臥龍殿

三国志と自転車・キャンプが好きな”りてん”がお送りします

トム・ヤン・クン

2008-01-20 20:50:07 | 中国歴史小説・武侠小説等
 本日、妻と張くんを里帰り出産用意の為神戸に送り出しました。
 家も火が消えたようにひっそり状態です。

 寂しいので映画でも観るか~、と久々にパソコンテレビGayoをチェックしてみると、おお!観たかった「トム・ヤン・クン」1月26日までやってるじゃないですか!
 早速観てみました。

 トニー・ジャーの切れ味のあるアクションは流石というより他ありません。
 まあ、ストーリーの方はあまり云々言わずに観るのが良いですね。
 さらわれた象の親子を探して、タイからオーストラリアまで行っちゃうのですが(前作と似てるね)、今回のトニーは前作より優しくかつ直線的で凶暴です。
 特に打撃と一体になったサブミッション(関節技)が見事!
 トニーが手足を振るう所、人が吹っ飛び骨がひしゃげるって感じです。

 最後のアクションシーンでは笑っちゃうような武器(いつのまに着けたん?)が現れたりしますが、ただひたすらにトニーのアクションに夢中になってください。
 Gayoでタダで観れるのは1月26日までなのでお早めにね。
   ↓
 「トム・ヤン・クン」



 

臥龍殿

2007-02-19 22:54:42 | 中国歴史小説・武侠小説等
 南京町に行ったら、お茶屋さんとエストローヤル以外にも、寄らなければならない場所があります。
 それがこのブログの由来となった「臥龍殿」です。
 その題字は中国の歴史小説で有名な陳舜臣先生の書によります。

 いかにも中国ゆかりって感じの極彩色の建物のガラスケースの中に、龍が臥せているのが分かるでしょうか?
 龍が臥せてる建物だから臥龍殿なんですね。
「臥龍」とは三国志で有名な諸葛孔明の号です。
 劉玄徳に三顧の礼で招かれる前に、荊州に臥龍庵と呼ばれる庵で晴耕雨読の生活を送っていた孔明は、地元の人々から臥龍先生と呼ばれ親しまれていたようです。

 こう書くとこのブログは名前に大層な由来があるんだなと思われるかもしれませんが、この南京町の「臥龍殿」は実は公衆トイレなんですよね~。
 まあ、トイレから名前を取ったブログも一興でしょ?

天龍八部第一話、期間限定配布

2006-02-21 23:51:30 | 中国歴史小説・武侠小説等
 昨年よりケーブルTVの「チャンネルNECO」で金庸の武侠小説のドラマ化を放送しており、毎週楽しみにしているのですが、第一弾の「射英雄伝」第二弾「天龍八部」は日本での放送権が切れて再放送の予定も無いとの事。
 現在は第三弾「笑傲江湖」が放映されています。
 三作の中で最も最近作成された「天龍八部」の第一話がMAXAMのHPからダウンロード出来ます。

 天龍八部は喬峰(フー・ジュン)、段余(ジミー・リン)、虚竹(ガオ・フー)の三人の主人公が活躍する物語です。
 特に喬峰は金庸作品中でも屈指と言える武芸の達人で、豪快な人柄で人望もあり、しかも酒豪でもありますが、これでもか!と襲ってくる不幸な人生の為、非常に人気があります。
 個人的には段余と王語嫣(リウ・イーフェイ)の愛のエピソードが好きで、古井戸の中で二人の心が通い合う場面は、ほんと何度も繰り返し見てしまいました。

 ダウンロードの画像は少し荒いですが、華流(ホアリュウ)の世界、金庸の世界に少し触れて見てはいかがでしょうか?
 そして一人でも多くハマってくれると嬉しいです。

MAXAM・・・・天龍八部の第一話がダウンロード出来ます
 

書剣恩仇録

2005-07-19 21:45:22 | 中国歴史小説・武侠小説等
 アジア世界に12億の読者を持つという金庸の処女作がこの「書剣恩仇録」です。
 日本では武侠小説と言っても知らない人がほとんどでしょうが、香港とか台湾、韓国なんかでは映画やドラマはもちろん、アニメ、コミック、ゲームと凄い人気らしいです。
 韓国で嫁さんの先生のお宅でご馳走になったことがあるのですが、やはり先生も良く知ってらしたみたいで、大変人気のある作家だ!と仰ってました。(^^)

