山岸凉子さんの待望の新刊
超ドキドキしながら読了しました
『レベレーション(啓示)』
http://morning.moae.jp/lineup/452
百年戦争の末期にフランスに現れた
「救国の聖女」ジャンヌ・ダルクを
描く歴史まんがです
作者の山岸凉子さんは
北海道出身の漫画家さんで
『日出処の天子』『舞姫 テレプシコーラ』
などの作品で知られています。
みづあさぎの中では
とにかく精神的な怖さを描くのが
いぶし銀のように上手な
漫画家さんというイメージがあります
しんしんと骨に沁みるような怖さというか。
どれを読んでも楽しめる
珠玉のホラーまんが短編集は
折に触れて何度も読み返してしまうほど
お気に入りです
そんな山岸さんが描く
ジャンヌ・ダルクってどんな風になるんだろう?
と単行本の発売を心待ちにしておりました
結果は…まだ序章も序章の段階ですが
山岸さんらしい「怖さ」がそこかしこに潜伏した
良質な歴史まんがだなと思いました
これから、この怖さが宗教的な熱狂を伴って
どんな風に芽吹いていくのがが楽しみです
掲載誌が男性誌なので
この淡々と心理的な伏線を積み上げていき
どうして、そうなるに至ったか?
を共に体験させていく手法は
論理的に感情移入をしていく
男性向けに練られたものなのかと思いました
ジャンヌ・ダルクの歴史的な軌跡だけではなく
内面に深く深く潜っていくという
山岸さんならではの大作になるのではないかと
今から続きが楽しみで仕方ありません
願わくば、山岸さんがご自分のペースを守って
描きたいように最後まで
この物語を描けますように…
本日の更新はみづあさぎでした
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