コロの散策記

気の赴くままに、沖縄の風景などを紹介していきたいと思います。
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企業訪問

2007-06-09 00:10:09 | 日記
まず、日プラという水族館のアクリル板を作っている会社に行きました。
そう、美ら海水族館の巨大水槽のアクリル板を作っている会社です。
何がすごいって、何枚かのアクリル板を接着しているのですが、それが分からないという技術です。
この上のキューブでは、接着面があることがわかると思いますが、下の写真では、くっつけていることが分からない。(同じものです。)

説明してくださった方。


70℃くらいで接着させるということでしたが、うまく接着させるためには、除冷がとても大切ということです。現場施工ということでしたが、ちなみに美ら海水族館のあの巨大水槽は、除冷だけに2ヶ月かかったということです。

そして、もう一つこちらの工場でつくっているのが、スクリーン。
『ニップラ ブルーオーシャン』というアクリルパネル技術を応用したリアプロジェクションシステム用スクリーンです。

実際に見た映像はすごくきれいでした。東京の帝国ホテルにこのこのスクリーンがあるということでしたが、県内ではまだないそうです。台風とかありますし、屋外への設置は、まだ課題があるそうです。





もう一箇所は、『コンボルト・ジャパン』屋外用燃料タンクを作っている会社です。日常ではあまり見かけないのですが、基地内ではよくみかけます。


従来の燃料タンクは、スチール製のため、サビなどによる劣化のため穴が開いてしまう可能性があります。しかもそこから燃料が漏れると周辺環境にものすごいダメージを与えてしまうという懸念があります。

このコンボルト型燃料タンクは、何層ものタンクで覆う形になっており、仮に内部で漏れがあった場合にも外に漏れない構造になっています。さらにその外側を手金コンクリートで覆っています。触ってみましたが、普通の家の外壁より頑丈でした。




そして、何よりもすごかったのが、どでかいフォークリフトです。



沖縄で一番、大きいといってました。製品よりこちらのほうに注目が集まる感じでした。ちなみにモデルは、ひげぼうずさん。



総括しますと、
どちらも事業所も
・新港を浚渫されると、直接、中城湾港から荷物の搬出ができ(今は、那覇まで陸上輸送しているとのこと)沖縄でもっと事業拡大が期待できる。
・そして、アジアの拠点になる可能性もある。

ということで、特別自由貿易地域としてのメリットが生かせるのは、航路の浚渫が行われ港が整備されてからということがよく理解できました。

見学させていただいた、日プラさん、コンボルト・ジャパンさん、大変お忙しいなかありがとうございました。すごく勉強になりましたし、すごく楽しかったです。


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