生活管理・日用品ブログ

増田カイロの臨床における生活指導内容。NAET施術と併用して弱アルカリ体質を維持しましょう。

血液検査だけでは判断できない「貧血」

2022-08-26 | 体調管理
貧血シリーズ、もう少し続けておきます。
もういいよ~って思われる方もいるかと思いますが、ここが本当の意味で理解・実践できていないと、人生のいろいろな過程でつまづき損することになりますから、私のおせっかいだとおもってもう少しだけお付き合いください。

自分の人生、上手くいくもいかないも、結局は自分の選択次第。もしくは筋力検査次第
そしてその選択や筋力検査の結果を左右するものがあるとしたら、それは自分の体内にいる「潜在感染源の横取りによってもたらされる貧血(酸欠)状態」だ、ということです。

脳神経系が正しく機能するには、いろいろな栄養素が必要となりますが、その前提として、「細胞への酸素供給が確実にできているのかどうか」が重要となります。

増田院長がかつて教えていた「カイロ神経学」(カイロプラクティックの専門学位コース)でも、最重要事項は「酸素」「糖分」「刺激」の安定供給でした。カイロ神経学では、盲点を計測したり、目の動きをみたり、刺激を左右どちらからいれるかなど検査と治療が同時にできるような面白いアプローチですが、やはり他の施術や薬剤同様、「結果」に対するアプローチであることに変わりはありません。

よって当院では原因の解決・解消、および根本原因の除去が可能であるNAETに集中し、対症療法として生活管理指導とカイロプラクティック(アクチベータ)を用いて、再現性・普遍性の高い施術を提供しさらに追究しています。

その場で痛みをなくしても、再発・移動していては意味がないですし、何年か後のがん・脳卒中・心筋梗塞・認知症などの病理を確実に回避できなければどんな医療も時間の無駄と考えるからです。これは医療従事者として30年以上の臨床経験から言えることで、私もまだまだ完璧ではなく常に修行中ですが、看護師・医療者として、病院ではできない、本当に自分がやりたかったこと。だからこそ自由に臨床において、より高いゴールに向けて研究者のようにあれこれ追求できる今をありがたく思っています。

体も心も繋がっていますし、今と将来も繋がっています
心と体に起こるちょっとした問題も、家族の不調も、自分の将来に起こりうる「病理の前兆」かもしれないのです。

目先の症状にとらわれず、「本物の医療を追究する」ということに共鳴してくれる医療者がこの日本にも増えてくれることを願います。
それによって、自分と家族、そして子孫の幸せと健康を守ることができるのですから。

うっかり横道にそれたので、話を貧血に戻しましょう。
そして今考えれば、「酸素・糖・刺激」この3項目のなかですべての土台となるのは「酸素供給」であり、内呼吸である貧血の改善こそ脳神経機能回復の近道だと、今の私ならわかります。
貧血によって血糖が不安定になりますし、貧血によって刺激に欠かせない体力・気力が奪われますから。

しかし、サプリや食事で鉄を摂るだけでは、「風呂の栓が抜けたままお湯を張るのと同じ」です。
栓がどの程度開いているか、そしてお湯をどの程度入れているのかにもよりますが、効率よく思うようにはなかなかたまりません。全くないよりはいいけど、根本的な問題解決がされていないままですから、問題は年齢と共に移動し、かつ悪化していきます。現代の生活様式に暮らす個人が必要とする栄養素を十分に確保できていないから、何年も同じ問題を抱え続けたり、新しい問題が次々に現れたりするのです。

リーキーガット・低血糖・病巣感染・真菌症など、栄養療法に関わる病院や施術院ではよく聞く言葉かと思いますが、これらも皆「貧血から派生した結果」です。
よって、貧血が本当の意味で改善できるなら、他の付随した問題や症状は問題ではなくなりますから、その対応は必要なくなります

