マクロ経済政策って言うんだったら、消費税を減税していくっていう事だって、別にこれ普通の議論なんです by長谷川幸洋氏
https://youtu.be/NCMWgrWHXY0
飯田浩司のOK! Cozy Up令和元年7月30日放送分
▼政府の経済財政諮問会議、経済成長率を下方修正
01:19位~
飯田:政府の経済財政諮問会議、経済成長率を下方修正 政府は昨日、経済財政諮問会議を開き、内閣府による経済見通しを示しました。2019年度のGDP成長率は、実質でプラス0.9%と今年1月に示した1.3%から0.4ポイント下方修正しました。
又、良く2020年度の経済成長率は、実質で1.2%とする見通しも示しております。まぁ、これ甘いんじゃないかという事がね。
長谷川:そう。というのは、何故甘いのかと言うと、民間の見通しだと、もっと低いんですよね。
今のお話の通り、政府は0.9っていう事なんですけど、まぁ、それでも0.4ポイント確かに下方修正はしてますが、民間見通しだと0.5%。だから更にその半分位という事で、取り分け注目は民間の消費かなと。
これが、政府は0.9見てるんですけど、民間見通しだと0.4。正に半分。それから設備投資。これは政府プラス2.5見ていますけど、民間だとプラス1.6。
やっぱり消費と設備投資が経済の一番の牽引役になるので、それが共に少ないとなると、まぁ、これは相当、この秋から、景気がした向いていくよねっという事がもう、殆ど明らかじゃないかと思いますねぇ。
それでね、総理なんて風に言ってるか。10月消費増税控えているワケですけど、まぁ、更に景気のリスクが顕在化する場合については、機動的なマクロ政策を躊躇なく実行していくと。まぁ、こういう風に言ってるワケですよ。
これどういう風に受け止めるかと言うと、まぁ、普通で考えると、これ、財政出動。つまり、歳出部分を追加していく。つまり秋だと臨時国会で、補正っていう話があるかもしれないし。まぁ、恐らくあるんじゃないかと思いますけど。
それから更に、冬が深まってくれば、来年度予算編成という話があり、だから、そこの所で財政出動追加していくって話になるって受け止めるのが普通だと思います。
けども…本来で言うと、マクロ財政政策というのは、歳出部分だけじゃなくて、歳入部分もあるんですよ。日本の特に新聞テレビは、財政政策って言ったら、もう即、例えば公共投資を追加するっちゅう話をイメージするんだけれども。
実は、歳入部分。税制をどうするかっていう話がホントは有るのね。裏側に。こういう時にはどうするかって言ったら、こりゃ減税ですよ。
ヨーロッパやアメリカでは、減税政策って別に普通に行われていて、チョッと調子が悪くなってくると、直ぐ減税する。トランプ政権も法人税減税しましたけれども。まぁ、後、所得税の累進部分を更に和らげていく。いう様な事。
だから、今回のこういう局面では、総理マクロ経済政策って言うんだったら、歳出の追加だけではなく、法人税、所得税、更には本来であれば、消費税を減税していくっていう事だって、別にこれ普通の議論なんです。
日本だと消費減税だと、とんでもない話だけど、とんでもないのはそちらの方で、別に普通の話なんです。こんな話は。すぐにやってけば良いんだけど、そこは財務省が物凄く抵抗しているから、なかなか出来ないという事ですけど。
まぁ、今回、どうなるんですかねぇ。私の見立てでは、要するに、増税があるでしょ。それから中国とアメリカの問題があるでしょ。それから、まぁ、イギリス。新しい首相が決まりましたけど、10月には、何が何でも、合意がなくったって離脱するって言ってる。
となるとね、ヨーロッパ経済も相当調子が悪いでしょ。それに更に加えて、ホルムズ海峡の問題がある。
飯田:イランのねぇ。
長谷川:イランの問題。これ四重苦ですよ。こんなのは、ホントに今迄経験したことも無いので、果たして0.9%成長なんて事がホントに出来んのという話が、この秋の最大のテーマかなと。
飯田:まぁ、これを公約の様な形で、是が非でも成長するんだと。で、それこそ減税も含めて、マクロ経済の対策をうってくれればイイんですけど。
長谷川:まぁ、後、財政だけでなく、金融政策もあるワケで、まぁ、アメリカは恐らく利下げするだろうと。それからヨーロッパも、これから下がる方向だって見通しですから、まぁ、日本どうするかねぇ。
飯田:日銀の決定会合、昨日と今日、開かれるという事です。
▼臨時国会、8月1日召集を閣議決定
改憲勢力164には届きそう
06:55位~
飯田:臨時国会、8月1日召集を閣議決定 菅官房長官は昨日、衆参両院の議員運営委員会理事会に出席し、臨時国会を8月1日に召集すると伝えました。与野党は提案を了承した為、政府は繰り上げ閣議で1日召集を正式決定。
又、開会式は1日午後3時から行われ、5月1日に即位された天皇陛下が初めて出席され、開会のお言葉を述べられます。そうかぁ。令和になって初の国会召集という事になるんですね。
長谷川:そうですね。まぁ、参院選終わってから、色んな動きがポチポチポチと出てますよねぇ。先ず…れいわ新選組。これ大分話題さらいましたねぇ。
飯田:そうですねぇ。
長谷川:そしたら共産党の小池書記局長、共闘していくと。特に増税反対のところでと。一方ですねぇ、昨日テレビでやってたのは、N国党。
飯田:あっ、あぁあぁ、NHKから国民を守る党
長谷川:がですね、丸山穂高議員が入党したと。
飯田:維新を除名されたね。
長谷川:そうですね。という事で、まぁ、れいわが左派のポピュリズム政党、まぁ、そう言わせて頂ければ、N国党が右側のポピュリスト政党。っていう、まぁ、そんな位置付けかなぁという風に見えますねぇ。
で、N国党ってなんと12人も声を掛けてると。他にも居て、どういう人たちかというと、今の丸山さんに加えて、もう1つパワハラ問題で今話題になってる石崎さん?自民党、元財務省だそうですけど。この方も大変なモンですねぇ。それから渡辺喜美さんの名前も出てますねぇ。
飯田:そうなんですよ。
長谷川:更には松原仁さんとか、後、足立さん。維新の。足立さんもお騒がせ男って言うかね。ツイッターで百田尚樹さんとやりあってる。
飯田:大喧嘩したって。
長谷川:等々。要するに、チョッと話題になっている議員さんにはN国党、随分声を掛けていらっしゃる様ですね。でもね、私一番注目しているのは、それはそれで面白いって言えば面白いんだけど、それとは別に、国民民主党ですよ。代表。玉木さん
飯田:玉木雄一郎さん。
長谷川:私玉木さんの名前、どうも覚えられなくて。度忘れしちゃうのよ。存在感を出す為なのかもしれないけど、憲法改正について、私は生まれ変わったって言ってるでしょう。あれにはチョッと驚きましたねぇ。
飯田:選挙特番、私、日本放送で、担当させてもらって、そうすっと、選挙特番の中で、各党の党首クラスとか幹部繋ぐんですけど、なんか国民民主の人たちに繋いだ時に、すごく投げやり感があったんですよね。
で、厳しい結果ですねみたいな、こっちから問いかけると、いや、厳しくないですよ。何言ってんですかみたいな感じで。
で、じゃあこれから野党共闘どうするんですかみたいな事言ったら、いや、ボールは立件民主にありますからねぇみたいな、そんなふてくされてるみたいな感じでしたよ。どうしたのかなぁって思って…。
長谷川:あぁ、それがあって、チョッと心入れ替えて、この侭ふてくされ状態で昼寝してるワケにいかないという事かなぁ。
飯田:野党共闘って言っても、結局、今回国民民主が結構ワリ食った分あるから、静岡で対抗馬立てられて、最後迄苦戦したりとか。二人区の静岡でも、茨城でも確か降ろさせられたとか。広島もねぇ、自分トコの看板でやろうとしたら、無所属にさせられたりとか。結構大変だった。
長谷川:なので、チョッと心を入れ替えて、思いっきり憲法改正にハンドル切ってみるかという事かしら。まぁ、要するに改憲勢力と言われる人たちは、まぁ、これ、カウントの仕方にもよるんでしょうけども、まぁ、160と言われてますね、今。
飯田:参院の方でという事ですか?
