健康塾通信

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紫外線注意報

2007年06月20日 16時25分10秒 | Weblog
梅雨いり間もなく暑い日が続いていますが、これから注意すべきは紫外線です。

実は3日前の日曜日、昼間のスポーツ観戦だったのですが、あの暑さですから
日焼け止めを塗って、さらに黒い長袖シャツを着てサングラスという姿で
応援していました。
ところが一つ落とし穴がありまして、いつもより短めの八分丈のパンツをはいていまして、そのわずかな10センチの隙間が命取りになってしまいました。

じりじりと強い太陽は少しの隙間も見逃さなかったわけです。
途中赤い発疹が出来たなと思ったのですが、その時はもう遅く時間がたつにつれヒリヒリして赤くなってきました。完全に火傷1度です。

帰宅後早速、庭のアロエを10センチほど欠いて、そのゼリー状のところでパッティングしました。

この季節、紫外線はレジャーやスポーツの時ばかりではなく、ちょっとベランダで洗濯物を干したり、ゴミだししたりのそのちょっとも積もり積もって肌の老化につながります。
「肌は紫外線を記憶する」なんていわれていますので要注意です。
最近凄い防備で自転車に乗っている人を見かけますが、「そこまで・・」なんて
思っていましたがやはりそこまで必要なのです。

長い年月、日光に当たる生活を送ることで皮膚の張りがなくなって、しわが深く刻まれるような光老化といわれる原因や皮膚ガンなども誘発されます。
特に後頸部の皮膚ガンが多く報告されています。

さあ、シャツのえりを立てて外に出ましょう。
近頃は天気予報に紫外線情報も追加されていますので、お出かけ前には参考にされて、万全な対策でお出かけ下さい。

紫外線の肌への影響ですが日焼けしてはだが黒くなるのはメラニンと言う
黒い色素の働きによるものです。
メラニンは紫外線をよく吸収し日焼けを起こすことで肌のダメージを小さくしているのです。
またこれは皮膚のとても浅い部分の表皮で起きるため、数ヶ月後には肌は元の色に戻ります。

紫外線は太陽光線の中でも可視光線や赤外線と比べ波長の短い光線です。
光線は波長が短いほど強いエネルギーをもっていて、人体に大きな影響を与えるといわれます。

紫外線の種類にはA紫外線(波長は320-400nm)と
B紫外線(波長は280-320nm実際に地表の届いているのは290nm以上の波長の太陽光線)とC紫外線(波長は280nmまで)がありますが
C紫外線とB紫外線の一部は波長が短い為オゾン層に吸収され、地表には届きません。

A紫外線は波長が長いので皮膚の真皮まで届き、長い間浴びることで繊維質に作用し、肌の老化を促進させ弾力を奪ってシワ・タルミを作ります。
外はもとより、室内や車内でも注意が必要です。
A紫外線はレジャー紫外線ともよばれます。

B紫外線は「生活紫外線」ともいわれAに比べ波長が短いく皮膚の表皮で吸収するので日焼け炎症(サンバーン)を起こして、数日後には黒く日焼けした状態になります。

ところでこの時期に必要なのが、日焼け止めクリームです。
これから購入する方も今お使いの方も、もう一度チェックしてください。
私も手元に3本の日焼け止めが有りますが、指標を気にせず買い求めたものばかりです。いまここに「日焼け止め乳液」と書かれた商品がありパッケージの表にはSPF50+PA++とかかれています。

SPFとは、SunProtectionFactor(サンケア指数)の略でUVBの防止効果を表す
数値です。
その後に書かれている数字
私の場合50ですが普通日光浴をした時、何も塗らないと20~25分で肌は赤くなり始めますが、たとえばSPF50の日やけ止めなら、きちんと塗って20~25分×50倍で約20時間、肌が赤くなるのを防ぐことができるということになるそうです。

一方PAですがUV-A防止効果のPA基準ですが
PA+(UV-A防止効果がある)
PA++(UV-A防止効果がかなりある)
PA+++(UV-A防止効果が非常にある)

製品を選ぶ目安としてはSPFとPA双方のバランスが重要です。

SPF値とPA基準の目安ですが

買い物や通勤などの日常生活ではSPF10PA+、

スポーツやレジャーで海や山へ出かける時にはSPF30前後もしくはそれ以上、
PA+++の日焼け止めが適します。

紫外線の強い地域で、日の出から日の入りまで太陽にあたっても、SPF50+で日やけを防ぐといわれます。

しかし、高数値のものほど日焼け止め防止効果に優れていますが紫外線防止剤の量が増え、肌に負担を与えることもあるので、クレンジングを念入りにすることも大切ということと、汗などにより効果が落ちるので、洗顔をこまめにしたり二~四時間ごとにUV化粧品を塗り直すのが有効といわれています。

※SPF50+は日本化粧品工業連合会の統一基準で定められた上限値です。

いま地球はオゾン層の破壊による有害紫外線の増加で、健康への影響があやぶまれてきています。環境を考えたエコ運動の大切さに加え、自ら強い光を浴びない工夫も大切かと思います。