栄養素自体、そして体内でそれらを狙う横取り菌、そして横取り菌を刺激する各種アレルゲン(電磁波・化学物質・重金属・ストレスなど)に対する「非共鳴」(=反発、自分に合わない事、および自分のエネルギーを下げる事、NAETではこれをまとめて「アレルギー」と呼ぶ)を取り除くことなしに、どんな問題も「根本解決」できませんから、永遠に問題は子孫に受け継がれていきます。もしくは不妊・流産という形で遺伝子を次の世代へと受け継ぐことができなくなります

遺伝子を超え、その問題を唯一解除可能な医療は私の知りうる限り「NAETだけ」ですから、私はNAETと出会えたことに今でも本当に感謝しています。ですから、NAETを生み出してくれたDrデビと、NAETを私に繋いでくれた増田院長には、いつもことあるごとに「ありがとう」と言っていますし、それを態度・行動で示すようにしています。

院長が初回の脳梗塞を患ったのは2006年春、そして心筋梗塞を回避するための手術において再脳梗塞を起こし、運動性失語と右半身麻痺となったのが2008年夏。それからもう14年も経ちました。リハビリですぐ話せるのかなと思っていましたが、甘かったです。そのリハビリすら、ほとんどしないまま病院から院長は逃げてきましたけどね。

2度目の脳梗塞部位の大きさからも医療的には再び話すことは不可能と言われています。それでも私は「頑張らないけど諦めない」の気持ちで、いつかまた話せたらいいな…という気持ちでいます。それが私の夢であり、医療に携わり続ける理由であり、恩返しです。その手段であるNAETを実際手にしている私には「根拠のない確信」がありますから、あとは自分との戦いに対して「挑戦あるのみ」なのです。

イベルメクチンでノーベル賞を獲った大村智先生の本にもこうありました。
「不可能の対語は可能ではない。挑戦だ」と。

大村先生のこれまで流した汗を考えればまさにその通り!であり、院長と話すこと、そしてどこに行っても改善しない患者さんたちの問題を解決し、一人一人が願う社会復帰を目指す増田カイロの在り方がまさに「医療と自分の限界に挑戦」であるからこそ、私には納得の一言でした。

「今世は自分も母親も本当に苦しくてつらい思いをたくさんしてきたから、来世の自分が困ったときにどこでもNAETが受けられるように、NAETを世界に広めておくのよ」と、Drデビはよく話していました。
院長は、今の自分の運命を知っていたとは思いませんが、看護師で介護もできる私が静岡に来て、その上私に好きなだけNAETをアメリカに行かせて学ばせていたというのは「計画」ではなかったにしろ、とりあえず「ラッキー」というか「作戦成功」だったんじゃないかしらと思っています。

今でも話せないし、まともに歩けないし、痛いし、その上私によく怒られるし…と、院長は辛いことだらけのはずですが、「毎日好きなことが自由にできる今が一番楽しい」と、いつもそうゼスチャーしてくれます。「神対応」ですよね。
だからこそ、そんな院長に「話す機能」をプレゼントできたら…と願い、私の挑戦は現在進行形です。

院長もこれまでの施術やサプリの服用で、栄養学的な、特に貧血に関わるデータとしては何ら問題ありません。
もちろん慢性炎症性疾患である脳梗塞・心筋梗塞をすでにしているため、鉄貯金を示すフェリチンはかなりの高値です。

しかし、鉄関連の一般的な採血では全く問題なしという状況でも、「鉄レベル(充足度)」潜在意識に「体の声」として聴くと、まだ3/10(10段階で6以上が最低合格ライン、できれば8以上を目指したい)であり、これまでもいろいろやってきたつもりですが、すべきことはもっともっとありそうです。
ここでお手上げの状況なら医療者として困りますが、NAETを知っていれば、どんな状況にも対応でき、お手上げとなることがありません実践しながら評価・修正を繰り返し、挑戦し続けることができるのはとてもありがたいことです。

