馬渕睦夫氏の一人語り④ JUL15,2018
第1回米朝首脳会談後、金正恩の勝利と言ってた学者コメンテーターは工作員
https://youtu.be/P1fa5eQVApk
同じ様にそのグローバリズムを解体しようとしているのが、トランプ大統領なんです。私はそのグロムイコの回想禄を改めて読んでみて、トランプ大統領が今しようとしている事とキューバ危機が結びついたんですね。
勿論キューバと北朝鮮は同じじゃありませんし、その時の背景も全く違いますが、ケネディ大統領とトランプ大統領の共通項は何かと言いますと、アメリカの力を本気で使ったという事なんです。だからあのソ連も妥協したんです。
という事は当時のソ連よりも遥かに弱い北朝鮮がアメリカに正面から対抗出来る訳が無いんです。アメリカが真剣になればね。歴史に学ぶっていうのは、そういう事ですね。だからトランプは初めて真面目に拳を振り上げて「ケシカラン」と言ったわけです。金正恩に。と、金正恩はもう何も出来ない。
それはもう1つ背景があって、今迄金正恩を支えてきた人達が引いたという事もあるんですがね。この話をし出すと、又、何時間も掛かりますので、それは又、別の機会に申し上げたいと思いますが、簡単に言えば、東西冷戦を作り上げてきた人達が、北朝鮮の背後にも居たという訳ですね。
だから北朝鮮は、目に見える形での東西冷戦の残滓です。未だ残っている訳ですね。朝鮮半島に。ところが、その東西冷戦を作り上げてきた人達が北朝鮮から引いたとい事です。
ですから、トランプは、私はケネディ程危険は冒してないとは思いますけれども、金正恩に正面から圧力を掛ける事が出来るって事ですね。そういう背景から分析していけば、金正恩が勝ったなんて事は有り得ない。
だいたい北朝鮮のGDPは2兆円位なんです。アメリカのGDPは円で言えば1,500兆円位ですから。つまり750分の1なんですよ。750分の1の国が対抗出来る訳が無いじゃないですか。
そら核兵器をどんな性能か知りませんが10発位持っててもね、アメリカは1万発位持っているワケですからね。そういう核兵器の弾頭の数からしても対抗出来る訳がないんです。しかも北朝鮮の核兵器はアメリカに届かないですからね。
そういう事を考えれば、金正恩とトランプが同等の立場で交渉なんて出来る筈が無い。でもメディアは、そういう事を一言も言わない。不思議ですね。だから、百歩譲ってね、今度の6月12日の米朝声明を見てみたら分かるじゃないですか。
そこには何と書いてあるか。日本のメディアはトランプが北朝鮮の体制を保証したと騒いでますけどね、保証してないんです。あの共同声明をよく読むと、トランプが言った事は、北朝鮮の安全を保証すると言ったんです。それは北朝鮮に進攻しないという事です。要するに戦争しないと。
それは北朝鮮が非核化する限りは戦争しないと言ったんであって、金正恩体制を保証するとは一言も言ってない。ところが世界のメディアは皆「トランプが金正恩の体制を保証した」と言ってんですよ。おかしなことですね。これが洗脳なんです。
だから金正恩が1番欲しかった体制保証は得られなかった。しかもトランプは経済制裁を解除しないと言ってるんですよ、非核化する迄。それも得られなかった。金正恩は、言葉の中味はともかくとして、朝鮮半島の非核化という事を2回も約束させられているんです。
だからこの米朝の共同声明を読むだけでも、トランプの主導でそういう結果になったという事が分かるワケです。これは北朝鮮情勢に詳しい人が正しく言っておられますけどね。金正恩の面子を立てたと。
CVITっていうのが有りますね。完全且つ検証可能で不可逆的な核廃棄ですね。それをあれに変えてしまうと、金正恩の立場も危ういと。軍部のクーデターが起こる危険があるという事を指摘されておりましたけれども、多分そういう事もあるんだろうと思います。
それと文書に書いてきても、北朝鮮は今迄裏切ってきましたからね。文書作っても、そんなに意味があるとは思えないです。それよりも、トランプは実質の問題として、軍事的な圧力というものを緩めてない訳ですね。米韓なんとかは止めると言ってもね。
もし金正恩が「非核化はやっぱり問題がありまして…」等と言ったら、特にトランプ大統領は軍事攻撃をするか、そのキューバ危機の様に、北朝鮮を海上封鎖するか、そういう行動に出ると思いますね。
