今更高知紀行。
最後に高知の街について。
高知龍馬空港に降り立って、まず目に飛び込んできたのは、
南国の木、でした。
「南国の木」とは、
正しくはなんて名前の木なのかは知りませんが、
ハワイとかに生えてる椰子の木っぽい木、と言えば伝わるでしょうか。
椰子の木にしては高さが足りない気がするので、多分違う種類なのだと思うけど、
南国風の木です。
この椰子の木ちっくな木が、空港周辺にも街中にも沿道にずらり。
すげー。南の国に来たんだ私。
なんか暑いし。
それが高知の第一印象。
旅の間、この木のことを、私は個人的に「南国の木」と呼んでおりました。
余談ですが、
初めて「高知龍馬空港」という名称を聞いた時に、
・・・・空港にまで「龍馬」って・・・
と、正直ちょっと思ったんですけど、
でもよくよく考えてみたら、確かイタリアに「レオナルド・ダ・ビンチ空港」っていうの、あったな、と。
あれも人名を冠しているから、それと一緒か、と納得。
龍馬は高知のダビンチですよ。
さて、空港からバスに乗って市街地へ。
こちらが高知駅。
とてもキレイな駅です。
街中に着くと、路面電車が走っているじゃないですか。
路面電車は私の現住所である富山にもあるので、なんだか親近感。
しかし、よくよく聞いてみると、親近感どころか同じ路面電車所有地としてリスペクトしなければならない存在でした。
観光案内によると、
高知の路面電車は日本一古く、
そして日本一長い!
なんと、元祖路面電車だったわけですよ。
つまり富山の先輩ですよ。
そしてその路線の長さ。
富山の路面電車はたいした距離は走りません。
街の中心部をぐるぐる回ってる感じ。
故に、市民の足として根付いているとかと言うと・・・・どうでしょうね。
結局は沿線の人しか使ってないのが現状でしょうね。その沿線も短いしね。
でも高知の路面電車は本当に長い。
路線図を見ましたけど、これJR?って思うくらい長かった。
そして路線が二本ありまして、
二本の線路が十文字に走っています。
電車の運行本数も多く、富山よりも便利で身近な存在という感じでした。
車体はけっこう年季の入った様子。
乗ってみると、板張りの床。
レトロな雰囲気です。
富山の路面電車は現在、近代的な車体だけど、私が富山に来た頃はまだこういう古い車体もあったなぁ。
少し懐かしい気持ちで高知の路面電車に揺られました。
途中、乗り換えの仕方が分らずかなり緊張しましたが・・・・。
そういえば、
走っている路面電車の行き先をふと見たら、
思わず笑ってしまった。
車体のおでこに表示されていたのは
「ごめん」
の3文字。
電車が謝っている?
しかし思い出しましたよ。
事前に地図で見ました。
確か、「後免」という地名があった。
なーんだそういうことかぁ。
でもやっぱり、わかっててもちょっと可笑しい「ごめん」行き。
そうそう、こんな電車もありましたよ。
見えるかな~。
撮ろうと思ったらカメラを取り出してるうちに走って行ってしまった。
アンパンマン電車。
やなせたかし氏は高知の出身なんだそうです。
アンパンマン電車が走り去るのを見送った後、
中心街の辺りを歩いていると、有名観光スポットに出くわしました。
はりまや橋。
実のところここに来るまで知らなかったんですけどね。
有名らしいです。
なにやらその昔、お坊さんが秘密の恋をしていて、
恋人のためにこっそりかんざしを買いに来た所、というお話があるんだそうですよ。
当のはりまや橋は大通りの端っこに小さくかかっておりました。
いかにも最近復元しましたといわんばかりのぴかぴかな赤。
しかし傍らの柳とのコントラストがなかなかにきれいです。
雨にも映えようというものですよ。
まぁせっかくだから写真撮っておこうかな、と思いアングルを考えていると、
通りかかった一人のサラリーマン。
いかにも出張中といういで立ち。
その男性が、さりげなく、しかしおもむろに、携帯を取り出してはりまや橋をすばやくパチリ。
そして静かに去って行った。
終始無表情。
なんというか、
俺観光で来てるわけじゃないから、だからこういう観光名所とか写真撮っちゃうのどうかと思うけど、
思うけどでもせっかく来たんだし、
でもちょっと恥ずかしいから手早く撮ろう。
という思考がうかがえる一連の動作でした。
ほほえましい光景でした。
さぁ高知の夜です。
事前に調べておいたちょっとこじゃれた居酒屋に。
まずはやっぱり鰹のタタキ。
真偽のほどは不明だそうですが、
山内一豊さんの時代、
食中毒を防ぐために、生魚を食べてはいかんという御触れが出たのだそうです。
しかし庶民はやっぱり刺身が食べたい。
そこで、
鰹の表面だけをあぶって、中身は生のまま食べた。
見た目「これ刺身じゃないっすよ」と言えるように。
それが鰹のタタキの由来だという説があるそうな。
そしてメニューを見て「なんじゃこりゃ?」と思い注文したのが
「酒盗」
鰹の内臓の塩辛だとか。
なぜそれが「酒盗」なんていうヘンな名前なのか?
