広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

グリーの「トレカ」参入に、新規ビジネス獲得のヒントが!?

2013-03-20 08:17:58 | ニュース
グリーが、有料メルマガに続いて、トレカ市場にも参入するみたいですね。


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グリー、「トレカ」に参入 自社ゲームのキャラ活用
2013/3/19 日経

 グリーはトレーディングカードゲーム(トレカ)市場に参入する。自社のソーシャルゲームのキャラクターを使った商品を6月末に発売、年間4~6タイトルを投入する。トレカ市場は1000億円を超える市場規模に成長している。グリーは人気ゲームを多数抱える強みを生かし、中高生から20代までの幅広い需要を開拓する。

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記事によると、

・トレカ市場規模(日本玩具協会)

2011年度=約1027億円

なんと、06年度比、2.7倍に急伸しているとのこと。

トレカ商売は
原価が印刷費だけで、利益率が大きい商売と言われています。
メーカー各社は、ウハウハですね。

ヴァンガードがあそこまで広告宣伝を行えるのも納得です。




それはさておき、
グリーの参入の件です。


以前も書きましたが

今、SNSサービスの課金ビジネスは
「5%」の課金ユーザーが支えていると言われています。

つまり、95%は金を払わないユーザーというワケで、
この95%に「どう金を払わせるか」が
SNSサービスを運営している会社にとって、
今後の成長に向けての大きなテーマの一つだと思います。


グリーで言えば現在、会員数2,770万人と言われています。

「5%」ルールを鵜呑みにして単純計算すると
課金ユーザー=138.5万人
無料で遊んでいるユーザー=2631.5万人
という図式になります。


つまり
これらの「ゲームではお金を消費しない2626.5万人」に、
どうしたらお金を消費させられるか
・・・それが今後の成長のカギ。

そこで、
グリーが目を付けたのが、
先日発表の「有料メルマガ」、
続いて、
今回発表の「トレカ」
というワケなんだと思います。

それぞれ市場が成長している分野、
そこに載る、というのがさすがです。


注目したいのは
「メルマガ」はネットの世界のものですが
今回の「トレカ」はリアルの世界のものということ。



リアルも含めて考えると、
他にもSNSゲーム会社がリソースを投下して、
成功できそうな分野が
まだまだあると思います。

ここに、
広告代理店にとっての
新しいビジネスチャンス獲得のヒントがあるかと思います。



いずれにせよ、
グリーが参入することで
有料メルマガもトレカも確実に市場が大きくなるでしょう。


グリーの動きを見ていると
エンタメ分野もこれからガンガン変わっていきそうな気がします。




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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”




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