make my style

日常の視点

最近の好み

2006年11月21日 | つぶやき
CanonのEOS kissを買ってから半年。

何事も凝りたくなる性分のようで、趣味で写真を撮りまくり、
おもしろがって楽しく撮ってる間に、もっとこんな風に撮りたいなを追求していると、それを観てくれた人から「これを撮って下さい」とテーマを要望されるようになってきた。

今までは自分の好きなものを撮っていただけだったのが、
撮るべき対象がはっきりしていて、撮影した後に何に利用したいのかとか
その後の使い道を聞いて、こちらで一番それに近いと思われるものをイメージしてそれに臨む、そういうことも増えてきてだんだん気付き始めたことがある。

そこで気づいたこと、
それは、私は意外と仕事が好きなんだな、ということ(笑)。

何をしていても、一番好きな瞬間は、「最終イメージをキッチリ決めて
そこまでのプロセスをしっかり踏む、そのための技術をしっかり磨く。」
それが思い通りにはまった時。

自分の中の思想の断面をあわせたパズルの最後のピースがパチっとはまったようなそういう瞬間。

自分の姿勢で一環しているのは、まさにその部分。

望まれる最終イメージというものを一所懸命考えて
イマジネーションが広がって「これだ!」と思う瞬間とそれにまい進して行動に移す工程が一番楽しいんだな、
ということをますます、ひしひしと感じたりします。

ただ単に自宅で料理を作るときでも
今日のテーブルの全体の最終イメージを頭に作って
それを同時進行で、なるべく同じにアップできるように頭を駆使して
体を動かしている瞬間。

今日1日の行動をイメージしての最適なファッションを考えているとき
洋服の質感の合わせ方や配色、全体のイメージを統一感をもって作りたいための
アクセサリーや時計、靴の選び方。

イメージはできるんだけど、そのイメージ通りにできる技術が足りないと思えば一所懸命それを補おうと何気なく研究したり努力したりしているところも

すべては、「自分が最適だと思ったことをイメージ通りに表現したい」という
「表現」の手段として私の頭は勝手に考えているんだ、というのが
何をやってもまさに「仕事」の目線でおもしろいな、と
自分のことをあらためて知ったりしている、

そういうところも
茂木健一郎氏に習っていえば、私の脳内のニューロンが発火して
私の脳にそんな映像を見せているだけなのかもしれないけれど、
だからこそ、その時々のクオリア(質感)をしっかり味わっていきたいと思っている自分の貪欲さを知ることもまた私にとっては楽しいこと。

人生のその時々に現れる現象のクオリアをしっかり味わっていけば
自分なりに満足した深みのある人生が送れるのではないか?

と最近そんなことを確信したりしております。

そこで冒頭の写真。

これは「チゲ味噌」。何枚も撮った中から私が自分の撮りたかったイメージに
一番近かったのがこれ。

まあ、素人なので良し悪しは置いといて(笑)

私のイメージする美的趣味は、対象がくっきりと際立つもの。
絵画や写真のフレームだったら縦の配置。
全体の統一感があって、でも野暮にならない何か興味をひくような
チャーミングなもの。

そういえば、今まで撮った写真の中で気に入ったものは
大体縦で撮った写真が多くて、購入した半年前に比べてここ何ヶ月かは
自然とカメラを縦に構えることが増えてきているようで

自分の好み、とか自分らしさって出てくるんだな~って
ちょっとおもしろく感じています。

今後もだんだんおもしろいことが増えてくるんじゃないか?
そう思える自分の人生は、自分の考え方次第のようですね。