ハングル;教え、そして学ぶ

日々ハングル(韓国、朝鮮語)を教えながら感じること、韓国ドラマでみる名言。

「ハングルのピッチパターン(「窓ぎわのトットちゃん」から)

2014-09-18 11:48:55 | Weblog
(前回の続きです)

そして、「マサオちゃーん」の題を探して読みました。チョゴリを着たお母さんが不安そうに、何度も子供を呼んでいたという事、「マサオちゃーん」のイントネーションが日本語のそれと違うという事を読んで深く印象に残っていたのです。

本の引用です。
「…ふつうなら、…「サ」と「オ」にアクセントが、くるんだけど、このおばさんは、「マサオちゃーん」と、「サ」だけがおおきくなって、しかも、「ちゃーん」と、のばすところが、高い声になるので、それがトットちゃんには、悲しいみたいに聞こえた。」

ここでハングル(朝鮮語・韓国語)のピッチパターンの話になりますが、
ハングルの場合、1つの音調句(ほぼ分かち書きの単位)が4文字以上なら「低高―低高」。3文字以下の場合は「低―高」。ただし、音調句が激音・濃音・ㅅ・ㅎで始まる場合は、1文字目が高」。(出処「韓国語ジャーナル30号、ここではメロディーパターンと表現」。

なので、幼かった徹子さんにも言葉の違いが分かったのでしょうね。

今回、「マサオちゃーん」を読み返してみるとこんな話も。

小2位のマサオちゃんがトットちゃんに「朝鮮人!」と言ったことを聞いた
トットちゃんのお母さんが、
「かわいそうに……きっとみんながマサオちゃんに「朝鮮人!朝鮮人!」というんでしょうね。」と言いながら、絶対に日本人、朝鮮人と区別しないで親切にしてあげるのよ。朝鮮人というだけで悪口をいわれるなんて、なんて気の毒なんでしょうと教えます。
徹子さんは優しいお母さんに育てられたのですね。

今年はエホバクが豊作でした。
コメント
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