中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

これぞ「暗橋」だ

2024年04月08日 | レトロ探偵団

 港南区関ノ下交差点から金沢区君ヶ崎交差点を結ぶ笹下釜利谷道路、地元では「笹釜道路」と美味しそうな名前で呼ばれている。
 この道を磯子区から金沢区方面に歩いていくと、能見台入口という交差点が出てくる。

 すぐそばを流れている川は笹下川とも呼ばれている大岡川だ。そこに能見台方面へ向かう橋が架かっている。


 グーグルマップ上では笹下川と表示されているが、この橋の下を流れているのが大岡川であることは、この表示板が示している。横浜市の河川マップでもちゃんと「大岡川」と書いてある。
 ただし、河口から磯子区の天谷橋までが2級河川なのだが、そこから峰行橋までは「河川法による準用河川」との表示。さらに峰行橋から上流は「その他」とされている。
 大岡川がこのように分割されていることを今回、初めて知った。 


 昭和56年4月の架橋だ。
 能見台という町の歴史を調べると、 釜利谷町、富岡町、磯子区上中里町、氷取沢町の各一部を編入して能見台一丁目が設置されたのが昭和56年(1981)5月1日だから、おそらく能見台の開発に合わせてこの橋が架けられ、京急につながる道路も新設されたのだろうね。
 ちなみに京急の谷津坂駅が能見台駅と改称されたのは昭和57年(1982)である。


 さて、この橋の名称はなんていうんだろうか。
 橋名板を見ると……

 しもがやあんきょう

 とうとう、「暗橋(あんきょう)」という名の橋を見つけた! と思ったのだが……

 よく見ると最後の「う」がない!

 しもがやあんきょ


 橋じゃないんだ!

 橋なら必ず「〇〇橋」と表示されるからね。


 しかし、暗渠にしては短すぎるんじゃないか。
 これは実質、完全に橋なのに。
 橋上から金沢方面を眺めるとこんな感じ。

 どうしてこれが暗渠なのか?


 横浜市の河川図。


 橋梁として認識されていないのは明らかだ。
 なんでだろう……?

 気になって昨日も眠れなかった……。



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4 コメント

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Unknown (ちゃめごん)
2024-04-08 20:06:49
「ぶらっと遡上探索」というブ
ログを書いていらっしゃる方がいて、
その「大岡川最終回」という項目に取り
上げていらっしゃいました。
面識は無い方なのですが、川や
暗渠を辿って記事を書いている方々
がいて、参考にさせていただいて
います。
Unknown (小径のヌシ(^-^))
2024-04-09 06:48:44
あ~
そういえばヌシも昔、大岡川を遡りましたねぇ (´艸`*)
でもザっと流しただけでしたので
こうやって掘り下げていくのは勉強になりますね (^-^)
川や暗渠 (管理人)
2024-04-09 10:59:36
>ちゃめごんさん
そうなんですよね。
川や暗渠について書いているブログって、いくつかあって、
どれも興味深いです。
大岡川 (管理人)
2024-04-09 11:00:45
>ヌシさん
大岡川は何度歩いても興味が尽きないです。
源流も素敵ですよ。

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