長谷川:参院の方。必要な三分の二が164で、160。だから読売新聞なんかそう言ってますけど、4議席足りない。4議席となると、国民民主が、まぁ、舵をグッと切ってくれると、これは結構いくかもしれない。
まぁ、そういうポジションも見て、生まれ変わったと言って、何か安倍総理と会談したいみたいな事も言ってるでしょう。玉木さんが。勿論、安倍総理の側もアプローチしていると思いますけど。それを受けて、そういう事を言ってる。
まぁ、ですから、これから、チョッとねぇ、秋に掛けて国民民主がどういうスタンスで出てくんのか。憲法調査会なんかで。
2019/7/29(月)青山繁晴虎ノ門ニュース25:00位~
飯田:ちょうどだから、キャスティングボードをヒョットシタラ握れる
長谷川:っていう風に思ったんじゃないかしら。まぁ、是非、生まれ変わって欲しいですな。私としては。
飯田:そうすると、一気にこう、動き出すと。
長谷川:つまり、そしたらさぁ、野党の中でもね、賛成勢力が出ましたよって話になって、これはやっぱり、説得力がありますよね。つまり…やっぱり改憲なんて話はね、与党だけで無理押しして出来る話ではないんで、やっぱり野党からも、それなりの、僅かとは言え、賛成を得て、それでやるっていうのが、やっぱり本筋ですから。
そういう意味ではねぇ、国民民主の玉木さん、是非舵を切って頂いて、積極的に議論して頂きたいなと思います。
飯田:まぁ、あのぉ、総理も自民党総裁として、選挙が終わった後、会見してましたけれども。自分たちの改憲案、憲法9条に自衛隊を明記する等は、勿論これがベストだと思っているけど、必ずしもそれに、一言一句拘るワケではないと発言をしている。チョッと、柔軟になってきたのかな?
長谷川:そうですね。まぁ、あのぉ、玉木さんの側も、自民党の4項目、全部賛成ってワケじゃないと言ってるので、まぁ、9条の問題は後からやるにしても、玉木さんは玉木さんなりに、議論を大いに出して頂いて、盛り上げて頂きたいなと思いますね。
飯田:まぁ、教育の無償化とか、その辺は、維新もそうだし、乗りやすい。
長谷川:そうそう、乗りやすい。それから、改憲の話で言えばねぇ、又、萩生田さんがねぇ、又、インターネット番組で何か言ったらしいんだけど。
飯田:何か議長交代論とか
長谷川:今のメンバーで動かないんだったら、つまり、憲法の審査会ですね。これが動かないんだったらば、有力な方、前向きな方を議長に置いてみたらどうっていう事で、何と大島理森衆議院議長を変える可能性に言及したと。
この頃、萩生田さんインターネットの番組に出てくると、色んな事を言いますね。ホントに総理と示し合わせているんだろうか?
飯田:フーム…その辺も含めて、憶測を呼びますね、これ。
長谷川:その内、呼んでみますか、この番組に萩生田さん。
飯田:うわぁぁぁ、いらっしゃって頂けるのであれば、是非
長谷川:そうしましょう、そうしましょう。
▼米中貿易協議、きょうから再開へ
14:05位~
飯田:米中貿易協議、きょうから再開へ 米中両政府は今日、そして明日、中国の上海で閣僚級の貿易協議を行います。6月下旬の首脳会談から1か月が過ぎ、漸く交渉は本格化します。
アメリカからはライトハイザー通商代表部代表、そして中国からは劉鶴副首相というある意味いつものメンバーがもう1度顔を合わす。
長谷川:まぁ、ハッキリ言うと時間稼ぎですよ。アメリカ側の。何故かっていうと、これ大阪のG20で決まったワケですけれども、あの時以来、例のホルムズ海峡が、随分緊迫した。もしかしたら、武力衝突だってあるかもしれない。その位の事態まできている。
で、トランプ大統領としては、自分のエネルギーをホルムズ海峡問題に集中させる為に、取り敢えず、米中は一旦、話し合いという事で棚上げにしたに過ぎないんじゃないのと。
基本的な問題で、例えば中国側にしてもですよ、知的財産の泥棒やめます。或いは国営企業の補助金やめますなんてこと言うかというと、それはチョッと難しいと思いますね。
それどころか、トランプ大統領は、又、新しい球投げてるでしょ。例の世界貿易機関WTO。これで、途上国優遇政策、これはおかしいと。
飯田:まぁ、途上国扱いされてるワケですからね、中国は。
長谷川:これねぇ、実はWTOが発足した時に、まぁ、途上国を応援しましょうという大義名分があって、それに先進国は乗っちゃったワケですけど、何と中国とか韓国ね、シンガポール。こういう所も途上国。自分が途上国、私たち途上国って言ったら、途上国になっちゃうっていう。
飯田:エェーって。
長谷川:正にエェーですよ。正にねぇ、中国は世界第2のGDPですから、それが途上国なワケが無い。という事で、その問題も、もう大統領…あれはねぇ、もう、単なる要求じゃなくて、90日過ぎたら、アメリカは一方的に、もうそれやるぞって言ってるワケですよ。
この間の発表の日から、90日経ったら、もうアメリカは、要するに中国・韓国・その他は、途上国扱いしないという事が、大統領令に書いてありますから。なので、これもあるんで、米中貿易協議、ともてもじゃないけど、まとまらないと私は思いますけどねぇ。
それから韓国ですよね。韓国もビックリしたと思いますよ。この話には。
飯田:自分たちも同じ所に入っていると思って。
長谷川:韓国はねぇ、アレですよ。中国は違うけど、韓国はOECD加盟国なんですよ。OECDっていうのは経済協力開発機構。これ先進国クラブ。又の名を金持ちクラブと。
飯田:金持ちクラブ?
