2週間程かかっていたクラヴィコードの修理が終わりました(^^)
この楽器は、キー後端に埋め込まれた重りの鉛が腐食、膨張してキーを割ってしまっている状態でした。鉛が白く粉を吹いていましたが、これは湿度が高い環境で水蒸気と二酸化炭素と反応してできた塩基性炭酸鉛(鉛白)と考えられ、毒性のあるこの白色の粉末を吸い込まないように細心の注意を払って作業をしました。
鉛を取り除いてから割れた部分をニカワで接着し、バランスを取りながら溶かしたハンダを流し込んで重りにしました。
修理の結果、打鍵のエネルギーがタンジェントから弦にしっかり伝わるようになって、いい感触です(^^)
この楽器は、キー後端に埋め込まれた重りの鉛が腐食、膨張してキーを割ってしまっている状態でした。鉛が白く粉を吹いていましたが、これは湿度が高い環境で水蒸気と二酸化炭素と反応してできた塩基性炭酸鉛(鉛白)と考えられ、毒性のあるこの白色の粉末を吸い込まないように細心の注意を払って作業をしました。
鉛を取り除いてから割れた部分をニカワで接着し、バランスを取りながら溶かしたハンダを流し込んで重りにしました。
修理の結果、打鍵のエネルギーがタンジェントから弦にしっかり伝わるようになって、いい感触です(^^)