健康塾通信

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三大常備野菜・・その1 たまねぎ

2007年04月10日 01時21分34秒 | Weblog
 皆様のお台所にある三大常備野菜といえば
たまねぎ・じゃがいも・にんじん ですね。
まずは たまねぎ
たまねぎと言えば切る時涙がでたり、生で食べたときの独特の辛味がたまりません。
その辛味の正体は硫化アリルという硫黄を含む成分です。
そして、この成分の仲間である催涙性物質というのがたまねぎを切った時、空気に
ふれることによって発生するから泣けるのです。

しかし、涙も切る前に冷蔵庫で冷やすことで大分楽になります。
また 辛味は水の中にお酢を入れることや、塩もみした後水でさらすなどの工夫で
減少します。

ただし、水にさらすと有効成分である含硫有機成分が流出しますので、
玉ねぎを切った状態で15分以上おき加熱料理する方がよりよいといわれます。

さて、原産国は中央アジアといわれますが日本に出回っている黄たまねぎは、
中東ヨーロッパで生まれアメリカで改良された辛たまねぎです。

さあここで問題です。
わたしたちが食べているのは根、茎、葉どこでしょうか?

実は意外に「葉」なのです。

私は健康塾でこの質問をしたところ多くの方が「根」と答えました。
でも実際収穫をしたことのある方は、
ずばり「葉」と言い当てました。

葉の下の葉鞘とよばれるところが成長するにしたがって厚みを増し、重なり合って球体に太ったものだということです。

たまねぎはその昔は精力剤ともいわれてましたが
辛味成分の硫化アリルはビタミンB1の吸収をよくする働きがあります。
ですから豚肉などビタミンB1を多く含む食品と組み合わせると、より効果的です。


たまねぎは薬効成分に富んでいてどんな土地でも簡単に栽培でき
長時間保存しても、薬効成分はあまり減らないそうです。

たまねぎを1日4分の1食べることで血液さらさら、血糖値を調整する働きや
コレステロール値や中性脂肪値が低下しますし、
抗菌作用や解毒作用・抗アレルギー作用などもあります。
 
そのほか
食欲不振やイライラ、疲労回復・不眠に役立ちます。
たまねぎを枕元に置くと良く眠れると言う話もありますね。

昔から言い伝えられている民間療法には解熱効果があるので「かぜのひき始め」に、たまねぎをたっぷり使った味噌汁やスープを飲むと良いといわれています。

年間を通して、手に入るお野菜ですしいろいろなお料理に使いやすい食材とひとつですね。
たまねぎの効用を知って、有効にお料理にお役立て下さい。