長谷川:言われてまして、要するに世界の36位だったと思いますけど、あのぉ…先進国は皆入っているんですよ。っていう事は、韓国だって先進国だっていう事ですよ。OECDに於いてはね。それが未だにWTOに於いては、途上国扱いされている。っていう事で、韓国にも、これは打撃になるでしょう。
飯田:エェ、エェ、エェ。その辺のダブルスタンダードっていうのは正さないといけないワケですよね。
長谷川:全くその通り。今まで放置されていた事…中国が世界第2になった時に、とっくに見直してなきゃおかしいんですよ。
飯田:あれから十年経ってますからねぇ。
長谷川:でもね、これ見直せるかって言ったら、難しいな。WTOは全会一致ですから。
▼李鵬元首相 告別式
17:55位~
飯田:李鵬元首相 告別式 今月の22日に亡くなった中国の李鵬元首相の告別式が29日に行われ、周辺には大勢の警官が配置される等、厳戒態勢が敷かれました。1989年6月の天安門事件で、民主化運動の武力弾圧を主導した李氏への反発は根強く、中国指導部は式を切っ掛けに弾圧への抗議が拡大しない様、警戒しております。
葬儀には習近平国家主席他、中国共産党指導部メンバーの常務員7人全員に加えて、江沢民元国家主席も参列。一方、胡錦涛全国家主席は欠席し花輪を贈るだけにとどめたと、中国新華社は伝えております。
長谷川:天安門の時に、李鵬元首相が首相の立場に居たという事で、彼が天安門事件の虐殺者、或いは、北京の虐殺者等と言われているんですけれど、本当は、李鵬氏が決定したワケじゃないんですよね。
当時の最高指導者っていうのは、鄧小平。当時の役職は何だったかっていうと、中央軍事委員会主席。で、この時に新聞は本当に、この鄧小平の肩書を何て言ったら良いか困っちゃってですね、要するに、本当の実力者は鄧小平なんだけど、表の首相は李鵬だから、さてどうするかっていうんで、最高指導者っていう。鄧小平最高指導者。
という言い方をしてたんですね。で、そういう事であったんですけど、まぁ、その李鵬さんが亡くなったという事で、今、厳戒態勢という事ですけど、これねぇ、私、思い出すの。思い出すっていうか、今、最大の注目点は、やっぱり香港だと思います。
映像見ると、これは段々段々、天安門に近くなってきたんじゃないかって感じしません?いやぁ、何か私ねぇ。ホラ、デモ隊の方も黒シャツで、殆どもう参加者黒一色ですよねぇ。
飯田:そうそう、黒い服を着て、それをアイコンにしようとズッとやってますよね。
長谷川:映像なんか見ると、若い人は勿論だけど、年配の方々もやっぱり黒いシャツ来て、最前列に居る方々はヘルメットとか、ゴーグルとかで、相当防御を固めている感じですけど、昨日も衝突有りましたよね。中国側も相当敏感になって、絶対に許さないと。なぁんて非常に強い言葉出してるでしょ。だから今もう鍔迫り合いですよね。
林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官、彼女が、辞任するかどうかっていう事が今焦点ですけど、中国側はもう辞任はさせられないという事で、物凄い綱引き。この侭いくとねぇ、何が起きるか分からない。
一方、僕チョッと心配しているのは、例の白シャツ隊ですね。この人たち、まぁ、三合会って言われてますね。三合会って、もう、かなり有名になりましたけれど、要するに香港を根城にした、犯罪組織。まぁ、暴力団。
飯田:マフィアとか暴力団
長谷川:とか言われてますよねぇ。この人たちが、相当表に出てきて、デモ隊とか、或いは報道機関とかを襲撃していると。まぁね、この三合会ってよく分かりませんけど、まぁ、一部では中国共産党と裏で繋がってんじゃないかなぁ~んて事も言われています。
まあ、香港政府の暴力装置なんて事も言われていて、まぁ、その辺が、この間の行政庁舎への襲撃も実はこの白シャツ隊がやったんじゃないかって事言われてますよね。
飯田:デモ隊の中に紛れ込んで
長谷川:そうそう、挑発活動をして、それで警察隊の出動を促していると。
飯田:口実を作るような。いやぁ、確かに、今回不思議なのは、香港島の中でも西の方の住宅地の様な所でも、催涙弾が使われたと。普通のデモ隊だったら、そっちの方に行くって事は無いと思うんですけど。
しかも西の方に逃げるって事は東から警官隊が行くと風下に当たるんで、催涙弾撃つと、自分たちにかかってくるんですよ。だから、普通だったら、そんな事しないのに、警察が水平射撃でガンガン催涙弾を撃ってたりなんかすると。
で、住民の方々が、目が痛いとか言ってて、もう、こんなデモ辞めてくれとなってるっていうのは、何だか流れとしておかしいなぁという。
長谷外)だから、その位の事は当然やりますよね。中国共産党としては。つまり、デモを過激化させて、それを口実に強硬な鎮圧手段に出る。だから、段々段々今ね、沸騰点に、近づいてるなっと思います。
▼大韓航空、日韓関係悪化で、9月から札幌便停止へ
24:50位~
飯田:大韓航空、日韓関係悪化で、9月から札幌便停止へ 大韓航空は昨日、釜山と札幌を結ぶ路線の運航を9月3日から停止する方針を明らかにしました。航空需要や最近の両国関係を考慮した措置だという事です。
えぇー、一時は人気だった釜山-札幌線は供給過剰によって、競争が激化した為、5月から、路線の見直しの開始をしたという事で、今回は運休を決めたと。
長谷川:まぁ、お客さんが減ったという事ですよ。日韓関係が悪くなっているワケですから、当然観光客も二の足を踏むという事で、1月―6月の上半期で見ても、釜山―札幌の実績って、前年同期比、5~7ポイントズーッと減少してるという事ですから。
大韓航空としても、やもうえないという、そういう判断なんだと思いますねぇ。他にもね、色々影響出てまして、例えば、奈良県天理市の中学生の交流事業。
これが日本から韓国に行く筈だったんだけど、もうホント直前になってから、難しい…つまりホームステイなんかする予定だったみたいですけど、チョッと今、なかなか難しいと。まぁ、何があるかって事も心配なんでしょう。で、これも中止になった。
それから、もう1つは、釜山と日本の交流事業、これも何か中断している。交流事業を見直すという風にまぁ、市長が言ったと。まぁ、これも同じ事だと思います。
で、こうやって止まっているワケですけど、ここにきて8月の2日にやると思いますけど、日本の韓国向け輸出管理の強化。これが更に…今は3品目ですけど、もう、他の品目も含めて、ホワイト国っていう包括的な認可を取りやめるっていう、そういう措置も動きが出ているので、全体として、非常に今、悪化しているワケですね。
