生活管理・日用品ブログ

増田カイロの臨床における生活指導内容。NAET施術と併用して弱アルカリ体質を維持しましょう。

pHの世界は楽しくて、奥深い

2023-11-02 | 斉藤の独り言
「虫歯から地球温暖化、新型コロナ感染拡大まで それ全部「pH」のせい 」齋藤勝裕著という本を読みました。
もともと理科系が好き(数学は苦手だから理数系でなく理科系)ですが、普段から「朝一番尿のpHの自己管理」を伝えている私にとっては、お墨付きをいただいたような内容かなあと勝手に思っています。

病気は夜作られますから、特に夜間の体液pHにこだわりたいので、「朝一番尿のpH」を確認しておくことで、一人一人が誰かにお任せじゃなくて、自分の将来を自分でコントロールしておいてほしいということで、初診の方には必ずお話ししています。

もちろん重曹・クエン酸にアレルギーがある、味が耐えられないから無理、飲めるけど不快症状が出る、というような場合は、無理に重曹・クエン酸を使うことはしませんが、今のように薬のない時代の2大薬ですからね。重曹・クエン酸に対するアレルギー除去をしたり、飲みやすくなるようにレモン果汁や少量の甘味(はちみつ・デーツシロップ・アガベシロップ)を使ったり、濃度を調整したり、カプセルに入れて使うなどして、うまく自分の生活習慣に取り入れることができれば、必ずどなたの健康管理にも役立つと思います。

まだ試したことがないという方はぜひお試しください。
とはいえ、重曹クエン酸水を摂ってみて、まずいとか不快症状が出るという人は無理しないでください。
濃ければ濃度を薄くし、またはアレルギーがあれば除去してから使うようにしましょう。

作る時間のない人は作り置きしておいてもいいですし、カプセルのほうが楽だという人はカプセルに入れたものを使ったらいいでしょう。
重曹クエン酸水自体は胃に入る「クエン酸塩」ですから、重曹クエン酸水が飲める人は、腸で働くように耐酸性カプセル(DRカプセル)にいれた重曹・クエン酸を使うといいでしょう。これももちろん試して不快があれば無理して続けないことです。

重曹クエン酸水や重曹・クエン酸カプセルは、体液の弱アルカリ化に対して「カンニング」のようなものです。
強制的に日々の酸性化案件(糖質・脂質過剰、食品添加物、農薬、水道水の塩素消毒、日用品のケミカル、化学物質+重金属汚染された水や空気、電磁波や電波ストレス、ジオパティックストレス、太陽光線ストレス、家族関係や対人関係における各種ストレスなど)をチャラにして、夜間にも弱アルカリ体液を維持するためだけに使うのですからね。

そして重曹クエン酸以外に弱アルカリ体質に欠かせない栄養素は「トレースミネラル」です。
これは微量元素や微量ミネラルとも言われ、主要ミネラル以外のミネラルも含めた総称としてここでは使います。

日本は元々火山灰地で酸性土壌ですから、肥溜めを使って肥料にしていましたが、戦後化学肥料や農薬を使うようになって、どんどん土地がやせていきました。やせた土地からはスカスカな野菜しかとれません。それは農薬を使わない有機農法も同じ。土壌の成分、特にミネラル分を調整せずに有機農法をしても、曲がったり小さな野菜ができるだけです。

人間と同じで、野菜にも遺伝子があります。例えばキュウリやナスはまっすぐ育つ、ということです。
よく規格外の野菜を安く流通して…ということを聞きます。それ自体、そして曲がった野菜を否定するわけではないのですが、曲がるには訳があるのです。その理由も知ってから購入し口にすべきです。曲がった野菜を作っている土は、その野菜に適していないから、正常に野菜が遺伝子を発現できない。だから曲がったということです。土だけでなく、水分や日光も関係しているでしょう。それを改良・改善していくのが、これからの農業家の仕事だと私は思っています。

私は何でも食べます。選べるなら選びますが、選べなければ添加物が入っていても、農薬を使用していても、ジャンクフードでも何でもOKです。
その為に様々な項目のアレルギー除去をしていますし、自分で意識的に不足しているであろうトレースミネラルを十分補給しているから、何を食べてもチャラにできるということです。
これからの時代に一番大事なのはどこでも生きていける「たくましさ」ですからね。

これまでの20年でいろいろなミネラルサプリを試してきましたが、ほとんどの患者さんにアレルギーなく、かつ有効度・必要度も8~10と断トツに高く安心して使えたのが、JESの鉱物由来の液体ミネラル(希望の命水・ぱぱっとミネラル・ミネラル鉱泉浴)VOR(鉄ミネラル)です。

