏、
免疫能の低下などが肺炎の原因になります。


高齢者が特に気を付けなければならない肺炎に2つの「誤嚥性肺炎」があります。


1.口の中(咽頭や喉頭)の粘膜に細菌の巣(コロニー)ができていて、細菌を含んだ唾液などの分泌物を誤嚥する。

2.夜間睡眠中、胃食道逆流により胃内容物を誤嚥する。
(この場合、酸や消化液を含んでいて化学的に気道粘膜を損傷するため、肺炎が起こりやすくなる。)

医師であっても、内科や呼吸器を専門にしている医師でないと診断がなかなか難しいということで、
「風邪です」と言われて薬をもらっていたが、なかなか治らないとか、
だんだん元気がなくなってきたということでよく調べたら、誤嚥性肺炎だったということもあります。

1.激しく咳込む 2.高熱が出る
3.濃い痰が多くなった 4.呼吸が苦しい

上記のような典型的な症状があれば発見は容易ですが、
高齢者の場合、外に出る症状が軽いのにも関わらず、肺炎が進行していることも
あるといわれます。


一般的な熱・咳・痰などの他に、
次のような症状(肺炎と無関係と思えるような症状)に注意が必要といわれます。

•元気が無い
•食事時間が長くなった
•食後に疲れてぐったりする
•ぼーっとしていることが多い
•失禁するようになった
•口の中に食べ物をためこんで飲み込まない

このような症状でも、
よく調べると肺炎であったということがあるということです。