只ね、この輸出管理の強化の問題については、チョッと誤解があって、日本側は制裁じゃないか、或いは報復なんじゃないかと。まぁ、政治的に見れば、私は報復だと思いますよ。只ね、報復っていうのは、今の国際関係の中で、お前が気に入らん事をやったから、俺たちもコレをやるぞみたいな事は事実上出来ないワケ。
今の正常な国際関係の下では。正常っていうか、ルールの下では。だから、あらゆる措置ってのは、皆、制度に則ってしか出来ないんですよ。まぁ、韓国は、日韓協定自身をチャラにするって乱暴な事をやっているけど。
まさか、日本はそんな事出来ない。なので、今回の輸出管理強化、それからホワイト国の見直しについても、これは報復じゃないんですよ。制度的には。
もっとズバリ言えば、じゃあホント輸出しない事になっちゃうのったら、そんな事はないんですよ。ホワイト国やめたからと言って、個別認可に変えてもですね、チャンと、韓国がシッカリした輸出管理さえやってくれれば、これ迄通り、物は出ていくんです。
これは経産省もそういう立場なんですね。だから、問題は実は、どちら側にあるかと言うと韓国側にある。文在寅政権がシッカリとした輸出管理をやってくれるかどうか、それを日本側にキチンと説明して頂けるかどうか、ここにかかっているワケですね。
それが無いのに、一方的に報復だ、制裁だ、何だかんだと騒いでもらってもですね、ボールは貴方たちの側にあるんじゃないのという事を、やっぱり政府は言っているし、まぁ、僕らもそういう風に受け止めるべきだと思いますね。
飯田:まぁ、寧ろ、それに絡めて、不買運動とか。まぁ不買運動は、一応民間が主体でやってるって事になってますけど、例えば海外旅行するんだったら、国内旅行する方が韓国経済にとって有利だって大統領が発言するとか、何か寧ろ政治に絡めてるのどっちだっていうね。
長谷川:そうそう、その通り。だから韓国側が盛んに、これは日本側の制裁じゃないか、制裁じゃないかって言ってるワケですよ。報復じゃないかと。だから、そんな事言ってる限りはね、これは軌道に戻らない。
日本はあくまで、妥当な制度の下で、全ての事は動いているワケなので、韓国側がシッカリした、輸出管理をしてくれるかどうか。
してないって事は韓国自身がもう発表していてい、不適切な事例がもう156件かあった。
これ自ら認めてらっしゃるワケですから、そういう事があってはならないし、その事について、そんな150以上も摘発出来たのは透明な証拠だって居直ってる限りはね。これハッキリ言って、まともな政府はないよねって話になっちゃいますよね。
飯田:まぁ、これしかも、これだけ不正な輸出が出てきていて、対応を促して、ズッと日本政府としては
長谷川:3年間もやってきたんですよ。で、協議しましょうって言ってきたのに、梨のつぶてだったワケでしょう。で、今になってから、協議してくれ、してくれって言ったって、それは日本がズーッと言ってきた事じゃないかと。
協議するなら、先ず、貴方たちの輸出管理をシッカリ見直して下さいよって。それからですよね。つまりボールはあっち側にあると。
飯田:で、まぁ、それについてってのは、貿易統計として、韓国政府も出しているし、韓国メディアも報じているんだけれども、日本のメディアが報じた途端に、まぁ、それがバッシングされる様な空気になっていくってチョッと、それもおかしいよなって。
長谷川:おかしいですよね。まぁ、夏休み返上されるそうですから、是非、文在寅大統領はシッカリ働いて、自分たちの輸出管理がどうなっているか、ゼロから勉強して頂きたいなと思いますね。150もね、出鱈目な輸出が出ているという事は、異常ですよ。ハッキリ言って。
飯田:そしてこの3年余りで、文在寅政権になったから
長谷川:から多いの。そうなんです。
飯田:朴槿恵政権時代は1年間に20件近く位しかなかったモノが、だいたい年間40件~50件に増えている。
長谷川:これは、どういう事なのと。まぁ、もしかしたら、これ北朝鮮とか、イランとか、そういう所にも流れているのかもしれないし。
飯田:まぁ、そういうのに、使える様な物質であったりもすると。
長谷川:そういう事ですよね。だから安全保障管理という事で言えば、日本が寧ろ、ホワイト国の指定をやめてですね、個別審査を厳格にしない限り、日本の輸出体制が出鱈目だって話になり兼ねませんよね。
だって例えば日本から出たフッ化水素がですよ、イランや北朝鮮で発見されたりしたら、番号振ってあるから、全部分かる。っていう様な事が発見されたら、日本は一体何やってんだって話になり兼ねないんで、いやいやコレは韓国に出たモノが流れてるんですよっていう事であるとしたら、韓国側の問題だという事ですね。
飯田:それはだって一歩間違って、北朝鮮に渡ってるとか、仮にそういう事が起こるとそれは完全な制裁違反になってしまう。
長谷川:そういう事ですね。だから日本が不適切な事例って言っているのは、私、恐らくですねぇ、そういう日本から出た、韓国から出したモノが、別の第三国で発見されたという事例が現実にあったんだろうと思いますね。
その事は諜報というか情報機関の話でもあるし、まぁ、その事はそれ以上は言えないという事なんじゃないでしょうか。
https://youtu.be/NCMWgrWHXY0
飯田浩司のOK! Cozy Up令和元年7月30日放送分
▼政府の経済財政諮問会議、経済成長率を下方修正
01:19位~
飯田:政府の経済財政諮問会議、経済成長率を下方修正 政府は昨日、経済財政諮問会議を開き、内閣府による経済見通しを示しました。2019年度のGDP成長率は、実質でプラス0.9%と今年1月に示した1.3%から0.4ポイント下方修正しました。
又、良く2020年度の経済成長率は、実質で1.2%とする見通しも示しております。まぁ、これ甘いんじゃないかという事がね。
長谷川:そう。というのは、何故甘いのかと言うと、民間の見通しだと、もっと低いんですよね。
今のお話の通り、政府は0.9っていう事なんですけど、まぁ、それでも0.4ポイント確かに下方修正はしてますが、民間見通しだと0.5%。だから更にその半分位という事で、取り分け注目は民間の消費かなと。
これが、政府は0.9見てるんですけど、民間見通しだと0.4。正に半分。それから設備投資。これは政府プラス2.5見ていますけど、民間だとプラス1.6。
やっぱり消費と設備投資が経済の一番の牽引役になるので、それが共に少ないとなると、まぁ、これは相当、この秋から、景気がした向いていくよねっという事がもう、殆ど明らかじゃないかと思いますねぇ。
