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60年代ポップス変遷史 1963年4月

2015-04-18 12:58:32 | 60年代ポップス変遷史

1963年4月にはこんな曲が流行していました。

シェリー フォー・シーズンズ
内気なジョニー ジョニー・ソマーズ
テルスター トルナドーズ
史上最大の作戦 ミッチ・ミラー楽団
悲しき雨音 カスケーズ
言わなきゃだめよ アルマ・コーガン
ヘイ・ポーラ ポールとポーラ
恋の売り込み エディ・ホッジス
ボビーに首ったけ マーシー・ブレーン
さすらいのマーチ ニニ・ロッソ
牧場の我が家 デビー・レイノルズ
ヤング・ワン クリフ・リチャード
恋はボサノバ イーディー・ゴーメ
グッバイ・ジョー アルマ・コーガン
想い出の冬休み コニー・フランシス
アラビアのロレンス サウンドトラック


フォー・シーズンズの『シェリー』がトップを独走しています。
今月は新曲が多く、カスケーズの『悲しき雨音』とポールとポーラの『ヘイ・ポーラ』がベストテンに登場して
大ヒットの予感です。
また、映画音楽としてはイタリア映画『前進か死か』の主題歌『さすらいのマーチ』、映画『若さでぶつかれ』の
主題歌でクリフ・リチャードの唄った『ヤング・ワン』、そして『アラビアのロレンス』のテーマがトップテン入り、
さらにはコニー・フランシスの『想い出の冬休み』、イーディー・ゴーメの『恋はボサノバ』と新曲のオンパレード
となりました。
(註・ニニ・ロッソの『さすらいのマーチ』はYOUTUBEから削除されていますのでリンクはフィルムシンフォニック楽団です)
『恋はボサノバ』のイーディー・ゴーメはスティーヴ・ローレンスとのオシドリコンビとして有名ですが、当時
アメリカにおけるボサノヴァ・ブームに乗って全米7位にランクされるヒットになりました。

↓はイーディー・ゴーメの『恋はボサノバ』 YOUTUBEより



ベストテン入りはしませんでしたが、レイ・チャールスの『旅立てジャック』、ジーン・ピットニーの『恋の二分の一』
ジョルジュ・ジューバンのトランペットによる『夜は恋人』などもこの頃のヒット曲でした。
ジーン・ピットニーは『ルイジアナ・ママ』や『リバテイ・バランスを射った男』などのヒットがありましたが、この
『恋の二分の一』はあまりヒットせず、その後彼の名前はヒット・チャートから消えてしまいました。

↓はジーン・ピットニーの『恋の二分の一』 YOUTUBEより