中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「パンアメリカン」で焼き魚定食を食う

2005年04月22日 | 中華街の非中華料理

 「中華飯店」と一体の建物に入っています。鉄パイプが縦横に組まれているのは、外壁が歩道側に傾いているため、これ以上倒れないように補強するためのようです。聞くところによると、昭和40年代初めからの営業といいますから、かなりレトロです。



 「パンアメリカン」はカウンター10人ほどの細長い店。看板にはホットドックコーナーとありますが、和洋定食を揃えています。

 本日の焼き魚定食は鯖の塩焼き。玉子サンドに使うような玉子サラダは、マヨネーズとのバランスが最高。これにキャベツとトマト、味噌汁、おひたし、お新香がついて720円です。

【定食メニュー】には、マスターのコメントが一つ一つ付いています。
一日一食は ハムエッグ 600円
心の味ですね コロッケ 650円
健康食事です 焼肉 700円
健康を考えたら 焼き魚 720円
元気の元です ハンバーグ 720円
ライス! 漬物 チキンシチュー 760円

といった具合です。

 ここはクレイジー・ケン・バンドの横山剣がよく利用していたということで有名。彼らの曲に「珈琲ブーガルー」というのがあります。このブーガルーというのは、Wikipedia百科事典によると「1966年から1968年ごろにかけて主にニューヨークで流行したラテン音楽の一種。リズム・アンド・ブルース、ソウル、ロックンロールなどの米国のポップミュージックとキューバ~カリブ系のラテン音楽が混合されたサウンドが特徴」とのこと。

 珈琲ブーガルーを聴くと

♪深夜営業の コーヒーコーナー … チャイナタウン ~♪

 こんな歌詞がありました。このコーヒーコーナーというのが「パンアメリカン」のことなのです。その証拠に、店内には「コーヒーブーガルーの店」と書いた表示がぶら下がっています。

 ホットドッグコーナー「パンアメリカン」は、その米国的な名称とは裏腹に、非常に和風で懐かしい雰囲気のお店です。紫色のアクリルドア、カウンター内で傾いたレトロなガス湯沸かし器、和定食…中華街の中でも異色の存在でしょう。
  

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