それでね、総理なんて風に言ってるか。10月消費増税控えているワケですけど、まぁ、更に景気のリスクが顕在化する場合については、機動的なマクロ政策を躊躇なく実行していくと。まぁ、こういう風に言ってるワケですよ。
これどういう風に受け止めるかと言うと、まぁ、普通で考えると、これ、財政出動。つまり、歳出部分を追加していく。つまり秋だと臨時国会で、補正っていう話があるかもしれないし。まぁ、恐らくあるんじゃないかと思いますけど。
それから更に、冬が深まってくれば、来年度予算編成という話があり、だから、そこの所で財政出動追加していくって話になるって受け止めるのが普通だと思います。
けども…本来で言うと、マクロ財政政策というのは、歳出部分だけじゃなくて、歳入部分もあるんですよ。日本の特に新聞テレビは、財政政策って言ったら、もう即、例えば公共投資を追加するっちゅう話をイメージするんだけれども。
実は、歳入部分。税制をどうするかっていう話がホントは有るのね。裏側に。こういう時にはどうするかって言ったら、こりゃ減税ですよ。
ヨーロッパやアメリカでは、減税政策って別に普通に行われていて、チョッと調子が悪くなってくると、直ぐ減税する。トランプ政権も法人税減税しましたけれども。まぁ、後、所得税の累進部分を更に和らげていく。いう様な事。
だから、今回のこういう局面では、総理マクロ経済政策って言うんだったら、歳出の追加だけではなく、法人税、所得税、更には本来であれば、消費税を減税していくっていう事だって、別にこれ普通の議論なんです。
日本だと消費減税だと、とんでもない話だけど、とんでもないのはそちらの方で、別に普通の話なんです。こんな話は。すぐにやってけば良いんだけど、そこは財務省が物凄く抵抗しているから、なかなか出来ないという事ですけど。
まぁ、今回、どうなるんですかねぇ。私の見立てでは、要するに、増税があるでしょ。それから中国とアメリカの問題があるでしょ。それから、まぁ、イギリス。新しい首相が決まりましたけど、10月には、何が何でも、合意がなくったって離脱するって言ってる。
となるとね、ヨーロッパ経済も相当調子が悪いでしょ。それに更に加えて、ホルムズ海峡の問題がある。
飯田:イランのねぇ。
長谷川:イランの問題。これ四重苦ですよ。こんなのは、ホントに今迄経験したことも無いので、果たして0.9%成長なんて事がホントに出来んのという話が、この秋の最大のテーマかなと。
飯田:まぁ、これを公約の様な形で、是が非でも成長するんだと。で、それこそ減税も含めて、マクロ経済の対策をうってくれればイイんですけど。
長谷川:まぁ、後、財政だけでなく、金融政策もあるワケで、まぁ、アメリカは恐らく利下げするだろうと。それからヨーロッパも、これから下がる方向だって見通しですから、まぁ、日本どうするかねぇ。
飯田:日銀の決定会合、昨日と今日、開かれるという事です。
▼臨時国会、8月1日召集を閣議決定
改憲勢力164には届きそう
06:55位~
飯田:臨時国会、8月1日召集を閣議決定 菅官房長官は昨日、衆参両院の議員運営委員会理事会に出席し、臨時国会を8月1日に召集すると伝えました。与野党は提案を了承した為、政府は繰り上げ閣議で1日召集を正式決定。
又、開会式は1日午後3時から行われ、5月1日に即位された天皇陛下が初めて出席され、開会のお言葉を述べられます。そうかぁ。令和になって初の国会召集という事になるんですね。
長谷川:そうですね。まぁ、参院選終わってから、色んな動きがポチポチポチと出てますよねぇ。先ず…れいわ新選組。これ大分話題さらいましたねぇ。
飯田:そうですねぇ。
長谷川:そしたら共産党の小池書記局長、共闘していくと。特に増税反対のところでと。一方ですねぇ、昨日テレビでやってたのは、N国党。
飯田:あっ、あぁあぁ、NHKから国民を守る党
長谷川:がですね、丸山穂高議員が入党したと。
飯田:維新を除名されたね。
長谷川:そうですね。という事で、まぁ、れいわが左派のポピュリズム政党、まぁ、そう言わせて頂ければ、N国党が右側のポピュリスト政党。っていう、まぁ、そんな位置付けかなぁという風に見えますねぇ。
で、N国党ってなんと12人も声を掛けてると。他にも居て、どういう人たちかというと、今の丸山さんに加えて、もう1つパワハラ問題で今話題になってる石崎さん?自民党、元財務省だそうですけど。この方も大変なモンですねぇ。それから渡辺喜美さんの名前も出てますねぇ。
飯田:そうなんですよ。
長谷川:更には松原仁さんとか、後、足立さん。維新の。足立さんもお騒がせ男って言うかね。ツイッターで百田尚樹さんとやりあってる。
飯田:大喧嘩したって。
長谷川:等々。要するに、チョッと話題になっている議員さんにはN国党、随分声を掛けていらっしゃる様ですね。でもね、私一番注目しているのは、それはそれで面白いって言えば面白いんだけど、それとは別に、国民民主党ですよ。代表。玉木さん
飯田:玉木雄一郎さん。
長谷川:私玉木さんの名前、どうも覚えられなくて。度忘れしちゃうのよ。存在感を出す為なのかもしれないけど、憲法改正について、私は生まれ変わったって言ってるでしょう。あれにはチョッと驚きましたねぇ。
飯田:選挙特番、私、日本放送で、担当させてもらって、そうすっと、選挙特番の中で、各党の党首クラスとか幹部繋ぐんですけど、なんか国民民主の人たちに繋いだ時に、すごく投げやり感があったんですよね。
で、厳しい結果ですねみたいな、こっちから問いかけると、いや、厳しくないですよ。何言ってんですかみたいな感じで。
で、じゃあこれから野党共闘どうするんですかみたいな事言ったら、いや、ボールは立件民主にありますからねぇみたいな、そんなふてくされてるみたいな感じでしたよ。どうしたのかなぁって思って…。
長谷川:あぁ、それがあって、チョッと心入れ替えて、この侭ふてくされ状態で昼寝してるワケにいかないという事かなぁ。
飯田:野党共闘って言っても、結局、今回国民民主が結構ワリ食った分あるから、静岡で対抗馬立てられて、最後迄苦戦したりとか。二人区の静岡でも、茨城でも確か降ろさせられたとか。広島もねぇ、自分トコの看板でやろうとしたら、無所属にさせられたりとか。結構大変だった。
長谷川:なので、チョッと心を入れ替えて、思いっきり憲法改正にハンドル切ってみるかという事かしら。まぁ、要するに改憲勢力と言われる人たちは、まぁ、これ、カウントの仕方にもよるんでしょうけども、まぁ、160と言われてますね、今。
飯田:参院の方でという事ですか?
