古い記憶がフッと蘇って気になり始めることがありますね。
私は、遠方で使ってもらっているクラヴィコードのチューニングピンについて、出入りのピアノの調律師の人がチューニングピンが高すぎると言って低くしていきました、とどなたからか伝えられたことを今になって思い出したのですが、それが誰だったかが思い出せません😅その時はとっさに不快な気分になってついそのまま聞き捨てしまったはず
クラヴィコードのチューニングピンの高さは響板にかかる弦の圧力と関係していて、ダウンベアリングはあまり大きく取りません。これは、チェンバロやフォルテピアノではブリッジとチューニングピンとの間にあるナットと呼ばれるレールがクラヴィコードにはないことに起因していて、チューニングピンの高さだけ下げると響板が沈むことになります。
その調律師の人がなぜチューニングピンが高いと判断したのか、ダウンベアリングが少ないと判断して下げたのか、単純にチューニングピンが蓋に当たっていたから下げたのかがよく分からないのですが、チューニングピンを低くしたら弦のコイルをその分上げる必要があります。
心あたりのある方はご連絡ください。