ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

漸くフォックス・ニュースが正しいんじゃないかと思う様になってきた宮家邦彦さんのCozy Up 03082019

2019-03-08 19:11:19 | 日記
漸くフォックス・ニュースが正しいんじゃないかと思う様になってきた宮家邦彦さんのCozy Up 03082019

https://youtu.be/fcCaCBFhgS0

フォックス・ニュース  フォックス・ニュースは映画等で知られる21世紀フォックスが1996年に設立したメディアです。保守的で共和党寄りで知られています。この辺りを踏まえた上で、次のニュースをお聞き下さい。

アメリカ民主党の全国委員会のペレス委員上は6日、来年の大統領選で、民主党候補者の討論会を行うテレビ局から保守系のフォックス・ニュースを排除する方針を明らかにしました。

フォックスを巡っては、前回の大統領選の討論会で、質問内容をトランプ大統領に事前に教えていた疑惑が報じられている為、ペレス氏は公平中立的な討論は期待できないと判断したと説明しております。

フォックスは声明で、全米最大規模の視聴者に候補者が主張を伝える重要な機会になると再考を求めたということです。さぁ、フォックス・ニュース…。


まぁねぇ、日本じゃ有り得ない局なんですよね。日本の場合、放送法があるから、一応政治的には中立を求められているでしょ。だけど、アメリカにはそれが無いですから。という事は超保守でも番組を作れるワケですよ。

実際、90年以降ですけれども、戦争が終ってね、アメリカの世論も徐々に徐々にではありますけれども、右傾化するというか、保守的になってくる。そうするとまぁ、ヴューワーがチャンと居るワケですから、まぁ、これでビジネスになるワケね。

それはそれでイイんだけども、問題はね、フォックス・ニュース、初めはヒデエなぁって思ってたんですよ、正直言って。で、特にトランプさんが出てきてから。CNNと…CNNは日本でも見れるから、僕は見てた。

これが1番マトモだとアメリカ人に言われて見てたワケですよ。だけどね、最近はね、CNNも必ずしもマトモじゃなくなってきたっていうかマトモなのがなくなっちゃったって言うか。

例えばね、数ヶ月前ですけど、去年かなぁ、行った時にも、もう、ホテルに着いたら、先ずテレビを点けるワケですよ。それで…まぁ、簡単に言うと、フォックス・ニュースを5分見てから、CNNを5分見て、又、フォックス・ニュースに戻して、又、CNN見てると。

こういう感じでモニターするワケですよ。そうするとね、同じ国の放送とは思えない位、全然言ってる事が違うワケ。
フォックス・ニュース何て言ってるかというとね、あのね、ディープ・ステートって言葉があるんですよ。深いのdeepにね、stateのステート。国家ですね。要するに、まぁ、影の政府ってのが世の中にあるんだと。陰謀論ですよ。

要するに、リベラルの変な野郎が、政府の中に入ってきて、官僚の中にも国務省の中にも居て、そいつらが牛耳っているんだと。トランプさんは、それをとにかく、やっつけようと思って出てきたんだって言わんばかりの事をトランプ陣営は言っているんだけど、それをその侭言ってるワケですよ。

だけど普通の全国放送のですよ、テレビ局がですよ、ディープ・ステートがね、何とか何とかって言うって信じられないんだけど、実際にやってる。勿論、その5分後にCNNに言ったら、ディープ・ステートのディの字も言わないワケですよ。当たり前だけどね。

でねぇ…最近、こんなになっちゃって問題だと思うんだけど、もう、つい最近行って、つくづく思ったのは、段々、僕が慣れてきたせいか、そのフォックス・ニュースが正しいんじゃないかと思う様になってきて。

CNNってチョッと左…あまりにもトランプさんの批判が強過ぎて…。もう全編そうなんですよ。だからねぇ…まともなジャーナリズムがどっか行っちゃったのか…まぁ、そこ迄言ったら言い過ぎだけども、もう、両極化が本当に進んじゃってね、これでイイのかという感じはしないではないですね。


いやぁ、確かに米朝の首脳会談の2回目が行われた時に、じゃぁ、海外はどういう報道をするんだろうと思って、会社に来るとワーッとテレビの並びの中にCNNもあるので、見てみたら、マイケル・コーエンさんの議会証言について、特番を組んでコメンテーターズラリでやっているので、エェ~ッみたいな。