長谷川:参院の方。必要な三分の二が164で、160。だから読売新聞なんかそう言ってますけど、4議席足りない。4議席となると、国民民主が、まぁ、舵をグッと切ってくれると、これは結構いくかもしれない。
まぁ、そういうポジションも見て、生まれ変わったと言って、何か安倍総理と会談したいみたいな事も言ってるでしょう。玉木さんが。勿論、安倍総理の側もアプローチしていると思いますけど。それを受けて、そういう事を言ってる。
まぁ、ですから、これから、チョッとねぇ、秋に掛けて国民民主がどういうスタンスで出てくんのか。憲法調査会なんかで。
2019/7/29(月)青山繁晴虎ノ門ニュース25:00位~
飯田:ちょうどだから、キャスティングボードをヒョットシタラ握れる
長谷川:っていう風に思ったんじゃないかしら。まぁ、是非、生まれ変わって欲しいですな。私としては。
飯田:そうすると、一気にこう、動き出すと。
長谷川:つまり、そしたらさぁ、野党の中でもね、賛成勢力が出ましたよって話になって、これはやっぱり、説得力がありますよね。つまり…やっぱり改憲なんて話はね、与党だけで無理押しして出来る話ではないんで、やっぱり野党からも、それなりの、僅かとは言え、賛成を得て、それでやるっていうのが、やっぱり本筋ですから。
そういう意味ではねぇ、国民民主の玉木さん、是非舵を切って頂いて、積極的に議論して頂きたいなと思います。
飯田:まぁ、あのぉ、総理も自民党総裁として、選挙が終わった後、会見してましたけれども。自分たちの改憲案、憲法9条に自衛隊を明記する等は、勿論これがベストだと思っているけど、必ずしもそれに、一言一句拘るワケではないと発言をしている。チョッと、柔軟になってきたのかな?
長谷川:そうですね。まぁ、あのぉ、玉木さんの側も、自民党の4項目、全部賛成ってワケじゃないと言ってるので、まぁ、9条の問題は後からやるにしても、玉木さんは玉木さんなりに、議論を大いに出して頂いて、盛り上げて頂きたいなと思いますね。
飯田:まぁ、教育の無償化とか、その辺は、維新もそうだし、乗りやすい。
長谷川:そうそう、乗りやすい。それから、改憲の話で言えばねぇ、又、萩生田さんがねぇ、又、インターネット番組で何か言ったらしいんだけど。
飯田:何か議長交代論とか
長谷川:今のメンバーで動かないんだったら、つまり、憲法の審査会ですね。これが動かないんだったらば、有力な方、前向きな方を議長に置いてみたらどうっていう事で、何と大島理森衆議院議長を変える可能性に言及したと。
この頃、萩生田さんインターネットの番組に出てくると、色んな事を言いますね。ホントに総理と示し合わせているんだろうか?
飯田:フーム…その辺も含めて、憶測を呼びますね、これ。
長谷川:その内、呼んでみますか、この番組に萩生田さん。
飯田:うわぁぁぁ、いらっしゃって頂けるのであれば、是非
長谷川:そうしましょう、そうしましょう。
▼米中貿易協議、きょうから再開へ
14:05位~
飯田:米中貿易協議、きょうから再開へ 米中両政府は今日、そして明日、中国の上海で閣僚級の貿易協議を行います。6月下旬の首脳会談から1か月が過ぎ、漸く交渉は本格化します。
アメリカからはライトハイザー通商代表部代表、そして中国からは劉鶴副首相というある意味いつものメンバーがもう1度顔を合わす。
長谷川:まぁ、ハッキリ言うと時間稼ぎですよ。アメリカ側の。何故かっていうと、これ大阪のG20で決まったワケですけれども、あの時以来、例のホルムズ海峡が、随分緊迫した。もしかしたら、武力衝突だってあるかもしれない。その位の事態まできている。
で、トランプ大統領としては、自分のエネルギーをホルムズ海峡問題に集中させる為に、取り敢えず、米中は一旦、話し合いという事で棚上げにしたに過ぎないんじゃないのと。
基本的な問題で、例えば中国側にしてもですよ、知的財産の泥棒やめます。或いは国営企業の補助金やめますなんてこと言うかというと、それはチョッと難しいと思いますね。
それどころか、トランプ大統領は、又、新しい球投げてるでしょ。例の世界貿易機関WTO。これで、途上国優遇政策、これはおかしいと。
飯田:まぁ、途上国扱いされてるワケですからね、中国は。
長谷川:これねぇ、実はWTOが発足した時に、まぁ、途上国を応援しましょうという大義名分があって、それに先進国は乗っちゃったワケですけど、何と中国とか韓国ね、シンガポール。こういう所も途上国。自分が途上国、私たち途上国って言ったら、途上国になっちゃうっていう。
飯田:エェーって。
長谷川:正にエェーですよ。正にねぇ、中国は世界第2のGDPですから、それが途上国なワケが無い。という事で、その問題も、もう大統領…あれはねぇ、もう、単なる要求じゃなくて、90日過ぎたら、アメリカは一方的に、もうそれやるぞって言ってるワケですよ。
この間の発表の日から、90日経ったら、もうアメリカは、要するに中国・韓国・その他は、途上国扱いしないという事が、大統領令に書いてありますから。なので、これもあるんで、米中貿易協議、ともてもじゃないけど、まとまらないと私は思いますけどねぇ。
それから韓国ですよね。韓国もビックリしたと思いますよ。この話には。
飯田:自分たちも同じ所に入っていると思って。
長谷川:韓国はねぇ、アレですよ。中国は違うけど、韓国はOECD加盟国なんですよ。OECDっていうのは経済協力開発機構。これ先進国クラブ。又の名を金持ちクラブと。
飯田:金持ちクラブ?
