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映画音楽史(19) 『旅愁』 1952年公開

2014-01-07 00:33:55 | 映画音楽



『旅愁』 September Affair (米) 1951年制作
監督 ウィリアム・ディターレ
音楽 ヴィクター・ヤング
主演 デヴィッド・ローレンス … ジョセフ・コットン
    マニナ・スチュアート … ジョーン・フォンティーン
    キャサリン・ローレンス … ジェシカ・タンデイ
主題歌 セプテンバー・ソング ( September Song ) 唄・ウォルター・ヒューストン

フィリッツ・ローターのラブロマンス小説を映画化。
イタリア発アメリカ行きの航空機が故障でナポリに不時着する。
妻キャサリンとの離婚のために搭乗していた技師のデヴィットは
契約のためにアメリカに向かうピアニストのマニナと出会い意気投合する。
故障が直るまで二人でナポリ見物に出かけたが、その間に故障していた航空機は既に出航した後だった。
しかし、この飛行機は直後に乗員全員死亡の事故に見舞われた。
事故で死んだことになったデヴッドはこれを好機としてマニナとの新生活を始めるが…。

主題歌の『セプテンバーソング』はクルト・ヴァイル作曲、マクスウェル・アンダーソン作詞のバラードで
1938年のミュージカル "Kinckerbocker Holiday"で使われた曲です。
映画では、二人がナポリ見物の途中に立ち寄った店の蓄音機から流れます。
レコードで唄っているウォルター・ヒューストンは巨匠ジョン・ヒューストン監督の実父。
また、この曲は実力派の歌手たちがこぞってレコーディングしていますが
日本ではフランク・シナトラのレコードが定盤だと思われます。

Wheh I was a young man courting the girls
I played me a waiting game ……
  …
But it's a long long while
from May to December
And the days grow short
when you reach September

↓はウォルター・ヒューストンの『セプテンバーソング』 YOUTUBEより