そりゃ、あん時はね、マイケル・コーエンの議会証言っていうのが最大のニュースだったワケですよ。そりゃ、トランプさんがベトナムに行っている時に、わざわざやったんだからね。

その意味では民主党側の作戦勝ちなんだけどね。まぁ、それはCNNだったら、そうでしょうね。フォックス・ニュースだったら、恐らく違ったと思いますね。


ぼくもその…放送法の4条に、その公平中立の文言が入ってますけれども、これって選挙の時はチョッと窮屈なんじゃないかなっていう様な意見もあるじゃないですか…と、思っていたんですが、アメリカを見てみると無くしちゃうのは無くしちゃうので、どうなんだろうと。


まぁだけど、言論の自由ですからね。日本だって、その放送法が掛からないインターネットの放送が事実上出てきていて、それはもう、右も左もメチャクチャですよね。

色々な意見があってもイイと思っているので、放送法が悪いと言ってるんじゃないですよ。しかし大きな流れとしては、必ずしも政治的中立と言ってもなかなかね。

実際何処が中立なんだと。何処が偏向なんだと言えないから…。あそこ迄いくと、段々、解禁の方向に行くのかなと。

でも、そうなるとフォックス・ニュース対CNN対CNBCみたいな、ワケの分からない3つの違うニュースが流れる様になってしまう。それでイイんでしょうかっちゅう事ですよ。難しいトコだ。


まぁ、そこで自分達で判断していくという、何というか、リテラシーというか。


そこら辺は有権者が判断すると。自分達はこう報道して、決めるのは視聴者の皆さんですよっていうのがフォックス・ニュースのモットーですから。


ディープ・ステート関連参考サイト

ヴェノナ文書特集①

ヴェノナ文書特集②



ICBM製造施設で動き 北は変わっていなかった 日本を取り巻く安全保障環境の激変 宮家邦彦氏Cozy Up 0308

2019-03-08 19:00:44 | 日記
ICBM製造施設で動き 北は変わっていなかった
日本を取り巻く安全保障環境の激変 宮家邦彦氏Cozy Up 0308

https://youtu.be/fcCaCBFhgS0





北朝鮮のICBM製造施設で、動きか? 韓国の情報機関、国家情報院が、北朝鮮平壌郊外の山陰洞(サヌムドン)の「ミサイル総合研究団地」で、物資運送用の車両の活動を捕捉していたことが7日、分かりました。

米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)を製造した拠点として知られ、韓国軍当局者は「施設維持の動き」とみているという事です。あのぉ…昨日あたりでしたか、このニュース、アメリカの調査機関、シンクタンクからもなんか出ていて…。


出ています、まぁ、色んな所からね。皆、上から衛星で見ている訳ですから、別にハノイに行ったからっていってね、途中でやめるとか、少し考え直すとか、彼ら、してないワケですよ。北朝鮮は。

どう考えても、まぁ、今迄のイメージとしては、去年の6月12日のねぇ、シンガポールで会議をやって、新しい事は何となく止めるのかなぁっと、まぁ、今迄の物はともかくとして…と、思っていたら、実際には、やってんじゃん。

チャンとね。で…アメリカのシンクタンクの奴だってねぇ、最近、こういうのを建ててしましたって。前から分かってただろう、そんなモノは。だって少しずつ見ているワケですから。毎週見てんに決まってんですからね。

と言う事は、分かっている人は分かっていて、北朝鮮はあまり本気で非核化をやる気はないんだって事は分かるでしょうと。でもまぁ、万一って事が有るからネェ。

なかなか言い難かったんですけど、まぁ、北朝鮮の専門家に言わせると、やっぱりねぇ、最後の覚悟を決めたっていう人も居るんですよ。ウーン、でもねぇ、覚悟を決めたにしては、全然覚悟を決めてねぇじゃねぇかと。

