ハングル;教え、そして学ぶ

日々ハングル(韓国、朝鮮語)を教えながら感じること、韓国ドラマでみる名言。

「あんぽん」孫正義伝を読んで② 勉強の大切さ

2012-06-19 14:43:34 | Weblog
「あんぽん」で一番感動した話です。

孫さんのイモ(母の妹)に著者が取材したときの話です。

「あれはたしかうちの母が入院していたころだったと思う。
アメリカに留学中の正義が一時帰国したんです。そのとき母の病室で姉(正義の母)が何気なく『この子はお金のかかる子なのよ』と漏らした。
それを聞いた正義さんがこんなことを言ったんです。
『お母さん、僕には何の財産も残さなくていいよ。僕は何もいらない。その代わり、勉強のめんどうだけはみてください。そのための世話だけはしてください。たとえ借金してでも、勉強だけは続けさせてください。いつか、必ずお金持ちになって恩返しします。カバンにたくさんのおカネを集めて、かあさんに持ってきてあげるから』」

そのとき、孫はまだ十代だった。…

読んだ瞬間、涙がぽろぽろ流れました。読書で涙を流すのは何年ぶり、いや何十年ぶりでしょうか?
今は読み返しても、その瞬間の感動はありませんが。

( 얼마나 영특한 소년인가、 나에게도 비슷한 겅험이 있었지,근데 나는 이런 식으로 어머니를 설득한 게 아니라 그저 버티기만 했었지.)~自分が高校に行きたいとオモニにわがままを言ったことを思いだし、少し重なったのかもしれません。

当時は公立の高校に行くのもたいへんな時代でした。
そして高校を出たら就職させようと思っていたオモニに、またもや大学に行きたいといったのです。母国語をもっと習いたい一心でした。
でも、孫さんのように恩返しするという気持ちも特にもってなかったです。

감사할 줄도 몰랐었죠.
그런데 어머니께서 하늘나라에 가신 지 오래 지날수록 점점 감사의 정은 깊어만 갑니다.
어머니 덕에 이렇게 나이 들도록 우리말을 가르치는 일을 할 수 있으니까요…