広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

「紙おむつ」と言えば「大人用」のことを指す時代に

2013-07-12 06:00:05 | ニュース
少子高齢化社会がいよいよ現実のものになってきました。

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■国内おむつ生産、高齢者にシフト 製紙各社が設備増強
2013/7/11 日経

製紙各社は国内工場で高齢者が使う大人用紙おむつの生産能力を高める。
大王製紙は全体の生産能力を1.2倍に引き上げ、王子ホールディングスは福島市に専用工場を新設する。
少子高齢化で2020年ごろに大人用の需要が乳幼児用を逆転する見通し。
各社は新興国向け乳幼児用を現地生産に切り替え、利益率の高い大人用は国内シフトを強める。

※大王製紙
・寒川工場、北山工場に大人用おむつの生産設備を導入する。投資額約35億円。8~9月稼働目指す

月産6500万枚だった生産能力を、8100万枚に引き上げる
・大王「アテント」ブランド
シェアは約2割で首位ユニ・チャームに次ぐ

※ユニ・チャームは既に12年度に大人用の売上高が乳幼児用を逆転しており、
紙おむつ市場の高齢者シフトが鮮明になってきた。

※大人用紙おむつ国内市場動向
・国内生産量=12年で約62億8800万枚(年6~10%成長中。
・大人用の価格は乳幼児用の約2.5倍。
・ユニ・チャームによると、大人用市場は12年度で1300~1400億円に達した模様。

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間もなく「紙おむつ」と言えば「大人用」を指すのが当たり前の時代になるのでしょう。

考えてみれば、
「紙おむつ」は(価格や仕様の違いはあれ)高齢者も乳幼児も使う珍しい商品。
少子高齢化の現実的な状況やバランスを見るにはふさわしい商品なのかもしれません。



因みに、昨日は同じ日経の一面に下記の記事も掲載されていました。

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■厚労省、育休補償の拡充検討 賃金の6割案も
2013/7/11 日経 日経

厚生労働省は育児休業中の所得補償を拡大する検討に入った。
雇用保険から支給する給付金のしくみを見直す。
出産後から原則1年程度、育休前の賃金の5割分を補償しているが、この割合をたとえば6割程度に引き上げられるかを検討する。
男女ともに育休をとりやすい環境をつくり、少子化に歯止めをかけるねらいだ。

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乳幼児と高齢者の間に挟まれた
今の若者、働き手の世代にとっては、
ますます大変な世の中になっていくと思います。

頑張りましょう、ご同輩。




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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”
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