9ヶ月。

気がついたら、あの日から9ヶ月。
元日の新聞を見て、弟が一言。
「まだこの段階！？遅くない？」
液状化した地区の地盤改良に対する、行政の対応の報道だったのだが、とっくに決着が付いていると思っていたらしい。
熊本でそんな簡単に決着がつくかいな。
決まりかけたら「ちょっと待ったぁ！」となる県民性、ホント、どうにかならんかね。

時折、新聞に現在休業中の公共施設一覧が載ってくるのだが、これも全然変わらない。
2月には一部再開との報道がある施設もあるが、あくまでも「一部」。
全面再開にはほど遠い状況。

そういえば、夏に上京したときには使えなかった熊本空港のトイレ。
今度は使えるようになっているといいんだけど。

年末に地震発生からの出来事が時系列順に並んでいたのだが、改めて見てみると、ライフラインの復旧とか早かったなと感じた。
当事者としては、もっと時間が掛かったように思っていたのだが、意外と早かった。
新幹線も、全車両脱線（回送列車のため乗客ゼロ）という事態にもかかわらず、2週間ほどで運行再開。
飛行機だって空港の機能停止に伴って数日運休したものの、それだけで後は運行再開。
通常運行に戻るのにはやや時間を要したけどね。

今月17日は、阪神淡路大震災から22年の節目の日。
「これは日本なのだろうか？」と目を疑ったあの日から22年。
あの頃は、熊本にも断層が走っているとはいえ、同じような被害を受けるとは夢にも思っていなかった。
今朝の新聞に、神戸の被災地からボランティアに駆けつけてくれた高校生の話が載っていた。
彼らは震災を直接は知らない。
それでも「恩返しに！」と駆けつけてくれたことには感謝の念しかない。

最後に、年末の「紅白歌合戦」での熊本城の勇姿は感動した。
武田アナウンサーの言葉、氷川きよしさんの歌、最高だったと思う。