一口食べて謎が解けました。
これすっごい酒が進む。
ほんのちょびーっと、箸の先ほど食べただけで、濃ーい味が広がってお酒ぐびーです。
なるほど。
だから「酒を盗む」か。
うまいなぁ。
命名も味も。
最終日。
再び高知龍馬空港へ。
11月なのに暑い高知ともお別れです。
(でも地元の人たちはけっこう冬の格好をしていた。こっちの人にとっては寒いのかな・・・・・。)
高知は歴史を感じる街でした。
良い旅をありがとう高知。
飛行機の搭乗口で、アンパンマンが見送ってくれました。
ばいばい。またね。
最後に高知の街について。
高知龍馬空港に降り立って、まず目に飛び込んできたのは、
南国の木、でした。
「南国の木」とは、
正しくはなんて名前の木なのかは知りませんが、
ハワイとかに生えてる椰子の木っぽい木、と言えば伝わるでしょうか。
椰子の木にしては高さが足りない気がするので、多分違う種類なのだと思うけど、
南国風の木です。
この椰子の木ちっくな木が、空港周辺にも街中にも沿道にずらり。
すげー。南の国に来たんだ私。
なんか暑いし。
それが高知の第一印象。
旅の間、この木のことを、私は個人的に「南国の木」と呼んでおりました。
余談ですが、
初めて「高知龍馬空港」という名称を聞いた時に、
・・・・空港にまで「龍馬」って・・・
と、正直ちょっと思ったんですけど、
でもよくよく考えてみたら、確かイタリアに「レオナルド・ダ・ビンチ空港」っていうの、あったな、と。
あれも人名を冠しているから、それと一緒か、と納得。
龍馬は高知のダビンチですよ。
さて、空港からバスに乗って市街地へ。
こちらが高知駅。
とてもキレイな駅です。
街中に着くと、路面電車が走っているじゃないですか。
路面電車は私の現住所である富山にもあるので、なんだか親近感。
しかし、よくよく聞いてみると、親近感どころか同じ路面電車所有地としてリスペクトしなければならない存在でした。
観光案内によると、
高知の路面電車は日本一古く、
そして日本一長い!
なんと、元祖路面電車だったわけですよ。
つまり富山の先輩ですよ。
そしてその路線の長さ。
富山の路面電車はたいした距離は走りません。
街の中心部をぐるぐる回ってる感じ。
故に、市民の足として根付いているとかと言うと・・・・どうでしょうね。
結局は沿線の人しか使ってないのが現状でしょうね。その沿線も短いしね。
でも高知の路面電車は本当に長い。
路線図を見ましたけど、これJR?って思うくらい長かった。
そして路線が二本ありまして、
二本の線路が十文字に走っています。
電車の運行本数も多く、富山よりも便利で身近な存在という感じでした。
車体はけっこう年季の入った様子。
乗ってみると、板張りの床。
レトロな雰囲気です。
富山の路面電車は現在、近代的な車体だけど、私が富山に来た頃はまだこういう古い車体もあったなぁ。
少し懐かしい気持ちで高知の路面電車に揺られました。
途中、乗り換えの仕方が分らずかなり緊張しましたが・・・・。
そういえば、
走っている路面電車の行き先をふと見たら、
思わず笑ってしまった。
車体のおでこに表示されていたのは
「ごめん」
の3文字。
電車が謝っている?