私の身体が「使わない」というものを基本的に当院では紹介しないので、この2つは自分がずっと使い続けたいものだからこそお伝えしています。
どちらもぱっと見高いですが、コスパ・タイパを考えれば、効果のないサプリに時間とお金を使っているよりはよっぽどいいと思います。
もちろん「金銭的に無理すること」も治癒を遠ざけますから、これらの購入が難しい場合は、他のサプリでもアレルギーがなく、有効度が6以上あればいいでしょう。

樹木も岩石のミネラルを根から吸収して大きく育つことができます。しかし樹木は動きません。人間は動きますから、活動に必要な鉄分を鉱物由来ミネラルには追加する必要があるので、熊本の土壌から創られたVORを足すことで、より安心・安全に日本に足りないミネラルという栄養素を補うことができるのです。
ビタミンは食物そしてサプリなどから補うことができますが、ミネラルがないと働けませんから、ビタミン補給の前にまずトレースミネラル補給が栄養管理の基本なのです。

また当院では昔からカルシウム+ビタミンD3を勧めています。それは「骨(骨量)が命」だからです。
痛みを感じるのは、主に筋膜(筋肉)・靭帯・ファシアなどですが、そこをマッサージ・カイロ・鍼灸で繰り返し刺激しても、骨がしっかりしていないと意味ないのです。
だから繰り返し施術が必要になるのです。骨がしっかりしているなら、筋骨格症状は寝れば治る、もしくは数回の施術でなくなりますので。
テントを張るのに一番大事なのが骨組みです。傘も同じ、骨組みが壊れたら機能しません。人間を含めた動物の身体もしかりなのです。

骨がしっかりしているとは、「タンパク+カルシウム+ビタミンD3+トレースミネラル+塩」、これらの栄養素にアレルギーがなく、十分に補給できていることです。
人体には、体液が酸性だと骨からタンパク・カルシウムを溶かして、弱アルカリ体液に強制的に戻そうとする自動運転機能(=ホメオスタシス)が備わっています。

だからこそ、酸性体液を放置していいことは一つもないのです。
酸性体液⇒骨や筋肉から勝手にカルシウム・タンパク貯金をおろして賄っている⇒いつの間にか骨はスカスカ、筋肉も減っている⇒痛い・動けない・酸性病(がん・脳卒中・心筋梗塞・認知症など)

ただし、弱アルカリ化における重曹クエン酸水は骨の材料ではありません
重曹クエン酸は返済しなくてよい借金、もしくは宝くじで当たったお金、みたいなものです。それでもないよりは、よっぽどいいのです。
重曹クエン酸水(クエン酸塩)で体液を弱アルカリに維持できていれば、骨や筋肉貯金を勝手に切り崩すことがないから、まだいいという訳です。

骨の材料である「タンパク+カルシウム+ビタミンD3+トレースミネラル+塩」は、毎日の食事+サプリメントでしっかり補って、良い骨(骨量)を維持しておくことが丈夫な体と心には欠かせないのです。
骨がしっかりしている=内臓もしっかりしている=筋骨格もしっかりしている=心も安定している、ということで当院の施術の目的は、いろいろな症状を消すことではなく、「弱アルカリ化を維持すること」なのです。遠回りのようですが、一番効果を出せる近道だと私は思っています。

すぐに痛みやかゆみがマジックみたいに消えたほうが、もちろんインパクトはあると思います。
将来の大きな利益よりも、目先の小さな利益を優先するのが「人間」という生き物の行動心理です。

それを理解した上で、今の痛みは痛み止めや施術で対応し、同時に将来の利益も得られるように、今からアレルギー除去+栄養素の確保という行動に移す二刀流的な賢さが日本にいるなら必要だと思います。
対処療法だけを1年・5年・10年と繰り返していたら、そこに費やした時間とお金がもったいないと感じる未来が待っている、ということを担当した施術者も患者さんも知っておく必要がありますね。

骨粗鬆検査を補助している自治体もありますが、老若男女問わず、原因不明の健康問題に悩んでいるなら、一度調べてもらったらいいですよ。
20~30代のがん病理が増えている現代において、10代から骨密度が下がっている人も多いはずですからね。

くる病・低身長(骨軟化症)カルシウム・リン・タンパク質などにアレルギーが強いと考えられます。
低身長および骨軟化症で困っている人もすぐにホルモン治療ではなく、アレルギー除去、そしてタンパク・ミネラル補給を優先してみたらいいかと思います。
なぜなら、ホルモンだけで治療したら、本人は改善しても、子孫にはその遺伝子を移行させてしまうからです。
自分のアレルギー除去が完了していれば、その同じ問題を子孫に遺伝子経由で渡すことはありませんので。

本の紹介から、弱アルカリ体質のことに話が飛びました。
以前紹介したクエン酸リンスのことも書かれてます。
pHの世界は身体以外にもいろいろありますので、ご興味のある方は是非ご一読ください。

斉藤 記

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする