サングヮー

葉っぱを結んで作るお守り、サングヮー。
浜比嘉島の比嘉集落の塀の上に、たくさんのサングヮーがありました。
比嘉集落の塀には、何故か等間隔で石が置かれている。と思っていたら、サングヮーを据えるためだったとは。

サンスクリット文字

浜比嘉島にある浜集落には、おなじみの石敢當の他にもサンスクリット文字（梵字）が書かれた石もありました。

サンスクリット文字で書かれている内容は、仏教の世界観を表すものと思われますが、役割は石敢當と同じで魔除けの意味があります。

サンスクリット文字が書かれた石は、北中城村のいくつのかの集落でも見かけたことがあります。

比嘉グスクからの眺め

比嘉集落の方々お薦めのビューポイントです。
ここからの眺めが好き、守りたい。とおしゃる方が多かったです。
実際の登ってみると、お隣の平安座島、宮城島が一望できる納得の風景でした。
この日は、あいにくの曇り空。晴れた日は宮城島の先の伊計島までくっきり見えそうです。

グスクは城跡ではなく、集落の聖地（拝所）である場合が多いです。
その場合、集落発祥の地としての位置づけされていますが、水源涵養のため守るべき場所として、大切にされてきたのでは。と思ったりもします。

伝統的な集落の土地利用の形態は、地勢をうまく生かした科学的な土地利用の手法だなと思います。






比嘉グスクの拝所
自然界に存在するものすべてに神様がいるという考え方が基本となっているので、木や石などの自然物が信仰の対象となっています。

東（アガリ）ガー

比嘉集落にある水量が豊富な東ガー。

沖縄の伝統的な集落には、自然の湧水を利用した「カー」と呼ばれる場所があり、各集落ともカーから生活用水、農業用水などとして利用していました。浜比嘉島はそんなに大きな島ではないのですが、カーが多く、水が豊かな島という印象を持ちました。

比嘉集落には、東ガーを水源とした水路が集落内を走っています。
この水路を何か活かしてできることないかな。

比嘉集落

勝連半島の東側に位置している浜比嘉島にある小高い小丘に囲まれた静かな佇まいの比嘉集落。

木造赤瓦の屋根の家屋が多く、昔ながらの白砂の道もところどころに残っています。