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60年代ポップス変遷史 1963年5月

2015-04-25 06:17:05 | 60年代ポップス変遷史

1963年5月にはこんな曲が流行していました。

悲しき雨音 カスケーズ
さすらいのマーチ ニニ・ロッソ
ヘイ・ポーラ ポールとポーラ
シェリー フォー・シーズンズ
ヤング・ワン クリフ・リチャード
ミスター・ベースマン ジョニー・シンバル
内気なジョニー ジョニー・ソマーズ
アラビアのロレンス サウンドトラック
テルスター トルナドーズ
想い出の冬休み コニー・フランシス
ガール・ガール・ガール エルヴィス・プレスリー
渚のデイト コニー・フランシス
恋のバカンス カテリーナ・ヴァレンテ
(註・リンクされた『さすらいのマーチ』はフィルム・シンフォニック楽団です)


梅雨入りを目前にしてカスケーズの全米No.1『悲しき雨音』がベストワンに輝きました。
この曲はメンバーの中心的存在であったジョン・ガモーの失恋を唄った曲だといわれています。カスケーズは
その後『悲しき北風』などをリリースしたもののイマイチ伸び悩み、日本では一発屋で終わってしまいました。
新曲としてはジョニー・シンバルの異色曲『ミスター・ベースマン』が注目を浴びました。彼の唄と掛け合って
いるのはベースマンことロニー・ブライトで、見事なボイス・パーカッションを披露しています。
また、来日したカテリーナ・ヴァレンテが『恋のバカンス』でトップテン入りです。
カテリーナ・ヴァレンテと言えば、『愛の誓い』『マラゲーニア』『チャオ・チャオ・バンビーナ』『そよ風と私
月影のナポリ』などのヒットを飛ばしていましが、この曲は『情熱の花』以来の大ヒットとなりました。
彼女はパリ生まれのイタリア人で仏・伊はもとより英・独・西語などマルチ・リンガル、この『恋のバカンス』も
流暢な日本語で唄い上げています。
他にも、プレスリーとコニー・フランシスの映画主題歌が登場しました。

↓はカテリーナ・ヴァレンテの『恋バカンス』 YOUTUBEより


ベストテン入りはしませんでしたが、ナルシソ・イエペスの『金色の眼の女』、ヘンリー・マンシーニ楽団の
酒とバラの日々』等の映画音楽、フォーチュン・テラーズの『バラの乙女』などもこの頃のヒット曲でした。

↓はフォーチュン・テラーズの『バラの乙女』 ニコニコ動画より

私の想い出の一曲でした。


それにしてもこの『マラゲーニア』の動画は見事に作られていますね。



さて、ここでクイズです。
この動画は三つの映画から構成されていますがそのタイトルと主演女優は誰でしょう?
答えは、60年代ポップス変遷史・1963年6月(一週間後)にてお知らせします。