それが分かっているから、金正恩も何も出来ないんです。だから金正恩は今迄金正恩を支えてきた所謂アメリカのウォール街と言いますかねぇ、金融資本家に頼れないから、もう、強いて頼るとしたら、中共しか無いんですね。だから習近平に3回も会いに行ってるんですね。
こういう分析は日本のメディアではなかなか、アメリカのメディアも勿論ですが、聞かれませんね。アメリカのメディアはトランプの失敗だ失敗だと言っていますからね。日本のメディアもそれに倣って、失敗だ失敗だと言っている訳ですね。
残念ながら、所謂保守系の方の中にも、トランプの失敗だと言われる方も居られますけどね。是非、皆さん、安心して下さい。そういう事は有り得ません。トランプがやろうとしている事はもっと大きな事なんです。戦後の東西冷戦体制、未だ壊れていない東西冷戦体制を壊すという事ですね。
という事は戦後のグローバリズムで世界を統一しようという動きを止めるという事なんです。実はそれだけ大きな事をトランプ大統領は考えているんですけどね。
残念ながらメディアは、アメリカのメディアは勿論ですが、皆グローバリストですからね、勿論トランプに反対していますから、そんな事は書かないんですけれども、日本のメディアはそういう発想すらない。アメリカのメディアが言っている事を右から左に流しているという事になる訳なんですね。
私は日本のメディアの中にも、シッカリした人って言いますかね、そういう事に気付いている、何となく気付いている、今のメディアのあり方はおかしいと思っていらっしゃる方もあると思いますので、これからは、そういう方にも、私のこの1人語りが届くと良いなと思って、今日のお話を終わりたいと思います。
最後に、今申し上げたような主旨で、今週末ですかね、発売されるWillの私のコラム「地球見聞録」に書いておりますので、ご関心のある方は、どうぞその部分だけでも立ち読みして下さい。
そういう事で、今日2回目は米朝首脳会談、その後の評価という事で申し上げましたが、実はもっと深いものもあるんですけれども、それについては、又、おいおい、その時々の流れを見ながら、お話させて頂きたいと思います。2回目はこれで失礼致します。
注意)このYoutubeが公開されたのは、2018年(平成30年)7月15日です。
馬渕睦夫氏の一人語り①
馬渕睦夫氏の一人語り②
馬渕睦夫氏の一人語り③
第1回米朝首脳会談後、金正恩の勝利と言ってた学者コメンテーターは工作員
https://youtu.be/P1fa5eQVApk
同じ様にそのグローバリズムを解体しようとしているのが、トランプ大統領なんです。私はそのグロムイコの回想禄を改めて読んでみて、トランプ大統領が今しようとしている事とキューバ危機が結びついたんですね。
勿論キューバと北朝鮮は同じじゃありませんし、その時の背景も全く違いますが、ケネディ大統領とトランプ大統領の共通項は何かと言いますと、アメリカの力を本気で使ったという事なんです。だからあのソ連も妥協したんです。
という事は当時のソ連よりも遥かに弱い北朝鮮がアメリカに正面から対抗出来る訳が無いんです。アメリカが真剣になればね。歴史に学ぶっていうのは、そういう事ですね。だからトランプは初めて真面目に拳を振り上げて「ケシカラン」と言ったわけです。金正恩に。と、金正恩はもう何も出来ない。
それはもう1つ背景があって、今迄金正恩を支えてきた人達が引いたという事もあるんですがね。この話をし出すと、又、何時間も掛かりますので、それは又、別の機会に申し上げたいと思いますが、簡単に言えば、東西冷戦を作り上げてきた人達が、北朝鮮の背後にも居たという訳ですね。
だから北朝鮮は、目に見える形での東西冷戦の残滓です。未だ残っている訳ですね。朝鮮半島に。ところが、その東西冷戦を作り上げてきた人達が北朝鮮から引いたとい事です。
ですから、トランプは、私はケネディ程危険は冒してないとは思いますけれども、金正恩に正面から圧力を掛ける事が出来るって事ですね。そういう背景から分析していけば、金正恩が勝ったなんて事は有り得ない。
だいたい北朝鮮のGDPは2兆円位なんです。アメリカのGDPは円で言えば1,500兆円位ですから。つまり750分の1なんですよ。750分の1の国が対抗出来る訳が無いじゃないですか。
そら核兵器をどんな性能か知りませんが10発位持っててもね、アメリカは1万発位持っているワケですからね。そういう核兵器の弾頭の数からしても対抗出来る訳がないんです。しかも北朝鮮の核兵器はアメリカに届かないですからね。
