光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津界隈❶黄昏の町-巌根変電所通り

2021年07月01日 | 日記
 
 JR内房線巌根駅近くに、レトロな歓楽街の跡が手つかずのまま残っています。線路に並行した一方通行の道。古い地図を見るとこの道路の右側には海軍徴用工の寄宿舎が在ったようです。



         

  この通称変電所通りの近郊で育ったツレが、是非ここを撮影したいというので、朝早く歩いてみました。まず印象に残ったのは火事にあった家屋。飲食店だったようですが、焼け跡がそのままです。何年前の焼け跡か分かりませんが残った鉄骨が不気味。自転車や畳が放置され雑草まで生えていました。

          



 本当にここは不思議な通りです。昭和の頃よく見かけた長屋の様な貸家がまだ残っています。2~3軒の住まいが横につながっているのですが、その中の1軒はまだ住んでいるようです。

           



 無人の家屋の中が見えますが、壊れたビニールのトタンや壊れた引き戸がちょっと不気味。

           

       

  変電所通りの由来になった東電木更津変電所が見えてきました。この通りは暫く行くと千葉県道87号線から航空自衛隊木更津駐屯地方面に向かう道路に突き当たります。



 この変電所の隣にはメゾンタカサゴと言うアパートがあります。今時メゾン○○なんて名前のアパートがあるんですね。驚きました。アウトレットパーク近郊は店舗や家屋がすごい勢いで増えていますが、少し離れた場所ではこんな寂れた町が存在します。面白い町です木更津は。