そういう感じがしてチョッと嫌だなぁと。トランプさんも、非常にガッカリしたとか言ってんだけど、分かってんだろう、そんな事は。


毎日、ブリーフィングを受けますよねぇ。


そう思いますけどねぇ。まぁ、聞いてるのかどうか知らないけれど。


まぁ、ねぇ…一時期、あの6月12日の会談以降、日本の国内でも、もう、これで平和が訪れるんだみたいな、結構バラ色の未来が報じられていましたが。


一部の人がね。僕は違うと思ってましたけどね。だからどうだっていう事じゃないんだけれども。やっぱり北朝鮮が何故、核兵器を開発したかと考えたらね、やっぱり歴史的に考えたら簡単なんですよ。

1990年、91年の段階でソ連が崩壊をした。金日成の一族からすりゃあね、次は俺達だと思うに決まってますよね。そうすると90年代の前半で、やっぱり、これは生き残る為には何かしなぁイカンと。

やっぱり核兵器だって事になるワケで、それで94年の危機が訪れるワケですよね。ですから、その意味では、彼らはズーッと一貫してるんですよ。

ですから、その意味では、そう簡単に、核放棄をするワケは無いと、思っていたし、もう1つの大事なポイントはですよ、やっぱり韓国から見ればね、「オッ、中国が台頭してきた」と。「アメリカはどうも落ち目や」と。「こりゃあね、チャンスや」と。


チャンス?!


北と話をして、それで統一に向けて動いて、そして出来れば中国もアメリカも朝鮮半島から手を引いてくれと。我々が主人になるんだと。こういう気持ちが有ったのかなぁ…と。「それに我々は振り回されている」って事ですよ。

今迄は、中国であったり、ロシアであったり、或いは日本もですけれども、周りの大国に振り回されていた歴史がある。


ですから、彼らの主体思想っていうのも、そういう発想で見ると、ナルホドなぁって思いますよね。


でぇ…アメリカと韓国の関係ですけれども…軍事演習を相当な規模止めるんだと。で、陸上でやっていた実際の演習の部分も止めるけれども、「キー・リゾルブ」と呼ばれるモノであったりとか。


何考えてるんだろうね、トランプさんは、これで金が浮くって言うんだけど、金の問題じゃないんですよ、私に言わせれば。

もう、どっかに書いたんですけどね、練習をしないで金メダルを取れる人は居ないでしょ、オリンピックでね。だったら訓練しないでね、抑止力を維持できる軍隊なんて無いんですよ。

であって、年に1回やるのは、お金の無駄遣いしてるんじゃなくて、実際に戦わなければいけない時に戦えるかどうかなんですよね。

問題は兵隊だってチャンとローテーションで回ってくワケですから、ズッと居るワケじゃないんですから、アメリカ軍もチャンと定期的に訓練しなかったら、戦闘能力は低下するのは当たり前。それがどうしても、あの大統領には分かってもられないという事ですよねぇ。


流石に、アメリカの軍の司令官等もかなり危機感を抱いて


そりゃそうですよ。だって訓練出来ないんですからね。だけど大統領の命令だからしょうがない。だからねぇ、昔はマティスさんという人が居て、グーッと我慢しながら、何とか耐えてきたんだけれども、それもクビになっちゃったから、もう、止められる人は居ないんじゃないですか。残念ですけどね。


まぁ、これ、韓国としては、そうは言いながら、在韓米軍、まぁ、「出て行け」とまでは言わないけれど。


僕が聞いたのは、どっか甘えていて、どうせある程度やっても、アメリカは出ていけないだろうと。


足元見てるって事ですか?


新しい基地を造ってね、38度線に近付き過ぎるといけないから、南にグッと下げたワケですよね。それ全部、韓国が費用負担したワケだから、これだけの事をやったんだから、アメリカ出ていくワケないと思ってるワケですよ。

だけど、トランプさんって、出て行くかもしれない、ホントに。だからそこの部分で、韓国とアメリカで今、韓国とトランプさんの間でね、ボタンの掛け違いが起こってない事を祈りますよ。


あ~あ、これ実際に引くとなった時、思い出すのは、フィリピンからアメリカ軍がスッと引いた後に、やっぱり1番利を取ったのは中国だから。


そりゃもう、力の真空が出来ますからね。ですから、それが38度線と対馬海峡の間で起こるワケだから。下手すると防衛線が38度線から対馬海峡になっちゃうと。まぁ、最悪の事態ですけれども、ならない様にするにはどうしたらイイかって考えなきゃいけないですよ、日本も。