薬や各種施術で「その場をしのぐ」ことは大事ですが、それだけを繰り返していたのでは、いつまでも問題は繰り返され自分の将来や子孫への問題転嫁された部分が時間と共に悪化していくだけです。自分と将来の国の宝にとって最も良い選択は、今の問題を解決するだけではなく、そこに将来への視点を加えることです。

一般的に手技療法によって得られるのは、今の自分へのご褒美ですが、その恩恵は数日~数週間で消えてしまいます。
病院や施術院に行かなければならなくなった理由を解決しないまま、「癒し」だけを求めていては、せっかく身体が症状を出して教えてくれているのに、「サングラスをかけて見えにくくしている」のと同じです。

人生において、時間は無限ではありません
お金は取り戻せても時間は取り戻すことができないのです。

医療・代替療法が必要となる大きな原因の一つである「原因=貧血」をしっかり解決していれば、医療・代替療法が要らない人に変われるのです。
それが自分にとっても、家族にとっても、子孫にとっても、お金と時間を無駄にしないコスパの良い「お得な生き方」だと思っています。

とはいえ、獣道を開拓するのですから、それなりの覚悟と根性はいるでしょうね。
NAETも簡単そうで簡単ではありませんから、この魔法の杖を使いこなすには、やはり施術者自身が「貧血」では難しいのです。
まず自分の貧血をしっかり施術し、必要な栄養素を摂る事で鉄レベルを8以上に持っていけれは、家族や患者さんも同様に8以上にできるのです。
鉄レベルが8以上なら、今そして将来において、自分が問題と思えることがいつのまにか消えているでしょう。

どんな病態・症例に対しても、普遍性・再現性を持った結果を出すために、まず施術者自身が貧血(酸欠)ではいけないのです。
だからこそ、まず自分と自分の家族を治せないと、患者は治せない。それが事実であり、真実なのです。

しかし、「貧血」や「酸素レベル」ヘモグロビン・血清鉄・フェリチン・BUNといった貧血に関わる血液データや血中酸素飽和度だけでは評価できないところが、問題を難しくさせています。貧血に関わる血液データに問題がなくても、血中酸素飽和度の数値に問題がなくても、「機能的な貧血状態」である人が臨床的に多いからです。

これらの数値に問題があれば、もちろんその解決のためにあらゆる方面からの「引き算」と「足し算」が必要でしょう。
しかし臨床的には、「データに問題がなくても、自覚症状が山積」という方が多いのです。もしくは「何をしてもデータが良くならない」という人も多いのです。

どんな方でも「鉄カウントは6未満」ですから、鉄カウントをまず6に、それから8以上に持っていくことで、いろいろな症状が改善し、病理と診断される人が少なくなるでしょう。
また自分や家族のための健康管理を自分でできるようになれば、それは親から子に受け継がれ、日本の医療費が「正しく削減」されていく道に繋がると思います。

これも私の臨床におけるRWE(リアルワールドエビデンス)から言えることで、論文があるわけではありません。
しかし再現性を追求していくことで、RWEと科学が繋がっていくと思っています。

今の日本は国民健康保険や社会保険にしても、新型コロナにしても、「命を守る」という言葉に騙され、湯水のごとくお金(税金)を医療にかけすぎです。
実際のところ、医療においては「遺伝体質」や「自己管理」によるところも大きいのですから、難病以外はもっと個人負担を増やしていいはずです。
「国が何とかしてくれる」と思っているのが日本の国民性ですから、自分のことを大事に考え、どうにかしよう、どうしたらいいのかという自発的な考えがなかなか根付きません。

新型コロナでたくさんのお金をワクチン・病床確保・休業補償などにつぎ込みましたから、国として今後どうなのかしら?と思いますよね。
その場合は、一律で保険料を値上げするのではなく、単純に「窓口の個人負担を大幅に増やすこと」を私は希望します。

