多機能トイレで急変、男性死亡＝警報に不備、発見遅れ―東京メトロ
このニュースをYahoo!ニュースで読んだとき、コメントに「誤報が多いから敢えてブレーカーを切っていたんじゃ？」
という記載があった。
誤報が多い。
うん、それは分かる。
私も何度か呼び出しボタンを押しそうになったことがある。
直前に「これじゃない！」と気づいて正しいものを押すけど。
子どものいたずらとか、押し間違いとか、気をつけようがないのかな…。
病院に勤務していたときに、職員用男性トイレで呼び出しボタンが押されたことがある。
このときは、看護師さんに「男性トイレって行きにくいから、貴方が行ってきて」
と、とんでもないことを言われた。
え～！？それって貴方の仕事でしょ！？
とは年上の看護師さんには言えず。
看護師さんがバタバタしていてトイレまで手が回らない、というのなら仕方ないかもしれないが。
職員用トイレとは言っても、患者さんたちも使えるトイレだったので、本当に万が一、という可能性は捨てられない。
トイレ入り口で呼び出しボタンが押された個室が開いていることを確認。
その場にいた人たちに、「ボタンを押された方がいるようですが、大丈夫ですか？」
と確認を取った。
本人は水洗ボタンを押したつもりなので、キョトンとしている。
「え？押した？」
と戸惑っている様子の男性に、
「本当に、気分が悪いとかないですか？大丈夫ですか？」
と訊ねた。
「ないよ」
との答えを受けて
「それなら良かったです」
で終わり。
トイレの入り口に、私を確認に行かせた看護師さんの姿が見えてゲンナリ。
な～んで、一介の事務員にここまでやらせる？
そこで心配そうに見ているだけなら、貴方が出来たよね？
こういう人がブレーカーを切っておくのかね？と記事を読んだときに思った。
病院と駅では違うと思うかもしれないが、根本的なところは同じだと思う。
「間違いだったらイヤだ」
という気持ちが働くのだとしたら、緊急呼び出しボタンの意味がない。
「間違いで良かった」
と思えるだけの気持ちの余裕があれば良いんだろうけどね。
