港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『7月12日』

2019-07-11 17:35:00 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆サム・テイラー  Sam Taylor (1916.7.12~1990.10.05)



「ムード・テナーの帝王」と称されたアメリカのテナー・サックス奏者です。
テネシー州レキシントン生まれのアフリカ系米国人で、父親がギタリスト、母親はピアニスト、姉もピアニスト、長男も
ドラマー、もう一人の兄は合唱団の指揮者という恵まれた環境に育ちました。
18歳の時に兄の楽団のクラリネット奏者でしたが、アラバマ州立大学を卒業してからはテナー・サックスに鞍替えして
スカット・マン・クローザースの楽団に加わり、サンセット・ロイヤル楽団を経て1946年までクーティ・ウイリアムス楽団に
所属し、1947年にはキャブ・キャロウェイの楽団で約6年間カリブ海諸国や南米各国に同行しました。
1955年頃にソロクレジットで『ハーレム・ノクターン』をリリースし、1960年代に入ってサム・テイラー自身の五人編成の
クインテット・バンド "The Blues Chasers" を結成し、ジャズ・スタンダードとリズム&ブルースを中心に安定した活動を
続けました。特に親日家で幾度も来日し1960年代から70年代にかけて日本の歌謡曲を多数カバー録音していました。
また、彼の名前は Sam The Man Taylor(サム・ザ・マン・テイラー)とも表記されていますが、米国でサム・テイラーは
あまりにもありふれた名前なので混同をさけるために付けられたものだそうです。

【主要演奏曲】(録音年月が定かではありませんので羅列いたしました)
『ハーレム・ノクターン』Harlem Nocturne【YOUTUBEより】 

『夕日に赤い帆』Red sails in the sunset 視聴
『サマータイム』 Summertime 視聴
『クライ・ミー・ア・リヴァー』Cry Me A River 視聴
『枯葉』Autumn Leaves 視聴
『ダニー・ボーイ』Danny Boy【YOUTUBEより】 

『タラのテーマ』Tara's Theme 【YOUTUBEより】 

『ミスティ』Misty 視聴
『シャンゼリゼのブルース』Champs Elysees【YOUTUBEより】 

『時の過ぎゆくまま』As Time Goes By 視聴
『テンダリー』Tenderly 視聴
『黒い傷恨のブルース』Broken Promises 視聴
『白い夜霧のブルース』 It’s a lonesome old town 視聴
『青い灯影のブルース』Night Fall【YOUTUBEより】 



【ご命日】

★ジョシュア・ローガン Joshua Logan (1908.10.05~1988.7.12)



ブロードウェイ演出家から映画界に転じ楽天的なミュージカルを得意としたアメリカの映画監督。
主な監督作品として『ピクニック』『バス停留所』『サヨナラ』『南太平洋』『ファニー』などがある。