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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

第8回ひまわりフェスタ表彰式

2012年10月15日 14時59分56秒 | インポート

審査委員長の総評のなかに「上手く仕上げているではなく、意外な発想でひまわりを表現した作品を選出しました」とありました。その観点からするとダヴィンチの生徒全員にあてはまります。一人ひとりの独創のひまわりは、また来年、成長進化して芽を出すことでしょう。
胸を張って元気に返事するようにと、式の前に声をかけようと二人の後姿を捜しましたが、なかなか見つかりません。名前を呼ばれてはじめて顔を見ることができました。いつもの天紀くんではありません。敦也くんははじめてみる人のように私の顔をチラリ見るのがやっとでした。ふたりとも緊張の様子でした。

なにごとも経験です。Rimg2990


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天紀くんのドクターイエローは中央部が透明になっていて向こうの景色が窓に映される、そのおもしろさが名古屋のランドマークである名古屋テレビ塔賞の受賞理由でした。
敦也くんは来場者の人気投票数で上位2名に選ばれました。スゴイ!全参加作品を見直しましたが、宇宙をテーマにしていたのは敦也君の作品が唯一です。その評価が認められたのです。
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教室全員の作品は10月27日まで久屋大通駅北改札口前の市民ギャラリーに展示されます。その後、返却されますのでしばらく待っててね。


ANA機体デザインコンテスト入賞!

2012年10月11日 16時28分22秒 | インポート

全日空の飛行機(B767-300)に自分の絵がペイントされて大空を羽ばたくデザインコンテストで、みごとにピカソクラスの初菜ちゃん(4年生)のデザインが7,000点の中から入賞9点のひとつに選出されました。このあと10月21日までの間に一般インターネット投票による選出で大賞が決定されます。http://ana60th.com 12歳以下の部(3)fight!JAPAN クリック投票をお願いします。斬新な発想のこいのぼりは、しっかりと調べ上げた国旗と地球と、丁寧に描かれた、こいのぼりのカラフルな鱗と重なり合って、とてもモダンな仕上がりをしています。
初菜ちゃんの作品づくりはベースに勇気と辛抱強さがあることは言うまでもありませんが「とにかく、やってみよう」という素直な心がけで取り組んでいます。集中のあまり、ときに私の声が聞こえないようなそぶりを見せますが、実はしっかりと聞いています。
じゃあ、やってみる」ここが可能性の門戸を大きくしている要因なんですね。もちろん上手くゆくことばかりではありませんが、以前、満足できなかったことを克服しようとする挑戦姿勢には驚かされます。もちろんですが親御さんのはげましがなければかないません。克服するまで続けることでしか成果は微笑まないことを実証してくれています。おめでとう!31


課題ポスターについて

2012年09月07日 13時02分50秒 | インポート

夏の宿題で「課題ポスター」を提出した子も多くいたことと思います。親御様からの質問も多く寄せられました。その中から短くですが回答を載せて、今後の宿題に活用していただければと思います。

「Q:普段描いている自由画と課題ポスターとは違うのでしょうか?」 A:ポスターを見て、直接でも間接的でも、瞬間でも時間差でも「ああ、このことなんだ」と、大勢の人の心をつかむことができているポスターが良いポスターとされています。何を描いてもいいものではありません。

しかし、このことは高学年にならないと理解できないでしょう。でも、難しく考える必要はありません。たとえば映画の予告ポスターをみて、映画の内容が少しでもイメージできればよいので、全ての内容をポスターに表現する必要は無いということですね。

「海をきれいに」という低学年中学年ポスター課題があったらとしましょう。自分だったら、きれいにするにはどうすればよいのかをひとつ、強く考える。そのあと、自分が大好きな絵柄(お魚・港湾・水平線など)のなかに取り込んで描くことで「きれいに」という想いが強く表現できるのです。想いが弱かったり関心が薄ければ描くことはできません。

ここでも、大人の価値観を押し付けないように注意したいものです。一人ひとりが考えた「海をきれいに」のイメージを尊重しなければなりません。宇宙を描こうとも、金魚を描こうとも、この年齢期に考えた個性的な発想なのだから。審査は二の次で、おおらかに受け入れましょう。こういう子にはこの先にチャンスが必ずありますから、安心して成長を見守りたいものですね。Matsuri* ヒゲせんせいデザインのポスターです。


作品が語る話に関心を

2012年08月27日 17時43分13秒 | インポート

サイボーグは制作途中に子どもと一緒に家庭に帰ることにしました。これには大切なわけがあります。いかがでしょうか?お子さんの困難を乗り越えた跡にお気付きになりましたでしょうか。作品を前にして励ましの声かけが、どんなに嬉しいことか。自分を認めてもらえた。見守ってくれていると安心できれば、少しの困難も正面からアタックする勇気が発揮できるでしょう。

往復するたびに修復が必要となるでしょう。工作課題では常に切断・接着方法を指導してきました。木材をカッターで切断しようとしたり、やたらめったらセロテープ貼りをしたりするたびに、思い通りにならないことを学びました。今回はガラクタ部品なので、方法を間違えていると、すぐに結果として現れます。「紙・木材は木工ボンドだよね。金属は?」破損の原因を知り、対応策を考えてもらいたかったのです。

「鼻はどれを使うのか?」「これはどこにくっ付けるの?」この質問は少なくありません。ガラクタをそのまま、接着剤の量にまかせて無理やり付けようとします。組み立て説明書のある工作キットなどに慣れてしまうと工夫する思考が止まってしまうといいます。自分の手の中にあるものを計画通りに切る、重ねる、曲げるなど、応用力で得た完成の達成感ほど、生きる力に貴重なエネルギーはありません。

Photo

写真はK君の作品(途中)です。同様の紙製の卵パッケージを3つ用意しました。みんなで取り合いになるだろうなと期待しましたが、誰も触ろうともしませんでした。どうもそのグロテスクな形が敬遠されたようでK君だけが手にしました。でもどうですか、この迫力!完成がたのしみです。