これでもプラン B としても、なった場合の事を考えなきゃいけないんですか。


そりゃもう、大変な事ですよ。1953年の敗戦協定以来ね、ズーッと維持してきた日本の防衛体制、それから更に言えば、自衛隊が出来たのが1954年だし。それから日米安保協定が改定したのが1960年。ズーッとその38度線を前提に考えてきたんでしょ。それが変わるなんて事になったら、大変な事ですよ。


そうかぁ……って事は、もう、防衛大綱ってレベルの話じゃなくって日米安保も含めて


完全な日本を取り巻く安全保障環境の激変。何十年に1回のね。という風に成り得るという意味では、僕は要注意だと思います。直ぐ成るという意味ではありません。



中国の次は日本かぁ 対日貿易赤字  宮家邦彦&飯田浩司のCozyUp 3月8日

2019-03-08 18:56:24 | 日記
中国の次は日本かぁ 対日貿易赤字 
宮家邦彦&飯田浩司のCozyUp 3月8日

https://youtu.be/fcCaCBFhgS0



トランプ大統領が対日貿易赤字に不満 アメリカのトランプ大統領は6日、ホワイトハウスで開かれた会合で、対日貿易赤字が大き過ぎると不満を漏らし、アメリカ国内での生産を増やす様、対米投資の拡大を要求しました。

尚、2018年の物の対日貿易赤字は1.8%マイナスの676億3千万ドル、日本円に直して、およそ7兆6千億円で、国別では中国、メキシコ、ドイツに次ぐ4位となっております。まぁ、これ、数字そのものは昨日もお伝えしましたが、トランプさんの反応が出てきたところです。さぁ、これから交渉になる訳ですか。


まぁ、彼はね、劇場型の政治をやってるワケで、今、中国とガンガンガンガンやってます。あんまりやり過ぎると、本当におかしくなっちゃうから、恐らく3月中に、手を打って、次…彼にとって2020年の選挙は始まってますから、当然次の生贄が必要なワケで、だから来るのはもう、時間の問題ですよ。

日本だって、別に中国の対米黒字の恐らく一部は日本の企業もあるかもしれないから、彼はそれを分かった上でやってるから。その意味では、日本に来るのは、もう時間の問題。来るモノが来たという事ですけど、もう、受けて立つしかないワケですよ。

だからね、中国の様に、色んな意味で、安全保障も含めて問題を起こしている国と違って、日本は同盟国ですからね。それに阿部さんの対トランプ懐柔政策っていうやつ…これ凄い旨い事いっているワケですから。

まぁ、確かに不愉快な事はこれから来ると思うんだけど、どっちみちね、もう世界中ヤナ思いをしているワケで、ヨーロッパなんてもうメチャクチャ、ボロスコ言ってますよ。


凄いらしいですね、ヨーロッパとの喧嘩の仕方は。


ドイツ3位でしょ。もうメルケルとの関係なんて無茶苦茶ですよ。もう、この間もミュンヘンの会議で、ボロッカス言ってましたからね。その意味では日本は比較的いいポジションにいて、でも来るモノは来るんですよ。受けて立ちゃいい。

もう80年代から、散々っぱらやってるワケだから、相手はライトハイザーで嫌だけれども、しかし、それは昔からそうなんで、別に今から急に変わるワケじゃないから。


これ80年代の交渉もライトハイザーさんは既に居たらしいですね。


80年代は居たんじゃないですか。


今は通商代表部の代表やってますが。


あれしか出来ない人ですから、ホント困るんですよね。日米安保やった人間と日米貿易交渉やった人間では、ホント対米観が全然違うからね。


外務省の中でも?


