動く美術館と呼ばれる祇園祭・山鉾巡行、今年は京都に出かけてみました。
7月17日(日)この日の京都の気温は記録によると37℃!
午前9時30分からスタートした山鉾が、見物地点の京都市役所前に到着したの
は10時30分ころでした。猛暑と照りつける強い日差しと見物の大群衆の中、
運よく撮れた画像をご紹介します。
巡行の先頭は『長刀鉾』
今年の稚児は白井滉平君、禿は白井大督君・野村龍司君でした。
稚児舞披露の様子→YouTube
『鶏鉾』・正面と後ろの部分です。
後部に懸けられたタペストリーは16世紀のベルギー製で
国の重要文化財に指定されています(巡行に使われているのはその複製)。
『月鉾』、屋根の下の部分(破風蟇股)にあしらわれている兎と亀は、左甚五郎の作と伝えられています。
『蟷螂山』・32基の山鉾で唯一の「からくり仕掛け」です。
カマキリが人形師によって動く様はユーモラス♪羽を広げたり、
足を動かすたびに沿道から大歓声があがっていました。
『船鉾』・全体が船の形になっていて魅力的です。
水引と呼ばれるサイドの飾りの刺繍が見事でした。
左甚五郎の作と伝えられている大きな鯉が奉られている鯉山、
鯉が好きな私にとって大注目の山でした。
『鯉山』・山を飾る懸飾品は
16世紀のベルギーブリュッセルで制作された1枚のタペストリーを
裁断してつくられたもので
重要文化財に指定されています。詳細
京都市観光協会による山鉾巡行の有料観覧席、
「御池通」の道路の両側に並べられた沢山のパイプ椅子です!
日差しを遮るものが何もないので暑いのですが、ひとつひとつの山鉾をゆっくり見られました。
以前から一度は見たいと思っていた祇園祭、華やかで素晴らしいお祭りでした。町会所ではそれぞれの山鉾にちなんだ「ちまき」、お守り、関連グッズが販売されていて楽しいものでした。千年の祭りを支えてきた京都の町衆の心意気を感じさせられます。次回はもっと細かく見て回りたいと思いました。