ハングル;教え、そして学ぶ

日々ハングル(韓国、朝鮮語)を教えながら感じること、韓国ドラマでみる名言。

NHK「視点、論点」で日本語の特徴ーコリア語との比較

2014-06-09 23:24:50 | Weblog
先週、偶然NHK「視点、論点」で「日本語の空気」というのを、言葉に関することなので見ました。

主に日本語には一人称が色々あるという内容でしたが、興味深かったのは「日本語は何を言うかより、どう言うかという言語」という部分でした。

いつも相手に配慮して言葉を選びながら言う言葉、ということは感じていました。それに対しコリア語は「何を言う」言語だと思います。

一世の言葉を聞いて育った二世たちはズバズバ言う言葉に慣れていても、三世たちは「どう言う、言われる」の日本語的な感覚だろうな、と思ったことも有るし、一世の言葉をあまり聞いていないので、当然そうなるでしょう。

毎日韓国ドラマを見ながら、いつも一世のオモニの言葉が懐かしく思い浮かばれます。
今欠かさず見ている「サランウン ノレル タゴ(愛は歌に乗って)」、台詞に味が有り好きです。

今日も「무자식이 상팔자더니 옛말이 틀린 것 하나도 없어」と云う台詞が有りました。偶然バラエティー番組でも今日これを聞きました。

子がいないのが一番いい運勢(身分)といった意味で、大きくなった子を持った親が、子のことで悩んでいる時軽く(?)使う言葉ですが、これ等も日本語ではなかなか言えないのではと思ったりする表現です。

そして、 옛말 틀린 것 하나도 없어(昔の人の言う言葉は正しい)も、よく聞いた言葉なのです。