そういう事を考えれば、金正恩とトランプが同等の立場で交渉なんて出来る筈が無い。でもメディアは、そういう事を一言も言わない。不思議ですね。だから、百歩譲ってね、今度の6月12日の米朝声明を見てみたら分かるじゃないですか。
そこには何と書いてあるか。日本のメディアはトランプが北朝鮮の体制を保証したと騒いでますけどね、保証してないんです。あの共同声明をよく読むと、トランプが言った事は、北朝鮮の安全を保証すると言ったんです。それは北朝鮮に進攻しないという事です。要するに戦争しないと。
それは北朝鮮が非核化する限りは戦争しないと言ったんであって、金正恩体制を保証するとは一言も言ってない。ところが世界のメディアは皆「トランプが金正恩の体制を保証した」と言ってんですよ。おかしなことですね。これが洗脳なんです。
だから金正恩が1番欲しかった体制保証は得られなかった。しかもトランプは経済制裁を解除しないと言ってるんですよ、非核化する迄。それも得られなかった。金正恩は、言葉の中味はともかくとして、朝鮮半島の非核化という事を2回も約束させられているんです。
だからこの米朝の共同声明を読むだけでも、トランプの主導でそういう結果になったという事が分かるワケです。これは北朝鮮情勢に詳しい人が正しく言っておられますけどね。金正恩の面子を立てたと。
CVITっていうのが有りますね。完全且つ検証可能で不可逆的な核廃棄ですね。それをあれに変えてしまうと、金正恩の立場も危ういと。軍部のクーデターが起こる危険があるという事を指摘されておりましたけれども、多分そういう事もあるんだろうと思います。
それと文書に書いてきても、北朝鮮は今迄裏切ってきましたからね。文書作っても、そんなに意味があるとは思えないです。それよりも、トランプは実質の問題として、軍事的な圧力というものを緩めてない訳ですね。米韓なんとかは止めると言ってもね。
もし金正恩が「非核化はやっぱり問題がありまして…」等と言ったら、特にトランプ大統領は軍事攻撃をするか、そのキューバ危機の様に、北朝鮮を海上封鎖するか、そういう行動に出ると思いますね。
それが分かっているから、金正恩も何も出来ないんです。だから金正恩は今迄金正恩を支えてきた所謂アメリカのウォール街と言いますかねぇ、金融資本家に頼れないから、もう、強いて頼るとしたら、中共しか無いんですね。だから習近平に3回も会いに行ってるんですね。
こういう分析は日本のメディアではなかなか、アメリカのメディアも勿論ですが、聞かれませんね。アメリカのメディアはトランプの失敗だ失敗だと言っていますからね。日本のメディアもそれに倣って、失敗だ失敗だと言っている訳ですね。
残念ながら、所謂保守系の方の中にも、トランプの失敗だと言われる方も居られますけどね。是非、皆さん、安心して下さい。そういう事は有り得ません。トランプがやろうとしている事はもっと大きな事なんです。戦後の東西冷戦体制、未だ壊れていない東西冷戦体制を壊すという事ですね。
という事は戦後のグローバリズムで世界を統一しようという動きを止めるという事なんです。実はそれだけ大きな事をトランプ大統領は考えているんですけどね。
残念ながらメディアは、アメリカのメディアは勿論ですが、皆グローバリストですからね、勿論トランプに反対していますから、そんな事は書かないんですけれども、日本のメディアはそういう発想すらない。アメリカのメディアが言っている事を右から左に流しているという事になる訳なんですね。
私は日本のメディアの中にも、シッカリした人って言いますかね、そういう事に気付いている、何となく気付いている、今のメディアのあり方はおかしいと思っていらっしゃる方もあると思いますので、これからは、そういう方にも、私のこの1人語りが届くと良いなと思って、今日のお話を終わりたいと思います。
最後に、今申し上げたような主旨で、今週末ですかね、発売されるWillの私のコラム「地球見聞録」に書いておりますので、ご関心のある方は、どうぞその部分だけでも立ち読みして下さい。
そういう事で、今日2回目は米朝首脳会談、その後の評価という事で申し上げましたが、実はもっと深いものもあるんですけれども、それについては、又、おいおい、その時々の流れを見ながら、お話させて頂きたいと思います。2回目はこれで失礼致します。
注意)このYoutubeが公開されたのは、2018年(平成30年)7月15日です。
馬渕睦夫氏の一人語り①
馬渕睦夫氏の一人語り②
馬渕睦夫氏の一人語り③