長谷川:言われてまして、要するに世界の36位だったと思いますけど、あのぉ…先進国は皆入っているんですよ。っていう事は、韓国だって先進国だっていう事ですよ。OECDに於いてはね。それが未だにWTOに於いては、途上国扱いされている。っていう事で、韓国にも、これは打撃になるでしょう。
飯田:エェ、エェ、エェ。その辺のダブルスタンダードっていうのは正さないといけないワケですよね。
長谷川:全くその通り。今まで放置されていた事…中国が世界第2になった時に、とっくに見直してなきゃおかしいんですよ。
飯田:あれから十年経ってますからねぇ。
長谷川:でもね、これ見直せるかって言ったら、難しいな。WTOは全会一致ですから。
▼李鵬元首相 告別式
17:55位~
飯田:李鵬元首相 告別式 今月の22日に亡くなった中国の李鵬元首相の告別式が29日に行われ、周辺には大勢の警官が配置される等、厳戒態勢が敷かれました。1989年6月の天安門事件で、民主化運動の武力弾圧を主導した李氏への反発は根強く、中国指導部は式を切っ掛けに弾圧への抗議が拡大しない様、警戒しております。
葬儀には習近平国家主席他、中国共産党指導部メンバーの常務員7人全員に加えて、江沢民元国家主席も参列。一方、胡錦涛全国家主席は欠席し花輪を贈るだけにとどめたと、中国新華社は伝えております。
長谷川:天安門の時に、李鵬元首相が首相の立場に居たという事で、彼が天安門事件の虐殺者、或いは、北京の虐殺者等と言われているんですけれど、本当は、李鵬氏が決定したワケじゃないんですよね。
当時の最高指導者っていうのは、鄧小平。当時の役職は何だったかっていうと、中央軍事委員会主席。で、この時に新聞は本当に、この鄧小平の肩書を何て言ったら良いか困っちゃってですね、要するに、本当の実力者は鄧小平なんだけど、表の首相は李鵬だから、さてどうするかっていうんで、最高指導者っていう。鄧小平最高指導者。
という言い方をしてたんですね。で、そういう事であったんですけど、まぁ、その李鵬さんが亡くなったという事で、今、厳戒態勢という事ですけど、これねぇ、私、思い出すの。思い出すっていうか、今、最大の注目点は、やっぱり香港だと思います。
映像見ると、これは段々段々、天安門に近くなってきたんじゃないかって感じしません?いやぁ、何か私ねぇ。ホラ、デモ隊の方も黒シャツで、殆どもう参加者黒一色ですよねぇ。
飯田:そうそう、黒い服を着て、それをアイコンにしようとズッとやってますよね。
長谷川:映像なんか見ると、若い人は勿論だけど、年配の方々もやっぱり黒いシャツ来て、最前列に居る方々はヘルメットとか、ゴーグルとかで、相当防御を固めている感じですけど、昨日も衝突有りましたよね。中国側も相当敏感になって、絶対に許さないと。なぁんて非常に強い言葉出してるでしょ。だから今もう鍔迫り合いですよね。
林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官、彼女が、辞任するかどうかっていう事が今焦点ですけど、中国側はもう辞任はさせられないという事で、物凄い綱引き。この侭いくとねぇ、何が起きるか分からない。
一方、僕チョッと心配しているのは、例の白シャツ隊ですね。この人たち、まぁ、三合会って言われてますね。三合会って、もう、かなり有名になりましたけれど、要するに香港を根城にした、犯罪組織。まぁ、暴力団。
飯田:マフィアとか暴力団
長谷川:とか言われてますよねぇ。この人たちが、相当表に出てきて、デモ隊とか、或いは報道機関とかを襲撃していると。まぁね、この三合会ってよく分かりませんけど、まぁ、一部では中国共産党と裏で繋がってんじゃないかなぁ~んて事も言われています。
まあ、香港政府の暴力装置なんて事も言われていて、まぁ、その辺が、この間の行政庁舎への襲撃も実はこの白シャツ隊がやったんじゃないかって事言われてますよね。
飯田:デモ隊の中に紛れ込んで
長谷川:そうそう、挑発活動をして、それで警察隊の出動を促していると。
飯田:口実を作るような。いやぁ、確かに、今回不思議なのは、香港島の中でも西の方の住宅地の様な所でも、催涙弾が使われたと。普通のデモ隊だったら、そっちの方に行くって事は無いと思うんですけど。
しかも西の方に逃げるって事は東から警官隊が行くと風下に当たるんで、催涙弾撃つと、自分たちにかかってくるんですよ。だから、普通だったら、そんな事しないのに、警察が水平射撃でガンガン催涙弾を撃ってたりなんかすると。
で、住民の方々が、目が痛いとか言ってて、もう、こんなデモ辞めてくれとなってるっていうのは、何だか流れとしておかしいなぁという。
長谷外)だから、その位の事は当然やりますよね。中国共産党としては。つまり、デモを過激化させて、それを口実に強硬な鎮圧手段に出る。だから、段々段々今ね、沸騰点に、近づいてるなっと思います。
▼大韓航空、日韓関係悪化で、9月から札幌便停止へ
24:50位~
飯田:大韓航空、日韓関係悪化で、9月から札幌便停止へ 大韓航空は昨日、釜山と札幌を結ぶ路線の運航を9月3日から停止する方針を明らかにしました。航空需要や最近の両国関係を考慮した措置だという事です。
えぇー、一時は人気だった釜山-札幌線は供給過剰によって、競争が激化した為、5月から、路線の見直しの開始をしたという事で、今回は運休を決めたと。
長谷川:まぁ、お客さんが減ったという事ですよ。日韓関係が悪くなっているワケですから、当然観光客も二の足を踏むという事で、1月―6月の上半期で見ても、釜山―札幌の実績って、前年同期比、5~7ポイントズーッと減少してるという事ですから。
大韓航空としても、やもうえないという、そういう判断なんだと思いますねぇ。他にもね、色々影響出てまして、例えば、奈良県天理市の中学生の交流事業。
