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東北旅行 計画2

2013-04-15 18:30:40 | 美味・温泉・地域
小説「火怨」の中で、
蝦夷の人たちは出雲の国の人々と同じ神を信仰している、という記述があった。

これは(短絡的だが)蝦夷と呼ばれる人が、もともとは出雲の出身なのではないか
ということを想像させる。
そんなばかな、と思われるかもしれないが、小説の中盤で、主人公のアテルイが
京都まで、やすやすと都見物する場面が出てくる。

この時代に、それだけの移動することが可能だったのか驚きだが、
(作者の高橋氏もそれなりに調べて記述していることを前提にして)
その行動半径をもってすれば、それも不思議なことではない気がする。

また、蝦夷方に経済的に味方しているのは、物部の姓を持つ人物だ。
物部氏といえば、この時代より前、蘇我氏との宗教対立に敗れている(?)一族だ。
さらに、物部氏は出雲を出身としているという。

蝦夷の人々と、物部氏はもとは同じ出、(これまた短絡的)な想像をさせる。
だから、両方ともヤマトに対立する(?)

そういえば、「陰陽師」に出てきた、悪役も出雲出身の物部氏だったような気が・・

ヤマト方には百済王を姓に持つものも登場する。

どうもあやふやな記憶の中、ネットで多少確認するも、ごちゃごちゃするのだが、

百済ーヤマト  と  出雲ー物部ー蝦夷  という不思議な関係まで考えさせられる。

余談だが、この小説を読んでいて、ふと、
宮崎駿の「もののけ姫」と「平成ぽんぽこ」を思い出した。

静かに暮らしていた人の中に、「火怨」であれば「金」
もののけであれば「ダーダラボッチのあたま」を求める人々という設定から、

ひょっとしたら、この両方の話も蝦夷の人々の話がベースになっている
のではないかなどと、空想をひろげてしまった。

ま、いつの世、どこでも同じということなのかもしれないが・・。



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