 さて、この「書剣恩仇録」は一言で言えば、中国は清の乾隆帝の御世、滅満興漢を掲げる秘密結社「紅花会」の活躍を描いた武侠小説です。
 紅花会には党首を始めとして14番差配までの親分衆が居て、それぞれ個性的な性格と武術の持ち主で、特に二番差配から六番差配までは無敵とも言える武芸を誇っています。
 しかし、金庸の後の小説の「射英雄伝」や「天龍八部」のような、カメハメ波と見間違うような相手に触れずとも敵が吹っ飛ぶような技はまだ出て来ないので、ブルース・リーやジェット・リーのような達人が大暴れするような物語を想像して貰えれば良いかな?
 ただ、派手なアクションだけでなく、謎解きあり、恋愛ありの面白い作品に仕上がってます。

 個人的にお気に入りは「西川双侠(せいせんそうきょう)」の異名を取る、五番、六番差配の常赫志、常伯志兄弟です。
 顔も怖くて口も悪く「亀野郎!」を連呼する二人ですが、抜群に強いし作品中でも特別な味を出してると思います。
 それと、この物語を読んでいる時には気が付かなかったのですが、後に「飛狐外伝」を読んで存在に気づき、再び「書剣・・・・」を読んでお気に入りになった、見かけは冴えない小太りの中年男、三番差配、千手如来の趙半山も良いです。
 あと、憎たらしい程の強さを誇る敵役、張召重は、映画「ドラゴン・イン」のドニー・イエンを彷彿させます。

 この手の書物でよく言われるのが、登場人物の多さにウンザリするという事ですね。
 しかし、三国志演技、水滸伝ほどではありませんので頑張って読むしかありません!(^^;
 あと、特に金庸作品は「技の名前が多くて良く分からない」「実体の無い技で文字だけが躍っているだけ」とかいう批評も時々見ますし、納得もします。(^^;
 しかし、頑張って読むしかありません!(^^;
 技の名前は適当に素早く流し読みして、流し読みのスピードをもって技のスピードを味わうとか、字面を楽しむ位の余裕が欲しいものです。(^^;

 頑張って、頑張って、たくさんの人が金庸作品を読んでハマってくれれば嬉しいです。(^^)

八華雲閣   金庸・風雲など武侠作品を応援するHP


射英雄伝

2005-03-08 20:41:32 | 中国歴史小説・武侠小説等
 二月に入ってから気が付いたのですが、私の家で引いてるBANBANテレビっていうケーブルTVに「チャンネルneco」という放送局があって、今、金庸原作の「射英雄伝」というドラマを放映しています。

 金庸は武侠小説を代表する作家で、アジア世界に12億の読者を持つと言われています。
 どうもアジアで流行ってないのは日本だけみたいで、映画、ドラマはもちろんゲームなんかにもなってて大変な人気のようです。

 私も徳間書店の金庸シリーズは全巻読破し、金庸の代表作でもある「笑傲江湖」のDVDも買って見ているという金庸オタク状態です。(^^;
 金庸の小説は文庫になっているものが3作しかなく、あとはハードカバーで読むしかないので、巷では金庸作品を全作揃えて金欠状態の人を「金庸貧乏」とい言うとか言わないとか・・・・。

 ドラマの方は割と原作に忠実で、ワイヤーアクションもバリバリでテンポも良くて楽しいです。
 三国志とか水滸伝にもなじみの無い人が見ると、登場人物の多さに戸惑うようですが、アクションあり、恋愛ありの面白い作品に仕上がっていると思います。
 画像の方は特設HPから引っ張っちゃいました。(^^;

 これを機会に日本でも金庸ワールドが広がるといいな~って思ってます。

 「射英雄伝」特設HP