外務省の中でも。もう、だいたい貿易やっている人たちは、皆反米になるんですよ。


反米になるんですね。


ですから、しょうがないんじゃないですかね。それよりもね、中国との問題をチャンとやってもらわないと困るんで…。なんでかと言うと、あんまりやり過ぎで度が過ぎたらね、世界経済に間違ったっていうか、ネガティブな影響を及ぼし兼ねない。

実際にもう、数字は出てきてるでしょ。中国経済が、この貿易戦争だけでね、今、おかしくなっている訳では無いです。私はそう思います。

だけども中国経済の勢いの低下というモノを又、加速化しかねないんで、どっかで手を打たなきゃいけない。だけど完全な合意なんか出来るワケがない。

そしたら、一時的で、限定的で、表面的な妥協をどっかでやって、パンパカパーン、やったぞ!これで世界経済何とかなるぞうぉと。そして中国には言う事言ったぞって言って、劇場の幕が1つ終ると。で、中国の幕が終った次は何かと、そりゃ日本に来ますよ。


ウーン、まぁ、大きな貿易の相手国っていったら、メキシコか日本か、ドイツとEUとなる。


まぁ、だけどね、中国とは違うから。中国は次の幕が有りますから、又。その間の、一旦ミッションみたいな形で過ごせば、1番イイかなぁと。まぁ、どうなるか分からないけど。


まぁ、日本としては、為替条項とかを入れられちゃうと、チョッと具合が悪いですけどねぇ。

彼らは、為替条項は日本だけじゃなくて、世界中で


やろうとしてますねぇ。


やろうとして…中国を念頭に置いた措置ですから。だからといって、付き合ってイイというワケじゃないけどね。



20190306 米朝会談失敗!北朝鮮内部の反応【及川幸久−BREAKING−】

2019-03-08 01:12:36 | 日記
20190306 米朝会談失敗!北朝鮮内部の反応【及川幸久−BREAKING−】

https://youtu.be/RuCObnr-iOg



ラジオ・フリー・アジアの報道に依ると、北朝鮮の金正恩委員長が、わざわざベトナム迄行って、トランプ大統領と会って、寧辺の核施設を閉鎖するという、そういう条件を出しているにも関わらず、アメリカ側は合意を拒否した。そして金委員長は、片道3日も掛けてベトナム迄行っていながら、結果的に世界に恥を晒した。こんな様な噂が、庶民の間で広がっている。

更には、この庶民の人達は、アメリカの経済制裁が今後更にひどくなって、もっと厳しいものになるのではないかと恐れているそうです。北朝鮮の庶民の方々の最大の関心事というのは、生活が経済制裁が解除のなって良くなるかどうか。ここに全てが集約しています。

一方、今度は北朝鮮のエリート層です。エリート層はホッとしていると言うんです。エリート層というのは、北朝鮮の党の幹部とか、軍の幹部の事をいうと思われますが、彼らは、今回、もしトランプ大統領が提示した経済繁栄というのを…アメリカと組んで経済繁栄をしましょうよというのを金正恩委員長が選んでいたなら、自分達は地位を失うという風に思っていた様です。

それは正に、今回、首脳会談が行われたベトナムがそうだったからです。ベトナムは北朝鮮同様、1党独裁の社会主義国家です。しかし1995年にアメリカとの国交が正常化されました。その後、経済がおもいっきり繁栄したワケです。

特にアメリカとの貿易が拡大して、今やベトナムは、非常に経済が繁栄しておりますし、特に、米と珈琲の世界的な輸出国となっています。そして西側諸国と活発に貿易している。でも、依然として社会主義の国。

こうなるプロセスの中で、それまで社会主義国家の中でエリート層だった人達は、没落し、新たな国に生まれ変わったのです。

トランプ大統領は今のベトナムの状況を非常に賞賛しておりまして、北朝鮮も同じ様になれるのではないかと言っているんですね。そういう意味で、今回米朝首脳会談をベトナムで行った事は、非常に意義があった訳です。





同時に金正恩委員長の周辺の経済担当の閣僚達、彼らは今回、金正恩に動向して、米朝首脳会談と平行して、ベトナムの経済の状況を視察したと言われています。

そんな中で北朝鮮のエリート層たちは、これ迄北の国有の工場だとか国有の企業、そして密輸ですね…こういうモノを通して利益を得てきた。私腹を肥やしてきたワケです。特に汚職をしながら私腹を肥やしてきた。

しかし、もし、北朝鮮がベトナムの様な市場経済の国になってしまったら、彼らはもう、利益を得られなくなる。彼らは、既に金正恩の周辺がですね、ベトナム型の国の解放、開放経済の情報を集めているという事を知っていますので、非常に不安なワケです。

