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映画音楽史(243) 『ふるえて眠れ』 1965年公開

2014-09-26 00:18:57 | 映画音楽



『ふるえて眠れ』 Hush, Hush, Sweet Charlotte (米) 1965年制作
監督 ロバート・アルドリッチ
音楽 フランク・デ・ヴォール
主演 シャーロット … ベティ・デイヴィス
    ミリアム … オリヴィア・デ・ハヴィランド
    ベイリス … ジョセフ・コットン
主題歌 『ふるえて眠れ』 ( Hush, Hush, Sweet Charlotte ) 唄・アル・マルティーノ

ヘンリー・ファレルの小説の映画化で、アルドリッチ&デイヴィスによる『何がジェーンに起こったか』に次ぐスリラー映画。
ルイジアナ州の農場にあるホリス邸の当主シャーロットは高速道路建設により屋敷が取り壊されることに激しく反対する。
37年前にシャーロットが惨殺した愛人ジョンの死体が出てくるために反対しているのだという噂が地元に流れ始めた。
シャーロットは精神に異常をきたし始めたことから主治医のベイリスに相談し、ジョンはまだ生きていると言いだした。
そんな時37年振りにシャーロットの従妹でかつてベイリスの愛人であったミリアムが屋敷に戻って来た。そして家政婦、
保険会社の元社員、保安官、新聞記者たちが屋敷に集まってジョン殺しの秘密が明らかにされていく…

子守唄風の主題歌『ふるえて眠れ』はマック・デイヴィッド作詞、フランク・デ・ヴォール作曲によるもので、この映画の
重要な役割を担っています。映画では冒頭で、惨殺事件の噂を聞いた子供たちが ‘ Chop, Chop, Sweet Charlotte ’と
いう替え歌を唄い、ジョセフ・コットンがピアノで弾き語ったりと全編で流れていました。映画での歌唱はアル・マルティーノ
によるものですが、レコードとしてはパティ・ペイジの歌で大ヒット、パティ自身7年振りの全米トップテン入りを果たしました。
参考までに、子供たちの替え歌のチョップ (Chop) は手首を切り落としたという意味です。

Hush hush, sweet Charlotte
Charlotte, don't you cry
Hush hush, sweet Charlotte
He'll love you till he dies

↓はパティ・ペイジの『ふるえて眠れ』 YOUTUBEより


関西地方では、毎日放送TVの『あどりぶランド』のエンディング曲として永らく親しまれていました。



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