数年前知人のところから処分して欲しいと預かって来たプレーヤーは、一回り大きい木枠にコンクリートと粘土を詰めた中に埋まっていて、ちょっと動かすだけで腰が痛くなるくらい重い(^^;; 車庫の片隅に放置していたが邪魔になるし、かと言ってそのままでは捨てるに捨てられず、ターンテーブルとトーンアームはいいもののらしかったので枠を外して掘り出してみた。
フォノモーターはDENONのDP-3000、かつて一世を風靡した名機で、スイッチを入れると問題なく動いたのはラッキ〜(^^) 隙間と言う隙間に詰めた粘土が触れたアルミは表面が変色していたが、幸い内部まで腐食はしていなかった。
トーンアームDA-401の軸にガタがあったので分解するとベアリングが残念な状態。
どういう構造になっているかわからないので少しずつ針でつついているうちに片側が外れたので、もう片方もキズがつかないように真鍮線を曲げてたものを引っ掛けて外しパーツクリーナーで洗浄。
円錐のピボットが接触してベアリングの玉が回転するとややこしい回転の仕方になるはずで、いったいどうなっているんだろうと思ったら、玉はきれいにしても動く気配がない。どうも固定されているようだ。荷重もわずかだから動かなくても問題ないのだろう。手元にあるオイルの中で最も上質と思われるフルートのキーオイルを注して仮組み。
ところがあれこれやっているうちに内部に通っている極細のリードが1本切れてしまった(^^;; よく見るとその1本は軸の近くに半田付けしたアース線で半田付けのところで切れたものだったのでこれなら直ると安堵したのも束の間、被覆を剥こうとしてプチプチ切れてどんどん短くなってしまった(^^;; 以前Altecのドライバー802-8Gのヴォイスコイルのリード線を修理した時に使ったワイヤーの芯線を抜き出してつなぎ足して、他の4本のリード線とともに導通を確認(^^)
今はここまでで後は時間が出来た時のお楽しみ(^^)
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