山崎洋子の冬桃ブログ

日常雑記です。

蝶の誕生

2017年06月24日 | 雑記
 昨日、サナギが黒っぽくなっていた。
 案の定、今朝、三頭が羽化していた。
 三頭ともモンシロチョウ。
 まともな大きさ、少しだけ黄色みがかった
オフホワイトの羽。
 完璧!





 二センチにも満たないような
小さなサナギの中に、どうして
この蝶の体と羽が収まっていられたのか。
 青虫からこの姿に、
動かないサナギの中で、
どうしてこんな変化を遂げられるのか。
 なんど見ても、私には驚異だ。

 羽を拡げて飛びたとうとしたので
すっと指を差し出してみた。
 蝶は指先に、ひらりと飛び乗ってくれた。

 眼下は、緑の少ない町。
 大丈夫だろうか。
 
 でもね、あんたの母親も、
どこからかこんな高いところへ飛んできた。
 幼虫の食草になるアブラナ科の葉が
ここにあることを、どうしてか突き止めて。

 豊かな環境とはとても言えなかったけど
無事に卵は孵化し、僅かな蕪の葉を食べて
サナギになった。
 そして、今日、立派に羽化した。

 だから、あんたも、どこかで相手を見つけ
食草を見つけて産卵し、子孫を残してね。
 楽じゃないご時世だと思うけど、
さあ、翔んで!






コメント
この記事をはてなブックマークに追加

映画「草原の実験」

2017年06月22日 | 雑記
 テレビ放映されたものを、内容もわからないまま
なんとなく録画しておいた。
 そして、今日、観たのだが……。




 いやあ、素晴らしかった!

 不思議なタイトルでしょ?
 「草原の実験」なんて。

 なにしろ台詞がいっさいないので、
なにがどう進行していくのかわからない。
 舞台は広大な草原。
 ずっとまえに行ったモンゴルも、
こんなだったなあ。

 モンゴルの相撲取りみたいな風貌の父と
十代半ばか後半くらいの少女が、
そこにぽつんとある素朴な家で暮らしている。

 父はドラックで、どこかへ仕事に出かけていく。
 彼は、飛行機を操縦させてもらって大喜び
……というシーンが冒頭に出てくるのだが、
観ている方は意味がわからない。
 音楽、風や雨の音、エンジン音、
ラクダのいななきなどはあるが、
人間の台詞はまったくないので。

 わからなくてもいい。
 それをカーテンの陰から
そっと見守る娘の美しさに、
一瞬で魅了される。
 知的でミステリアス。
 表情豊かではないのだが、それだけに
僅かに目や口元が変化すると
思わず見入ってしまう。

 二人の若い男が彼女に恋をする。
 野生の獣が雌を巡って戦うように
二人は決闘じみた取っ組み合いをする。
 
 「喧嘩をやめて! 二人を止めて♪」
 なんて、歌が昔、あったっけね。

 彼女はそんなこと言わない。
 獣の雌がそうであるように、表情も変えない。
 こんな人里離れたところで暮らしていても
自分の魅力をよく知っている。

 まあ、これ以上は言えない。
 途中で、「実験」の意味がだんだんわかってくる。
 映画の舞台はカザフスタン。
 実際にあった「実験」をモチーフにしている。

 どの場面も美しく素朴なだけに
ラストの衝撃は大きい。
 数々の賞を獲ったロシア映画だが
恥ずかしいことに、私は知らなかった。
 いろんな意味でお勧めである。

 主役の少女は、韓国とロシアの
ハーフだそうだ。
 



コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

スプーンを曲げちゃった!

2017年06月20日 | 雑記

 これが証拠写真。
 見事にぐにゃりと曲がっている。



 いや、曲げたのは私じゃなくて
友達のHiiちゃんなんだけど。

 毎週月曜日に通っている
横浜商科大学主催の「中華街まちなかキャンパス」。
 この日の講座は
「中国の伝統療法~自然治癒力を引き出す気功体験」
 講師は中華街で生まれ育ったという任鎮東先生。

 気功の原理から現状まで、とてもわかりやすく
気負いのない話しぶり。
 帰ったらさっそく気功の本を買って
ちょっと勉強してみようかな、と思った。

 気功というのは、自分の中にある生命エネルギーで
自分を活性化すること。
 わかりやすい例を……というわけで、
最後、受講生たちにスプーンが配られ、
ユリ・ゲラーばりに曲げてみようという実験。

 スプーンを持って立ち、意識を、自分の頭の中の
松果体という部分に集中する。
 考えずに感じる。
 集中したら、自分がロケットのように、
宇宙へ飛び出していく感覚を、自分でつかむ。
 シュッと抜け出した感じになったところで、
スプーンの頭を自分の方へ曲げる……。

 
 「できた」
 と、あたりまえのようにつぶやいたのは
私ではなく、隣にいたHiiちゃん。

 え? なんで?
 まるっきり曲がらないよ、わたし。

 そもそも宇宙へ飛び出していく感覚とやらになれない。
 まあ確かに、集中力のなさは日頃から自覚してるけど。

 この日は40人近い受講生がいたのだが
曲げられたのはHiiちゃんを含めて三人だけ。

 いやあ、凄い!

