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ジョルジュ・ルオー展

2009-11-23 12:48:48 | 
ルオーというとなんとなく黒で縁取られた、
ステンドグラス風のカラフルだが、宗教的で平面的な、
というものを思い浮かべるのだが、

その印象が今回、少し、変わった。


ルオーにはカラフルな色彩の時代の前に白黒の時代があったのだ。

ちょっと見るだけでは、よくわからないのだが、じっと見ていると
絵が、浮き上がってくるように感じる。
平面的な人物の顔や、体に立体感を感ずるようになる。

その後の解説をよむと、
「モノクロームの画面に内側から輝きだすような光が宿った」
と書かれていた。

私が感じた立体感と同じことをさしているかどうか、わからないが
ポスターやパンフレットでは感じ取れないものがあると思う。

これだけでも実際のものにふれてよかったと思えるのではないだろうか。