ひとつの手から生まれるもの

作ってみる 見てみる 考えてみる 想ってみる 休んでみる

休日のアンティークマーケット

2011-05-03 15:04:12 | アンティーク
我が家のゴールデンウィークは、毎年アンティークのお仕事が
びっしり詰まっていまして、家族まるごと出展となることが多いのです。
青山のヴァルカナイズ・ロンドン・アンティークマーケットの様子。

 

落ち着いた雰囲気の会場。美味しいランチをカフェテラスで頂けます。
1日のんびり楽しんできました。
     
  ご近所さんにお花のアレンジをお願いしました。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

★このマーケットの情報、出展業者は下記のURLでご確認頂けます。
http://weeklystreetmarket.blogspot.com/
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ツボな記事

2011-02-20 17:11:04 | アンティーク
一月に一度日経新聞に入ってくる『THE NIKKEI MAGAZINE』の記事が
とても気に入っています。
バックナンバーも時々見たくなるので全部取ってあります。

脱サラして木工の道に入った作家さんの話や職人暦半世紀の達人の話などが
面白い「働く現場」コーナー、「パノラマ消費考現学」ではシェアハウスや
アート空間に様変わりした廃校の話、「bricolage」では手近な材料や道具を
使って工夫して手作りされた作品の紹介、暮らしの中で丁寧に使いたいこだわ
りのモノを扱う「暮しごと」
他にも豆の生命力や根っこの特集、カフェをめぐる旅など…
毎度毎度ささやかなツボをついてくる。

発見もあります。

記事中の写真は、セイコーの国産初の目覚まし時計(新藤暦展示館所蔵)です。
一緒に撮った時計は、17年前フランスに買い付けに行き始めて間もない頃、
気に入って自分用に購入したものです。
姿かたちは全く同じ!でもフランスのアンティークフェアで買ったものは
本体裏手に【REVEIL】(目覚まし)、【AIGUILLES】(指針)などとフランス語
表記があります。中央のシーソーに乗った男の子と女の子も明らかにフランスタッチ。

暫くの間使っていなかったこの時計ですが、ちょっと嬉しくなり久し振りにネジを
巻いて、またこちこちと時を刻み始めました。







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THE PARKING ANTIQUES MARKET

2011-02-18 15:21:59 | アンティーク
今月より、南青山の骨董通りで新たなアンティークマーケットが
スタートしました。
毎週土曜日、アンティークに精通した専門業者が入れ替わりで
出店します。
第一回はABBEY ROADも出店してきました。
デザイン事務所が多い場所柄、個性的なお客様が多かったです。
スケジュールの合う限り、これから度々出店しますので、
お近くまでいらしたらチラッとお立ち寄り下さい。

★第1回目の様子~


  

←用意して頂いた美味し~いランチに大満足!
主催者の方の気配りがよく、おかげさまで居心地の良い1日となりました。

★THE PARKING ANTIQUES MARKET~VULCANIZE London Presents
毎週土曜日 9:00~4:00
港区南青山5-8-5 表参道駅B3出口より徒歩3分
(ヴァルカナイズ・ロンドンの裏手パーキングが会場です)

http://weeklystreetmarket.blogspot.com/



*近くではファーマーズマーケットも開催されていました。
あちこちでマーケットが開かれていると、活気があってウキウキしますね。



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サンタさんの贈り物

2010-12-21 16:24:14 | アンティーク
★hotte de Noel★



‘サンタクロースがプレゼントを入れて背負う籠よ‘
そう告げられ思わず手にした小さな籠。
しっかりとした作りの籠には、セルロイドや木の人形、羊、ポット、
花束、鈴などが詰まっていたり括り付けられていたり…
1900年代初頭のフランス製。
サンタさんがこの籠を背負う姿を想像しつつ買い付け先で購入しました。
この時期になると引っ張り出してきて飾っています。

12月になるとフランスでは【TOY MANIA】というビッグイベントがあり、
オープン前から多くのディーラーやお客さんたちが入り口に殺到するのです。
会場の中ではアンティークの人形やおもちゃ、小物がびっしりと並んでお客さん
を待っています。それぞれのお目当てのものを真っ先に掘り出そうと大人たちが
ワクワクソワソワ。なんとも可愛らしい光景ですよね。(勿論私もその1人
でしたが…)
オープンしてわ~っと会場になだれ込むと、いつも一際すごい人だかりに
なっているブースがあります。
それは、様々なプレゼンテーションボックスに入った人形や小物を扱うブース。
とてもデリケートで手の込んだ小物や人形がいっぱい詰まった、夢のような
ボックスなんです。既に両手にいくつも抱え込んで交渉している人もいます。
この盛り上がりは一体なんだろうと思いつつ、ちょっと焦りながら掴んだ品を
手から離せずにいる自分。。

箱の蓋を開けたとき、そこに思いがけない愛らしいものが入っている時の喜び
とか満たされ感とかって、あるんですよね~。
大事なものを気に入った箱や籠に入れておきたくなる習性も同じ感覚。
ときどき開けて見て、また閉めて…。
老若男女、全世界共通だったんだ~と、このイベントがある度に感じて
いたものでした。


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bebe incassable

2010-10-27 21:50:14 | アンティーク
'incassable'=割れない、こわれにくい、丈夫なという意味の
フランス語です。
'bebe incasable'は今から100年以上も前の1880年代、フランス
の大人気人形メーカーであるジュモウ工房が売り出した人形に
つけられた売り出し文句。’割れない人形’です。
それがこちら。

(正確に言うと写真の人形よりもう少しだけ前ですが)

そうなんです。ヘッドは非常に薄くて透明感のある磁器(ビスク)で
出来ています。ボディはコンポジションという練り物ですから確かに壊れ難い!
壊れ難いけれど人形としては壊れやすい。仕事上数百というビスクドールを扱って
きましたが、人形は顔が命!この薄いヘッド部分の磁器には最新の注意を払ってい
たものです。

時代が違えば暮らし方も違い、当然価値観も違ってくるのでしょう。
19世紀末頃のモノクロームの写真を見ると、このビスクドールを
優しく抱えてにっこり笑った少女が度々登場します。
皆お人形と同じ様なドレスを着て。
この時代の子たちは、生活の中に’割れる’素材の人形を(割れない人形と
してですが)普通に与えられていたのですね。ガラスケースにしまって鑑賞
する為でなく、一緒に過ごす大切なものとして。

子どもには割合小さい時分からガラスや陶器や銀のコップで飲ませたり、木の器や
カトラリーで食べさせたり、ビスクドールにも触れさせたりしています。
どうせ割っちゃうから…プラスチックで…というのはとりあえずやめてみました。
意外とそれ相応の使い方を覚えていくものです。どうしたら割れちゃうかとか、
危険だとかも。
小さな頃からいろんな質のものに常に触れていることって、意外と大切だなあ
と思います。後からじゃ追いつかないもんなあ~

ものを大切にすることは、ものの使い方を良く知ることなんですね。
時々人形を眺めては、当時の人々の暮らしのリズムを回想しています。。。
丁寧に暮らそう。




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