同時に彼らは秘密裏に韓国のラジオ局の番組を聴けるらしく、韓国のラジオを聴いていて、もし金正恩がトランプと合意すればですね、北朝鮮は経済的に開放されて、経済大国になるという事を知っているんですね。

もし本当に金正恩が北朝鮮の経済の大改革を行うのであれば、真っ先に切られるのは自分達エリート層だという風に思っているらしい。

こういった北のエリート層は、密輸の為に船を持っているんですね。春になると、この船による密輸が盛んになるらしいんですけど、今は、国外逃亡の準備をしているという風に、このラジオ・フリー・アジアは言っています。

この様な情報から言えることは、北朝鮮というのは既に情報のコントロールが出来なくなっているという事ですね。こういう共産主義国家、全体主義国家にとって大事な事は、情報を完璧にコントロールするという事です。そのコントロールを既に失っています。

という事は、今のこの状況というのは、今の北朝鮮というのは、歴史を振り返ってみれば、日本の幕末。もしくは、ソ連崩壊の前夜…こういう状況に近いのではないかと思われます。

3月1日にFOX NEWSのショーン・ハニーティという人の、解説を紹介しました。今回の米朝会談の決裂というのは、歴史的に見ると、レーガン大統領が、米ソの冷戦時にゴルバチョフ書記長と会談し、一時決裂した、その時と同じではないかと解説しています。



私(及川幸久氏)も確かにそう思うんですね。それでいくと、今の北朝鮮に必要なのは、ソ連のあの時の、ゴルバチョフの役割です。果たして金正恩がソ連崩壊時のゴルバチョフの役割として、この北朝鮮という国家を大改革して、ベトナムの様な経済繁栄の方向へもっていけるかどうか、もしくは、それに失敗するかどうか、大変な歴史的な分岐点にあるのだと思います。



金正恩氏の「ポンコツ軍隊」が邪魔をする非核化の今後
高英起 デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト3/7(木) 6:03


北朝鮮軍の兵士(写真:ロイター/アフロ

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は3日、FOXニュースの報道番組に出演し、先月行われたハノイでの2度目の米朝首脳会談で、弾道ミサイルと生物化学兵器の全廃を北朝鮮に要求したことを明かした。

会談は物別れに終わったが、それも当然と言えば当然だ。米国の要求はほとんど「武装解除」に等しく、北朝鮮としては受け入れられないだろう。

米国の軍事専門メディアであるミリタリー・ドット・コムは2017年7月、「世界の軍隊ワースト10」と題した記事を掲載し、その中で北朝鮮の軍隊を第3位に挙げている。つまり、北朝鮮の軍隊は世界で3番目に弱いということだ。

北朝鮮は、兵員や戦車などの数だけは軍事大国並みだ。しかし兵器のほとんどは骨とう品レベルで、規律も乱れきっている。

かつてはベトナムや中東で米軍やイスラエル軍相手に死闘を繰り広げたが、それも今は昔の話だ。精強と言えるのは一部のエリート部隊だけで、全体としてはとても本格的な戦争に耐えられる状態にない。

だからこそ、金正恩党委員長は核兵器開発に集中投資を行ったのだ。それを放棄する非核化は、北朝鮮としては「捨て身」の外交戦略とも言える。

そのうえ、非核化後の「虎の子」となる弾道ミサイルと生物化学兵器まで廃棄させられたら、北朝鮮は「丸腰」同然になってしまう。

つまり、金正恩氏は北朝鮮軍が弱すぎるが故に、米国の要求を飲むことができないのだ。
米国とて、それぐらいの事情は見透かしているはずで、この要求を準備した時から、会談の決裂を見越していたのではないか。

もしかしたら、ロシア疑惑などで窮地に立たされているトランプ政権は、「北朝鮮に安易な妥協をした」と非難されるのを避けるため、敢えてこのような要求を出し、北朝鮮が先に降りるよう仕向けたのかもしれない。

しかし、困るのは今後の展開だ。上述したような北朝鮮の状況は、簡単には変わらない。また米国としても、一度出した要求を下げれば、それこそ文字通りの「妥協」となってしまう。
果たして、非核化のための米朝対話はこの先、進展することがあり得るのだろうか。