港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『イ・ア・ミ・ケ』 アニバル・トロイロ楽団 (唄・エルバ・ベロン)

2018-09-21 13:23:04 | アルゼンチンタンゴ

”Y A Mi Que” Anibal Troilo (Elba Beron) 【YOUTUBEより】 



エンリケ・サントス・ディセポロ(1951年没)を偲ぶレヴュー『カラメーロス・スルティードス』のために、1956年にアニバル・トロイロが作曲、
カトゥロ・カスティージョが作詞したもので、ディセポロ風に作られています。
”Y A Mi Que” とは、「私の知ったことか!」という捨て台詞で、「この世の中がどれだけ狂ったとしてもそれは私のせいじゃない、
私のできることは構わないふりをすること、放っておけ、私の知ったことか!」という開き直った歌詞が綴られています。

Si el mundo revirao, golpeáandote,
te tira pa un costao de la pared;
si el vento es un suspiro
y el día tres
ya se espiantó de yiro
y queda el mes,

si al fuego de la fragua todo fue
y el jugo de paragua hoy es café,
servime de testigo, tené fé,
gritá conmigo, viejo, ¿y a mí, qué?

Y pensar que allá en la rama
con qué fe mansa
me criaste, mama...
Pobre mama! En la balanza
fui Justo un drama
pa' su esperanza.

本日の日替わりメニュー(62)

2018-09-20 17:42:04 | 本日の日替わりメニュー

『情熱の花』 ジェームス・ラスト楽団
”Passion Flowers” James Last  【YOUTUBEより】 


原曲はベートーヴェンが1808年に作曲したピアノ曲『エリーゼのために (Für Elis)』で、1957年に米国のバニー・ボトキンがポップ調に
アレンジして”Passion Flowers”となり、1959年にダリオ・モレノが仏語で作詞したカテリーナ・ヴァレンテ盤 ”Tout l'amour” が
ヨーロッパで大ヒット、日本でも1959年8月に【今週のベストテン】で長期間ベスト・ワンに輝き大ヒットになった楽曲です。

本日の日替わりメニュー(61)

2018-09-19 17:29:39 | 本日の日替わりメニュー

『悲しき16才』 ケーシー・リンデン
”Heartahes At Sweet Sixteen”  Kathy Linden  【YOUTUBEより】 



1959年にアイラ・コスロフが作詞、アーヴィング・リードが作曲、当時二十歳のケーシー・リンデンが唄った乙女チックなポップスです。
『グッバイ、ジミー、グッバイ』(全米11位) のB面でアメリカでは殆どヒットしていなかったのですが、なぜか日本では『悲しき16才』の方が
爆発的にヒット、1960年初めから【今週のベストテン】でベストワンを独走していました。
歌詞は「ひとりぼっちで憂鬱な私、今日も学校で好きな彼にそっぽを向かれてしまった。ああ、16才の恋わずらい」と、片想いに心を痛める
乙女心を綴っています。

I'm sittin' all alone and feelin' blue
I'm wond'rin' if he found somebody new
Whoever thought that I'd be goin' through
Heartaches at sweet sixteen

He wouldn't speak to me at school today
He made real sure to look the other way
What did I do to him, what did I say
Oh these heartaches at sweet sixteen

Can't (Ya ya ya ya) I (Ya ya ya ya)
Make him care at all
I'll (Ya ya ya ya) Die (Ya ya ya ya)
If he doesn't call

No matter how my parents tease and laugh
I'll wear his ring and kiss his photograph
They just don't understand or know the half
Of heartaches at sweet sixteen


『酒宴の一夜』 フランシスコ・カナロ楽団

2018-09-18 16:29:38 | アルゼンチンタンゴ

”Una Noche De Garufal” Francisco Canaro 【YOUTUBEより】 



「バンドネオンの虎」と称されたバンドネオン奏者エドゥワールド・アローラスが1910年に作曲した彼にとっての処女作です。
”Garufal”とは飲んで大騒ぎして遊ぶことで、タイトル通りの楽しい楽曲になっています。
余談ですが、アローラスはこの曲の成功で一躍その名を知らしめたのですが、調子に乗って同名のカフェも開店、しかし
短期間で店を閉めてしまったとのことだそうです。

本日の日替わりメニュー(60)

2018-09-17 11:39:21 | 本日の日替わりメニュー

『夜のストレンジャー』 ファウスト・パペッティ楽団
”Stranger In The Night” Fausto papetti   【YOUTUBEより】 



原曲は、1965年制作のアメリカ映画『ダイヤモンド作戦』の主題歌で、この作曲者はブルースの王様といわれたベルト・ケンプフェルトです。
映画は盗難ダイヤモンドをめぐってスパイが暗躍するB級アクション作品でしたので、映画もヒットせず主題歌も話題になりませんでしたが、
シナトラのレコードが1966年7月に全米NO.1の大ヒットとなり一躍注目を集めました。
今日はこれをファウスト・パペッティのアルト・サックスで聞くことにします。