臥龍殿

三国志と自転車・キャンプが好きな”りてん”がお送りします

「UDON」を見てきました~。

2006-08-19 08:34:48 | さぬきうどん
 8/14、御堂会館に「UDON」の試写会に行ってきました。
 さぬきうどん大好きな私の為に、妻が「私は行けないけど」と言いながら申し込んでくれてたものです。

 お盆なので仕事も早く終えて猛ダッシュしたのですが、会場近くまで来ると山越や谷川米穀店をしのぐ長蛇の列が・・・・。
 現地待ち合わせしてた会社の連れが先に並んでてくれましたが、それでも座席は後ろの方。
 試写会は初めてですが、そんなに話題の映画でもないのに凄い人です。

 この映画は、さぬきうどんのバイブルと言うべき「恐るべきさぬきうどん」でお馴染みの「麺通団」の活躍が大きなウエイトを締めています。
 「あの独特な文章はこうして生まれたのか~」とか「いい加減な地図はこういう目的だったのね。すっかり乗せられてた!」とか思ったのは私だけではないでしょう。

 それから恭子ちゃん役の小西真奈美ちゃんが可愛い事。
 壊滅的な方向音痴でサエない女性記者を演じていますが、それでも隠しようのない可愛らしさと、方向音痴の私には妙に共感が持てるキャラクターです。
 どれだけ気に入ったかというと、キリン、エビス党の私ですが、たまには「ぐびなま」に浮気しても良いかな?って思うくらいです。

 一番嬉しかったのが、さぬきうどん通ならおなじみの、あの店この店がドド~ンと出てくるところ。
 香助と恭子ちゃんの二人が、お互いとうどんとに劇的な出会いをした後、最初に訪れたお店は、私が初めて本物のさぬきうどんを食べて感動した山○!
 その次のお店が私がさぬきで最も愛する、見つけにくさ、お店のボロっちさ、ユニーク度、麺の味、ダシの味、全てに花○をあげたい中○!
 最初の2店で私はKOです。

 もちろんこの映画の一番のテーマは香助と松井製麺所を営む父親との葛藤でしょう。
 子供の頃から父親の笑顔を見た事がない香助は、人を笑わせる仕事、コメディアンを志しニューヨークへと旅立っていたのでした。

 うどん屋の息子と言われるのが何より嫌なコースケですが、成り行きでさぬきうどんの魅力にハマり、ブームを巻き起こす立役者に。
 しかし、家庭の問題となるとまた別な事。
 香助は父親と激しくぶつかり合います。

 うどんとその仕事ぶりを通して、少しづつ父親に理解を示し始める香助。
 松井製麺所を継いでも良いかな?と打ち明けた時に父親は・・・・。

 人を笑わせる夢に破れて帰郷したコースケに対して「人を笑わせるのは簡単じゃろ」と事もなげに言い放つ父親。
 笑顔ひとつ見せず、そのあまりにもストイックな仕事ぶりにより、面白みのない人生を送っていたと思われた父親が、実は人を笑顔にさせる達人ったのだと理解した時にコースケは・・・・。
 父親の息子であり、駆け出しですが息子の父親でもある私にとっては凄く心に染み入る映画となりました。

 26日からロードショーですが、ぜひまた見てみたいです。
 しかし・・・・この映画がヒットすると、またさぬきうどんブームになって、食べにくくなるので控えめに売れて欲しいと願うのは私だけでしょうか?

映画「UDON」公式サイト


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