'incassable'=割れない、こわれにくい、丈夫なという意味の
フランス語です。
'bebe incasable'は今から100年以上も前の1880年代、フランス
の大人気人形メーカーであるジュモウ工房が売り出した人形に
つけられた売り出し文句。’割れない人形’です。
それがこちら。
(正確に言うと写真の人形よりもう少しだけ前ですが)
そうなんです。ヘッドは非常に薄くて透明感のある磁器(ビスク)で
出来ています。ボディはコンポジションという練り物ですから確かに壊れ難い!
壊れ難いけれど人形としては壊れやすい。仕事上数百というビスクドールを扱って
きましたが、人形は顔が命!この薄いヘッド部分の磁器には最新の注意を払ってい
たものです。
時代が違えば暮らし方も違い、当然価値観も違ってくるのでしょう。
19世紀末頃のモノクロームの写真を見ると、このビスクドールを
優しく抱えてにっこり笑った少女が度々登場します。
皆お人形と同じ様なドレスを着て。
この時代の子たちは、生活の中に’割れる’素材の人形を(割れない人形と
してですが)普通に与えられていたのですね。ガラスケースにしまって鑑賞
する為でなく、一緒に過ごす大切なものとして。
子どもには割合小さい時分からガラスや陶器や銀のコップで飲ませたり、木の器や
カトラリーで食べさせたり、ビスクドールにも触れさせたりしています。
どうせ割っちゃうから…プラスチックで…というのはとりあえずやめてみました。
意外とそれ相応の使い方を覚えていくものです。どうしたら割れちゃうかとか、
危険だとかも。
小さな頃からいろんな質のものに常に触れていることって、意外と大切だなあ
と思います。後からじゃ追いつかないもんなあ~
ものを大切にすることは、ものの使い方を良く知ることなんですね。
時々人形を眺めては、当時の人々の暮らしのリズムを回想しています。。。
丁寧に暮らそう。
フランス語です。
'bebe incasable'は今から100年以上も前の1880年代、フランス
の大人気人形メーカーであるジュモウ工房が売り出した人形に
つけられた売り出し文句。’割れない人形’です。
それがこちら。
(正確に言うと写真の人形よりもう少しだけ前ですが)
そうなんです。ヘッドは非常に薄くて透明感のある磁器(ビスク)で
出来ています。ボディはコンポジションという練り物ですから確かに壊れ難い!
壊れ難いけれど人形としては壊れやすい。仕事上数百というビスクドールを扱って
きましたが、人形は顔が命!この薄いヘッド部分の磁器には最新の注意を払ってい
たものです。
時代が違えば暮らし方も違い、当然価値観も違ってくるのでしょう。
19世紀末頃のモノクロームの写真を見ると、このビスクドールを
優しく抱えてにっこり笑った少女が度々登場します。
皆お人形と同じ様なドレスを着て。
この時代の子たちは、生活の中に’割れる’素材の人形を(割れない人形と
してですが)普通に与えられていたのですね。ガラスケースにしまって鑑賞
する為でなく、一緒に過ごす大切なものとして。
子どもには割合小さい時分からガラスや陶器や銀のコップで飲ませたり、木の器や
カトラリーで食べさせたり、ビスクドールにも触れさせたりしています。
どうせ割っちゃうから…プラスチックで…というのはとりあえずやめてみました。
意外とそれ相応の使い方を覚えていくものです。どうしたら割れちゃうかとか、
危険だとかも。
小さな頃からいろんな質のものに常に触れていることって、意外と大切だなあ
と思います。後からじゃ追いつかないもんなあ~
ものを大切にすることは、ものの使い方を良く知ることなんですね。
時々人形を眺めては、当時の人々の暮らしのリズムを回想しています。。。
丁寧に暮らそう。
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