光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市久津間海岸の海中電柱と富士山

2024年01月08日 | 日記

 1/1(祝)雲一つない青空で元旦にふさわしい天候だったので、ツレと久津間海岸を訪問しました。強い風が吹き空気も乾いていたせいか、富士山もよく見ることが出来ました。またここには陸上から海に向けて電柱が残っており、この海中電柱とのコラボも撮影することが出来ました。

 この海中電柱は少し前、久津間海岸の隣の江川海岸に在った物がSNS(ソシアル・ネットワーキング・サービス)に紹介され話題になったのですが、2019年9月に撤去されています。しかし木更津にはここ久津間海岸と牛込海岸にまだ残っています。

 最初に話題になったのは、ジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」で海上を走る電車の光景と海中電柱がよく似ていると言うことでした。その後江川海岸の海面をウユニ塩湖に見立てて撮影した美しい写真が注目を集め、ここをコースに入れたバスツアーまで出来たのです。

  

 この海中電柱が何故作られたかというと、沖にあるアサリ密漁の監視小屋(上の写真の左端の白く小さい監視所)に電気を送るために建てられた電柱です。しかし現在は使われておらず、老朽化も進んでいるので江川海岸の物は撤去されたのです。

 久津間海岸にはもう一つ不思議な物があります。海岸に立つ赤い鳥居です。以前は海の中にあったのですが、埋め立てられて現在の姿になったようです。

 

 漁師に聞くとここから約600m位内陸に水神社があり、そこの一の鳥居との由。この一の鳥居と水神社の鳥居を結ぶと富士山の方向です。昔の人は、水神社から霊峰富士に向かい安全と大漁を祈ったようです。



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