なぜなら、個人負担が増えることで、国民が今の医療に対する「費用対効果」や「薬の使い過ぎ」を考える機会にもなるでしょう。
この値段を払うのなら「要らない検査・要らない薬・要らない入院・要らない通院」がどれだけ多いのかがわかるでしょう。
そうなれば、もっと医療サービスの質を上げざるを得なくなり、結果として国や国民のためになるのです。

大事な税金「生活習慣によって病気になった人」ではなく、これからの時代を創り担う子供たちの「教育現場」や「少子化対策」に廻すべきです。
日本の大企業も後継者が見つからなくて困っているところもあるようですが、会社にとっても、国にとっても、「人材育成」が最も重要案件なのですから。


ところで9月の注意点の裏面には鉄不足から起こりうる症状を書籍から引用する形で挙げておきましたが、『貧血』がなければ、どんなふうになるのでしょうか。
以下に挙げてみましょう。

『貧血がなかったら・・・』
よく眠れます。
寝つき・寝起きが良くなります。
たくさん食べることができます。
味覚・嗅覚が回復します。
何でも食べることができるようになります。
食事時間が早くなります。
飲み込みが良くなり、錠剤も飲めるようになります。
むせ込みが減ります。
慢性・急性の痛みやこりがなくなります。
痒みがなくなります。
しびれがなくなります。
こわばりがなくなります。
つまずかなくなります。
疲労がなくなります。
歯並びが良くなります。
歯茎が安定します。
虫歯に罹りにくくなります。
目がはっきり見えます。
目が疲れません。
全身のむくみがなくなります。
感染症にかかりにくくなります。
眼・鼻・のどのアレルギー症状が起きにくくなります。
下痢や便秘がなくなります。
粘膜が厚く安定します。(目・耳・鼻・のど・気管支・肺・胃・小腸・大腸・膀胱・子宮・血管など)
皮膚が安定し、早く治ります。
毛や爪の問題がなくなります。(白髪・くせ毛・爪のギザギザ・スプーン爪・ばち状指・爪が割れるなど)
暑さ・寒さに強くなります。
化学物質や電磁波ストレスに強くなります。
精神的なストレスに強くなります。
自分に自信や確信がつきます。
嫌なことはすぐに忘れられます。
ポジティブな思考回路となります。
がん、脳卒中、心筋梗塞といった病気を回避できます。

嘘だ~と思ったら、まず自分で試してみてください。
貧血は採血のヘモグロビン(Hb)やフェリチンや鉄、そして総タンパク(TP)や尿素窒素(BUN)、酸素飽和度といった数値で総合的に評価しますが、数値がOKだからと言って、「貧血(酸欠)ではない」とは言えません。こちらでは機能的な貧血(酸欠)を見ていますから、データが基準値内でも何かしらの心身の症状があり、かつ筋力検査で『貧血」と出ていれば、貧血と評価します

その場合、鉄だけでなくすべての栄養素に関するアレルギー除去をしたのち、関連臓器やその他項目(化学物質・重金属・電磁波)、そして鉄を横取りする潜在感染源に対するアレルギー除去を進めます。その間にアレルギーのない鉄(VOR)や液体ミネラル、各種ビタミン、ピンク岩塩をしっかり補給します。
また鉄を無駄遣いしないために、弱アルカリ対策(重曹クエン酸水・重曹カプセルなど)キッチン・寝室の放電対策のほかに、生活管理(遅寝・長湯・スポーツ・糖過剰・脂質過剰・ストレス過剰・暑すぎ寒すぎの環境など)も欠かせません。

貧血のデータはいいんだけど、体調はそこまでよくないとか、貧血のデータがなかなか改善しないという方は、まず自分に必要なのは「足し算」なのか「引き算」なのか、しっかり見極める必要がありますよ。
今回もあちこち脱線しましたので、長くなってすいません。
斉藤 記


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