これが日本から韓国に行く筈だったんだけど、もうホント直前になってから、難しい…つまりホームステイなんかする予定だったみたいですけど、チョッと今、なかなか難しいと。まぁ、何があるかって事も心配なんでしょう。で、これも中止になった。
それから、もう1つは、釜山と日本の交流事業、これも何か中断している。交流事業を見直すという風にまぁ、市長が言ったと。まぁ、これも同じ事だと思います。
で、こうやって止まっているワケですけど、ここにきて8月の2日にやると思いますけど、日本の韓国向け輸出管理の強化。これが更に…今は3品目ですけど、もう、他の品目も含めて、ホワイト国っていう包括的な認可を取りやめるっていう、そういう措置も動きが出ているので、全体として、非常に今、悪化しているワケですね。
只ね、この輸出管理の強化の問題については、チョッと誤解があって、日本側は制裁じゃないか、或いは報復なんじゃないかと。まぁ、政治的に見れば、私は報復だと思いますよ。只ね、報復っていうのは、今の国際関係の中で、お前が気に入らん事をやったから、俺たちもコレをやるぞみたいな事は事実上出来ないワケ。
今の正常な国際関係の下では。正常っていうか、ルールの下では。だから、あらゆる措置ってのは、皆、制度に則ってしか出来ないんですよ。まぁ、韓国は、日韓協定自身をチャラにするって乱暴な事をやっているけど。
まさか、日本はそんな事出来ない。なので、今回の輸出管理強化、それからホワイト国の見直しについても、これは報復じゃないんですよ。制度的には。
もっとズバリ言えば、じゃあホント輸出しない事になっちゃうのったら、そんな事はないんですよ。ホワイト国やめたからと言って、個別認可に変えてもですね、チャンと、韓国がシッカリした輸出管理さえやってくれれば、これ迄通り、物は出ていくんです。
これは経産省もそういう立場なんですね。だから、問題は実は、どちら側にあるかと言うと韓国側にある。文在寅政権がシッカリとした輸出管理をやってくれるかどうか、それを日本側にキチンと説明して頂けるかどうか、ここにかかっているワケですね。
それが無いのに、一方的に報復だ、制裁だ、何だかんだと騒いでもらってもですね、ボールは貴方たちの側にあるんじゃないのという事を、やっぱり政府は言っているし、まぁ、僕らもそういう風に受け止めるべきだと思いますね。
飯田:まぁ、寧ろ、それに絡めて、不買運動とか。まぁ不買運動は、一応民間が主体でやってるって事になってますけど、例えば海外旅行するんだったら、国内旅行する方が韓国経済にとって有利だって大統領が発言するとか、何か寧ろ政治に絡めてるのどっちだっていうね。
長谷川:そうそう、その通り。だから韓国側が盛んに、これは日本側の制裁じゃないか、制裁じゃないかって言ってるワケですよ。報復じゃないかと。だから、そんな事言ってる限りはね、これは軌道に戻らない。
日本はあくまで、妥当な制度の下で、全ての事は動いているワケなので、韓国側がシッカリした、輸出管理をしてくれるかどうか。
してないって事は韓国自身がもう発表していてい、不適切な事例がもう156件かあった。
これ自ら認めてらっしゃるワケですから、そういう事があってはならないし、その事について、そんな150以上も摘発出来たのは透明な証拠だって居直ってる限りはね。これハッキリ言って、まともな政府はないよねって話になっちゃいますよね。
飯田:まぁ、これしかも、これだけ不正な輸出が出てきていて、対応を促して、ズッと日本政府としては
長谷川:3年間もやってきたんですよ。で、協議しましょうって言ってきたのに、梨のつぶてだったワケでしょう。で、今になってから、協議してくれ、してくれって言ったって、それは日本がズーッと言ってきた事じゃないかと。
協議するなら、先ず、貴方たちの輸出管理をシッカリ見直して下さいよって。それからですよね。つまりボールはあっち側にあると。
飯田:で、まぁ、それについてってのは、貿易統計として、韓国政府も出しているし、韓国メディアも報じているんだけれども、日本のメディアが報じた途端に、まぁ、それがバッシングされる様な空気になっていくってチョッと、それもおかしいよなって。
長谷川:おかしいですよね。まぁ、夏休み返上されるそうですから、是非、文在寅大統領はシッカリ働いて、自分たちの輸出管理がどうなっているか、ゼロから勉強して頂きたいなと思いますね。150もね、出鱈目な輸出が出ているという事は、異常ですよ。ハッキリ言って。
飯田:そしてこの3年余りで、文在寅政権になったから
長谷川:から多いの。そうなんです。
飯田:朴槿恵政権時代は1年間に20件近く位しかなかったモノが、だいたい年間40件~50件に増えている。
長谷川:これは、どういう事なのと。まぁ、もしかしたら、これ北朝鮮とか、イランとか、そういう所にも流れているのかもしれないし。
飯田:まぁ、そういうのに、使える様な物質であったりもすると。
長谷川:そういう事ですよね。だから安全保障管理という事で言えば、日本が寧ろ、ホワイト国の指定をやめてですね、個別審査を厳格にしない限り、日本の輸出体制が出鱈目だって話になり兼ねませんよね。
だって例えば日本から出たフッ化水素がですよ、イランや北朝鮮で発見されたりしたら、番号振ってあるから、全部分かる。っていう様な事が発見されたら、日本は一体何やってんだって話になり兼ねないんで、いやいやコレは韓国に出たモノが流れてるんですよっていう事であるとしたら、韓国側の問題だという事ですね。
飯田:それはだって一歩間違って、北朝鮮に渡ってるとか、仮にそういう事が起こるとそれは完全な制裁違反になってしまう。
長谷川:そういう事ですね。だから日本が不適切な事例って言っているのは、私、恐らくですねぇ、そういう日本から出た、韓国から出したモノが、別の第三国で発見されたという事例が現実にあったんだろうと思いますね。
その事は諜報というか情報機関の話でもあるし、まぁ、その事はそれ以上は言えないという事なんじゃないでしょうか。