しかし思い出しましたよ。
事前に地図で見ました。
確か、「後免」という地名があった。
なーんだそういうことかぁ。
でもやっぱり、わかっててもちょっと可笑しい「ごめん」行き。
そうそう、こんな電車もありましたよ。
見えるかな~。
撮ろうと思ったらカメラを取り出してるうちに走って行ってしまった。
アンパンマン電車。
やなせたかし氏は高知の出身なんだそうです。
アンパンマン電車が走り去るのを見送った後、
中心街の辺りを歩いていると、有名観光スポットに出くわしました。
はりまや橋。
実のところここに来るまで知らなかったんですけどね。
有名らしいです。
なにやらその昔、お坊さんが秘密の恋をしていて、
恋人のためにこっそりかんざしを買いに来た所、というお話があるんだそうですよ。
当のはりまや橋は大通りの端っこに小さくかかっておりました。
いかにも最近復元しましたといわんばかりのぴかぴかな赤。
しかし傍らの柳とのコントラストがなかなかにきれいです。
雨にも映えようというものですよ。
まぁせっかくだから写真撮っておこうかな、と思いアングルを考えていると、
通りかかった一人のサラリーマン。
いかにも出張中といういで立ち。
その男性が、さりげなく、しかしおもむろに、携帯を取り出してはりまや橋をすばやくパチリ。
そして静かに去って行った。
終始無表情。
なんというか、
俺観光で来てるわけじゃないから、だからこういう観光名所とか写真撮っちゃうのどうかと思うけど、
思うけどでもせっかく来たんだし、
でもちょっと恥ずかしいから手早く撮ろう。
という思考がうかがえる一連の動作でした。
ほほえましい光景でした。
さぁ高知の夜です。
事前に調べておいたちょっとこじゃれた居酒屋に。
まずはやっぱり鰹のタタキ。
真偽のほどは不明だそうですが、
山内一豊さんの時代、
食中毒を防ぐために、生魚を食べてはいかんという御触れが出たのだそうです。
しかし庶民はやっぱり刺身が食べたい。
そこで、
鰹の表面だけをあぶって、中身は生のまま食べた。
見た目「これ刺身じゃないっすよ」と言えるように。
それが鰹のタタキの由来だという説があるそうな。
そしてメニューを見て「なんじゃこりゃ?」と思い注文したのが
「酒盗」
鰹の内臓の塩辛だとか。
なぜそれが「酒盗」なんていうヘンな名前なのか?
一口食べて謎が解けました。
これすっごい酒が進む。
ほんのちょびーっと、箸の先ほど食べただけで、濃ーい味が広がってお酒ぐびーです。
なるほど。
だから「酒を盗む」か。
うまいなぁ。
命名も味も。
最終日。
再び高知龍馬空港へ。
11月なのに暑い高知ともお別れです。
(でも地元の人たちはけっこう冬の格好をしていた。こっちの人にとっては寒いのかな・・・・・。)
高知は歴史を感じる街でした。
良い旅をありがとう高知。
飛行機の搭乗口で、アンパンマンが見送ってくれました。
ばいばい。またね。
聞いたことある名前です!
アンパンマンの車両は出現率がけっこうレアで、路面電車は何本も見ましたが、アンパンマン号を見たのはたったの一度でした。
高知にはアンパンマンミュージアムもあるみたいですよ。
しかしアンパンマンの知名度は最強ですからねぇ。地元にとっては強力な観光資源ですよね。
自治体は、作家育成から町興しを考えてみたらどうか。
ところで藤子不二雄記念館の誤解。
A先生が氷見市出身だからですかな?
記念館はありませんが、先生デザインのかわいいのかかわいくないのかちょっと微妙なキャラクターはたくさんいますよ富山。
酒盗ー、お酒ー、鰹のタタキー
最強のコンボですなっ
一年前だとわかっていてもうらやましい(^^;)
ところでやなせたかしさんって高知の出身だったのですね
だから街にもアンパンマンが。。。
しぞーか出身の作家さんで、そこまでメジャーなキャラってないからなー
あ、「貞子」がいましたかw
(ちなみに私、今まで藤子不二雄記念館は富山にあると勘違いしてました)