 任先生に体の悪いところを
探ってもらうHiiちゃん。



 講座が終わってから、中華街の「一樂」へ二人で。
 女将さんとお喋りしながら食事。



 もう一度見せよう、曲がったスプーン!
 Hiiちゃんの顔が、なんだか威厳に満ちている。
 


 
 















コメント
この記事をはてなブックマークに追加

青虫からサナギへ

2017年06月19日 | 雑記
 蕪の種をプランターに植え、
葉が出てきたところでシロチョウの卵を見つけ
喜んだと思ったら、あっという間に消え、
あとはアリマキばかり……。
 
 まだ蕪は小さかったが、仕方なく全部抜き、
葉を処分しようとした時、青虫を四頭見つけた。
 おお、無事に孵ってたのね! 
 急いで虫籠を買い、青虫のいる葉をコップに挿して入れた。
 すぐになくなるからと八百屋へ葉付きの蕪を捜しに走った。

 

 この時、大きな思い違いをしていたことに
あとで気づいた。
 青虫を見るのがほんとうに久しぶりだったので
その小ささから、終齢幼虫になるのは
まだまだだ先だと思ってしまったのだ。
 頭にあったのはアゲハの幼虫。
 あのくらい大きくなるのだと……。

 翌日、一頭の青虫が、
プラスティック面に張り付いていた。
 葉から落ちてさまよっているのだと判断し、
そっとつまんで戻そうとした。
 青虫の体は、羽二重餅のように
すべすべで柔らかい。
 潰さないよう細心の注意を払いつつ……。

 が、相手は糸を吐いて頭をプラスティック面に付け
必死で抵抗する。
 そこをむりやり剥がし、葉に戻した。
 
 やれやれ、と一息ついたとたん、
あることに思い至り、ぎょっとした。
 もしやサナギになろうとしていたのでは?
 まさか! あの大きさで?
 そうか、シロチョウはアゲハより小さいんだ!

 なんてことをしたのだろう。
 ほかの青虫も、葉を変える時、コップの水に
落としてしまったりしたし、保護するつもりが
リスクばかり与えてしまった
 たぶん全滅だ……。

 その日は深く落ち込んだ。
 実際、翌日、虫籠を覗いたら、
葉の上にいるのはほんとに小さな一匹だけ。
 あとは消えていた。
 みんな死んのだ、と絶望しながら
コップを取り出し、そうっと葉をかき分ける。
 いない。どこにもいない。
 体がしぼんで消えた?

 ため息まじりに、ふと、傍らにおいた蓋を見ると、

 おお、蓋の後ろにサナギが!



 こっちにもひとつ。



 ここにも!



 計六頭も! どこに隠れていたのだろう。

 これからは、明け方、目を覚ましたら
二度寝する前に覗いてみないと。
 蝶になるのはその時間が多いから。
 ああ、ほっとしたぁ!

 大通り公園で会った、車椅子の鳩おじさん。
 写真を撮らせてもらい、お礼を言ったら
「いい日だね」と、やさしく返してくれた。
 鳩もおじさんも至福の時間を過ごしていた。
 



 






 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

お墓参りとお墓にまつわる物語へ

2017年06月18日 | 雑記
 「お義姉さん、次の土曜日はお母さんの
月命日ですよ、お墓参りしませんか」

 と、義妹から電話があった。

 私は無宗教なので(そのくせ、どんな神様だろうと
仏様だろうと、手をあわせておねだりをする)、
何周忌だの命日だの、意識したことがない。
 毎朝、亡き祖母、両親、弟、犬、猫に
お茶を捧げ、「おりん」を鳴らし、祈っているので
それでいいんじゃないかと思っているずぼらな人間だ。

 でも義妹は違う。
 千葉から神奈川県の藤沢市まで、遠いのに
しょっちゅう墓参りに行っている。
 両親と弟が住んでいた那須の家は、彼女が
引き継いだのだが、そこへもできる限り出かけ
草刈りなどしているようだ。
 私の両親も弟も、あの世で、私の冷たさを嘆き、
彼女のやさしさに感謝しているに違いない。

 で、車でピックアップしてもらい、
私は久しぶりに墓参り。



 そうだ、この日の夜、「朗読三昧」が、
たまプラーザの「三丁目カフェ」
というところであり、「天使はブルースを歌う」
(根岸外国人墓地にまつわる物語)
が演目に入っていた。
 遠慮がちに義妹を誘ってみたところ、
「興味あります!」という嬉しい返事。
 墓参りのあと、東名高速の事故渋滞に
思い切っリ引っかかりながら、たまプラーザへ。

 満席……はいいんだけど、おじさん率が異様に高い。
 朗読とかお芝居とかコンサートとかに来るのは、
圧倒的に女性客が多いのよね。
 言っちゃなんだけど、文化にお金を使うのは女性の方。



 始まってすぐ、「おじさん率」の謎が解けた。
 金田さんが子供の頃から属していた
ボーイスカウトのお仲間だったのだ。
 金田さんは途中で制服に生着替え。



 「憲法前文」から「天使はブルースを歌う」、さらに
アンコールの「アプローズ」まで、心温まる夜だった。
 
 ボーイスカウトの制服を着た金田さんと
今夜も天使の歌声と演奏を聴かせてくれた丸尾めぐみさん。
 墓参りから墓の物語へと巡った私と義妹は
お二人に挟んでいただいて、やや緊張気味。

 

 それから私を送り、千葉の自宅まで
義妹は車を運転して帰った。
 いつも、ほんとうにありがとう!

 


 

 


コメント
この記事をはてなブックマークに追加